バッテリー(自動車用バッテリーの基礎知識)
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バッテリー




 ほとんどの方はご存知だとは思いますが、現在の自動車には必ずバッテリー(蓄電池)が
 装備されています。主にエンジンを始動させる重要な役割がありますが、その他の電装品
 や機能装備などにとっても、大変重要な役割を持ってます。



  バッテリー



  

  バッテリーの場所



 自動車のほとんどはエンジンルーム内に装備されていますが、1BOX系の車は運転席も
 しくは助手席の後部床下や椅子の下
。軽ハコなどは荷室などのカーゴスペース。スポ
 ーツカーや外車の一部など、トランクルームに装備されている場合もあります。また外車
 の中には、かなり特殊な箇所に装備されている場合もあります(後部座席の下や助手席の
 足元など)。車の取扱説明書にもバッテリー装着場所が記載されていますので、バッテリー
 を一度も見た事のない人は、確認の意味でも一度はご覧になってみて下さい。




  

  バッテリーの基本



 バッテリー(蓄電池)は乾電池と同じように「+」極と「−」極があり、バッテリーの「+」端子
 から電気が流れ出し、各電装部品を通り、ボディーの金属部分を流れて「−」極へ流れて
 います。つまり
自動車の金属部分は「−」極となっていて、またこれを「ボディアース」と呼び
 ます(外車の一部にボディが「+」極になっいる車両もあります)。

 バッテリー端子は「+」極と「−」極では大きさが異なり、
「+」極の方が端子が大きくなって
 います


 バッテリーの「+」極は、「−」極より車両ボディの外側から遠くになるよう設定されています
 (常に車両の内側へ向けて「+」極が設置されるようになっている)。これは事故などの際
 に、ボディの金属部分と「+」端子が接触し、ショートや車両火災になるのを防ぐ為です。



  

  バッテリーの規格



 国産車用のバッテリーはJIS規格商品になります。バッテリーサイズや容量などの規格は、
 下記のような
6〜7桁の数字とアルファベットの記号で記載されています。


       バッテリー規格記号
            ↓   ↓   ↓
          2817


  28・・・総合性能・容量を表します。数値が大きいほどバッテリーの性能・容量・パワー
        が上がります。つまりこの
数値が大きいほど高性能ということです。

  ・・・・・・バッテリーサイズを表します。
     
・・・  幅127mm      高さ162mm
     
・・・  幅129(127)mm 高さ203mm
     
・・・  幅173mm      高さ204mm
       バッテリ解説絵
                      
@・・・長さ
                      
A・・・幅
                      
B・・・高さ

         ※高さはバッテリー端子を含まない寸法です。
         ※記号別で端子の大きさ・形状も変わります。

  17・・・バッテリーの長さ(概寸法)。17」だと約17cm。

   ・・・・・・端子極性位置。の端子の位置を表していて、バッテリーを横、端子を奥
        に見て、
端子が右にくると「R」左にくると「L」



  

  バッテリーの取扱い



 @ 極性・・・バッテリー端子には「+」「−」がありますが、交換などで端子を脱着する場
    合には、
必ず「−」から脱着し、「+」と「−」を間違えないように取扱ましょう。「+」と
    「−」の端子は誤接続防止のため大きさが違います。「+」と「−」を間違えて接続する
    とショート(火花が散る)するだけではなく、ヒューズ切れやコンピューターの故障、車
    両火災の危険性もありますので。十分注意して下さい。
    ※ 「−」端子脱着の際は、工具が「+」端子に接触しないよう十分注意して下さい。

 A 
バッテリージャンプ・・・バッテリー上がりなどで、他車のバッテリーから電源を供給し
    てもらう事を「バッテリージャンプ」と言い、救援を行う際には、@バッテリー上がり車
    の「+」端子 
 A救援車の「+」端子  B救援車の「−」端子  バッテ
    リー上がり車のエンジンブロック(エンジン周辺のの金属部分)の手順でバッテ
    リーケーブルの接続
をしましょう。取り外しの時は逆の手順で。

    救援する車のバッテリー電圧が12V24Vかをよく確認し、
バッテリー上がりの車と
    電圧が同じである事を確認
した上でケーブルの接続しましょう。もし電圧が異なる場
    合には絶対に接続しないこと。

 B 
使用済みバッテリー・・・バッテリーは家庭ゴミと一緒には出せません。必ず整備工場
    など、バッテリー取扱店へ持ち込み回収してもらいましょう。

 C 
バッテリー液・・・バッテリー液が不足すると本来の性能が低下します。バッテリー横か
    ら水面チェックし、「LOWER LEVEL」より少ない場合は補充液を足しましょう。

    意!
補充の際は絶対に「UPPER LEVEL」より上にならないようにして下さい。液の
    入れすぎはバッテリー液の噴き出しの原因となり、バッテリー周辺の腐食の原因とな
    ります。

    バッテリー補水面 バッテリー液による腐食

     
補充水面範囲          バッテリー液による腐食

    ※メンテナンスフリー「密封タイプ」のバッテリーは補充の必要はありません。無理にフ
     タを開けたりしないようにして下さい。

 D 
端子の点検・・・たまには端子の緩みもチェックしましょう。また、「−」端子に白や青白
    い粉が付着している事があります。粉が多くなれば接触不良・腐食の原因となります
    ので、端子をはずしてキレイに清掃しておきましょう。


     バッテリー端子の腐食  バッテリー端子の腐食2

      端子の腐食



  

  バッテリー上がり



 バッテリー上がりの原因には、ライトの消し忘れ・車両の長期放置などの過放電、バッテリ
 ーの寿命、発電機(オルタネーター・ダイナモ)の故障など色々な原因があります。過放電
 だと充電すれば問題ないケースがほとんどですが(車の3ヶ月以内放置による過放電も)、
 発電機・電装品の故障や漏電なども考えられますので、
バッテリー交換する前には点検を
 受ける
ことをオススメします。

  発電機(オルタネーター・ダイナモ)

   発電機(ダイナモ・オルタネーターとも言う)



  

  バッテリーの充電



 バッテリー充電器を持っていれば自宅で充電する事ができます。ご自分で充電をする前に
 は取扱説明書をよく読み、室外の風通しの良い場所で行いましょう。充電時に発生するガ
 スには引火性がありますので、
充電中は火気厳禁です。

 充電量を100%に近づける為に、緊急時以外は急速充電を避けましょう。
メンテナンスフ
 リー(密封タイプ)には急速充電は絶対にしないで下さい
(バッテリーの破裂の可能性があ
 ります。

 バッテリー充電時間の目安は、充電器の性能・バッテリー容量によって異なります。充電器
 の取説を参照にして下さい。




  

  バッテリーの容量アップ



 @ 寒冷地仕様・・・自動車には寒冷地仕様というものがあり、通常のバッテリーサイズよ
    り大きく設定されています。
外気温が極端に寒い場所ではバッテリーの性能・能力
    が低下する
為です(寒ければ寒いほど低下します)。バッテリー能力が低下すると始
    動不良や電力供給不足となりますので、良くスキー場へ行かれる方や、寒い地域に
    住まれている方で、寒冷地仕様ではない車へ乗られている方など、バッテリーの容量
    アップをオススメします。

 A 
電装品・・・カーオーディオのグレードアップや、ナビ・TVなど、電装系アフターパーツを
    多く付けられている方もバッテリーの容量アップをオススメします。電装品が増えると
    必ず消費電力も増えます。
バッテリー容量には消費電力に見合った容量がありま
    す
。容量があまりにも不足していると、他の電装品に支障や影響が出たりしますよ
    (エアコンの効きが悪い、エンジンの始動性が悪い、ヘッドライトが暗いなど・・・)。


    ※ バッテリー容量の詳しくは → カー用品、職人実験室 > バッテリー大容量化



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