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DIYインダッシュ・カーナビ取り付け方法講座 その1

 
2020/04/19
 

最近のカーナビは機能や容量もかなり充実していて、さらに けっこう安い。

新車時のカーナビ装備が増えたり、機能・性能はDVDナビ並、それ以上なのにめちゃめちゃ安いメモリーポータブルナビの登場もあったりで、、、

カーナビの低価格競争は激戦の一方です。(さらに近年ではスマホやタブレットPCのナビアプリという競合も。。。)

消費者ユーザーにとってはかなり嬉しい事ですよね~ ^^

ところで! こういった時代背景もあり、近年インターネット通販やネットオークションなどを利用してカーナビを買っちゃおうかな~ と、そうお考えの方も多いのではないでしょうか?

なのでこういったカーナビの話が出たついでに、以前からも質問の多いカーナビの取り付け方法(DIY)を、改めて私なりにまとめ解説しておこうかとも思いますので、必要あれば追って各所ご参考頂ければと。(クルマ屋さんだと、常にちょこちょこと こういったカー用品の取付についても質問される事多いですから。。。)

1.今回の取付けテーマ(今回取り付け解説するナビ等)

今回取り付けるカーナビ (今回の取付けテーマにするカーナビ)は、カーオディオスペースに埋め込む 「インダッシュタイプ」。(SSDやHDD等のいわゆるオーディオパネル埋め込みタイプ)

ダッシュボードの上に据え置きするタイプ(⇒ オンダッシュタイプ)とは異なり、余計な配線の露出はなくすっきりで、またクルマとの融合性も高いこのタイプをチョイスしてみました。

インダッシュタイプのカーナビ

ちなみにこのナビは、ここ近年では主流かと思われるTVチューナーやナビ本体等がセパレート(分離)になっていない ”オールインワン・タイプ” なので、カーオーディオの取り付け知識プラスアルファくらいのノウハウあれば取付け自体それほど難しくはないかと。

※ なお今回は ”比較的初級向けのDIY取付け講座” という事で、話がややこしくなるバックカメラとかステアリングリモートとかの機能は一切取り付けず・・・ という事で。あくまでナビの基本形を中心としておきますね ^^

一応参考までにではありますが、今回このナビを取り付ける車種は ”ダイハツ” の軽自動車アトレーワゴンという事で(平成19年式)。 また既存には ”ダイハツ純正カーオーディオ” が取り付けられており、そのカーオーディオとの相換という設定で。

なお、以降当サイト・ブログにおけるカーナビの取付け解説は基本この設定を想定・前提とし解説しておりますので、応用性など、場合によっては全てのパターン下におけるカーナビ相換にまで対応可能とは限りませんので、一応これら予めご了承の上にてのご閲覧を願います m(_ _)m

また全ての解説の前提基準として、全て新品時から無加工のものだけを原則として取り上げておりますので、中古品のご利用、その他第三者が何処かしら加工を施した製品などのお取付け等にも一切の対応のお約束出来ません事、何卒予め。。

2.カーナビ取付けに必要な工具や道具、備品など

それではイザ早速 っと言いたいところなんですが、

ところでその前に、カーナビの取付け作業に必要な小道具(工具とか)とかはお持ちでしょうか?

なおこれら小道具とかは作業を始めてから ”あっ” とかなれば、後々からそろえるにはけっこう面倒な事も多いので、先ずはそれら必要となる小道具のチェックとか段取りとかを整えておきましょう。

カーナビ取付けに必要な最低限の工具類一例

カーナビ取付けに必要な最低限の工具類一例

上記の画像にある物は、実際今回このカーナビを取り付けした上で最低限必要とした工具類一式の一部一例です。

左から「マスキングテープ」、「内張りはがし。内装剥がしとも (緑)」、「ドライバー」で、ちょっと専門的な工具が ”内張り剥がし” くらいかな・・・

ただまあいずれにしても どの小道具も十分身近なホームセンターなどで手に入りますからご安心を。

ちなみに~ 私の個人的には、マスキングテープは ”3M社製(スリーエム)”、ドライバーは力の入りやすそうな 出来れば先っぽが磁気を帯びているタイプがオススメかな(特にドライバーは強推奨)。

先ず3M社製のマスキングテープだと、クルマ屋さんでもよく活用される一流メーカーであって 剥がした跡にノリなど残り難いので。。。(あ、でも 画像に写ってるのは3M社製ではないです。この時たまたま知人の持っているものを借用しちゃいましたので。。)

またドライバーはその必要性と個別推奨例は後々の記事にても触れておりますが、、そもそも最低一本は、画像のような「力の入る」ドライバーは必須かと。

※ 磁気帯び推奨に関しましては、オーディオ周辺のネジはけっこう奥まった箇所にあったりで、また落とすとその落とした場所によってはかなり面倒な事になる車種もございますので。。(磁気帯びタイプだとネジがドライバーの先に軽くくっ付いていてくれますので、こういった作業下ではかなり重宝しますよ ^^)

注意事項
なおこのドライバーに関しては、こういったオーディオとかカーナビ系の作業下では100円均一製はもちろんのこと、、 例え車載工具(純正車載品)にあるようなタイプだとしても それらは出来れば極力は使われないように願います。

いわゆる純正車載工具

右端が車載工具のドライバー

オーディオ類などのネジは意外と固く締まっている事も多く、またもしネジの頭などをナメてしまった場合では、その精密製品ゆえに一般の方ではなかなかリカバリすら大変難しいといった点も御座いますので、、、

ここでご使用されるドライバーは必ず! クオリティの高くしっかりがっしりとしたモノを。。。(ただネジにしっかりと合うドライバーである事は大前提で)

それと加え、「エレクトリタップ(圧着コネクター。 また正式にはエレクトロタップ)」や「ビニールテープ」、「10mmのスパナ」、それと「プライヤー(ペンチなどでも可)」なんかも必要となろうかと。。。

エレクトリタップ (一例)

エレクトリタップ(一例)

左からスパナ×2、プライヤー

これらもホームセンターにて手に入りますが、このスパナに関しましては、それは車載工具でも十分なのと~

またビニールテープとエレクトリタップに関しましては、それらは絶対に必要とは限りませんが、まあ出来ればあっても損はないかな。(ビニールテープは出来れば・・という程度で、必須ではないです。またエレクトリタップに関しては、カーナビ本体を購入すると ”付属” されている事も多く、基本それら付属品を活用してのお取付となろうかと思われますが、、、 ただそれら付属はあくまで最低限数であるため、ここは ”予備” とか ”想定外” での使用を想定しておき、出来れば事前からのご準備はオススメしておきたいかと)

ところでエレクトリタップについてなんですが、実際買おうかと思った時、色とか形とか何種類か存在する事に気が付くと思われますが、まあこの辺りのチョイスは ”カー用品店の店頭” などで直接アドバイスを受けられた方がイイでしょう。(あ、一応エレクトリタップは私の個人的な口癖でして・・・ 正式には ”エレクトロタップ” らしいので、これら予めご留意願います)

一応これらは、実際配線の芯線との適合性なんかがあったりもし、もしこれらが合ってないと ”断線” とか ”接触不良” の原因ともなってしまいますので。。。

※ 業界では、一般的に赤色のタップをメインに使いますが、(業務用)(青は細配線用でめったに使わない) ただこの色はタップのメーカー等によって異なってきますので、いずれにしてもカー用品店では色だけでチョイスされませんように願います。

と、以上おおよそこんな感じかと。

※ なお、これからお取付けを行う車種やカーナビ等によっては、ここで挙げた工具以外にも必要なモノが出てくることも御座います。その辺りは予め当取付け記事を最後まで目を通されたり、(要所記事中で個別に触れているものも) また都度・・ 必要に応じ別途個々段取りなど頂ければ幸いです。

3.カーナビ取付前に準備しておきたい、取り付けキットや配線キット等

え~ それと、話はまだ続きますが、

実は・・事前に準備しておくべきモノはまだまだあるんです。 なのでここではその話も。

純正カーオーディオと入れ替える ”インダッシュタイプ” のカーナビの取り付けには、先ず車種専用の配線キットやパネル、その他場合によっては取付金具キットなどが必要になるでしょう。(オーディオレスも基本は同じです

カーオーディオ取付キット

今回用意した取り付けキットは 「KANACK (カナック)」製のオーディオ取付キット。自動車業界ではけっこう使われてる定番品かと。(基本的にはカーオーディオの取付キットでOKです。ナビもオーディオもキットは基本共通なので

取り付けキットの内容物

箱の中身は ↑ こんな感じで、純正のオーディオ配線に接続するカプラーハーネス(純正特有の配線コネクターを、アフターパーツ製品にも取付け出来るように コネクター配線類などを変換するやつ)などが入っています。

またダイハツやトヨタの車は、他のオーディオよりも横が長いタイプを採用している事も多いので、今回ダイハツ車への取付けという事もあり、そういった隙間を埋めるパネルキット (黒い物体)なんかも同梱されています。

ちなみに~ このようなオーディオ取付キットは、車種やグレード、純正オーディオの有無や純正オーディオのタイプ別等によって細かくチョイスする必要がありますので、またキットの内容物もそれぞれ異なりますので、(もちろんその今から取付けられようとするカーナビの種類などによっても )

※ オーディオレス仕様車でも金具が不要なケース、オーディオ付きでもその既存の金具は使えず別途用意する必要があるケース、パネルの有無、カプラーの種類・・ 等々様々です。

※ ここ最近は、車種別専用のカーナビなんかも見られ、ただそういった場合には予めこういった取付キットが同梱付属されている場合もありますので要注意。

※ キットがひとつでは収まらないケースも。(複数のキットや別売りパネルなどが必要となることも)

実際のご購入の際には、ご自身の独自判断や推測などでは決してご購入されず、予め店員などにフィッティングを聞くなどしてのお間違えのないご購入を。(このようなキットは、カー用品の量販店や自動車屋さんでも入手可能です)

なお、中古車を購入している場合などで今愛車に付いているカーオーディオが社外品っぽいモノの場合には(純正品以外のオーディオ)、そのオーディオによっては、その付いているオーディオへ既にこれらキット等が使われている可能性も高いですので、もしそういったオーディオとの相換になろう場合では予めオーディオを取り外しての裏配線確認が必要となる場合も御座いますので、これら一応予め。

※ ちなみに既に取付けキットが付いている場合には、おおよそそのキットを流用してナビの取付けに使えると思われますが、(基本的にはオーディオもナビもキットは共通) ただ隙間埋め用のパネル等までは使い回し出来ないことも御座いますので、それら辺り予めご留意願います。(必要に応じ個別に段取り等ご検討ください)(個別に別途追加で調達が必要なパーツがあることも)(極稀に全て使い回しが出来ないケースも)

ちょっと前置的な事項が長々になってしまいましたが、一応これでおおよそ必要なモノが揃ったはず。

とまあこんな感じで、(その1)前準備編でした。

///// 関連動画 /////
カーナビ取り付け講座①。取り付けに必要なもの~初期のパネルやオーディオ取り外しまで。

※ なお、ちょっとした工具やあったら便利だな~といった小道具など、当該解説で折々出てくることも御座いますので、こういった工具の段取りは、当取付け記事に一通り目を通され、それから段取りされるのがいいかもしれませんよ。

以上参考までに。

 

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