車屋さんの自動車情報Blog

    

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腕の良い腕利きのレベルの高い自動車整備士がいるかどうか・・・判断出来る方法。 判断する方法。

 
2018/09/26
 

ディーラーから町工場まで、全国各地には自動車の整備工場が沢山ありますよね~ またこれだけ沢山の整備工場があれば、当然、それ以上に自動車整備士が存在しています。

ところで・・・ 整備士も人間。 考え方や手際、理論や経験だって違って当然。 と、そんな多彩な整備士がいる自動車業界で、それでも 「エリート」・「カリスマ」と呼ばれている整備士たちは、一体何が違うのでしょうか・・・

ズバリ! 不思議と腕の立つ整備士たちは、皆、とある決まった考えを持っています。 それは・・・

先ず一つ目。

何が原因で、そこが壊れたのか

という考えです。

一般的な整備士たちは、故障箇所を診断し、故障している部分を直します。 しかし、腕利きのいわゆる腕の立つ整備士たちは、もちろん故障箇所を診断し、故障している部分を直すまでは同じなのですが、、、 そこからさらにもう一歩! 何故その部分が壊れたのか・・・ と、その部分が壊れた原因をも考え追求し、必要であれば手直しします。

例えば・・・ ヘッドライトの球が切れ、交換してもらうとしましょう。

で、ここで一般的な整備士の方だと、まず 「球切れですね~」と診断し、ほぼ間違いなく何の疑いもなく球の寿命と確定させ、切れた電球の球のみを手早に交換し、作業終了でしょう。

しかし! かわって腕の立つレベルの高い整備士の場合には、「球が切れていますね~ ところで最近、何かいつもと変わった事はなかったですか?」と、何かしらヒアリングを加えて来ます。 何故なら! ヘッドライトの球が切れているという事実があり、それは何も球の寿命が原因とは限らず、その他何かしらの異常によって球が切れたのかもしれませんから・・・

ちなみに実は、事実後者のように~ ヘッドライトの球切れと言っても、その根拠は何も単なる球の消耗・寿命とは限りません。 発電機等の異常により、一時的に発生する異常電流によって球が切れたのかもしれませんし、はたまたヘッドライトスイッチの配線が混線してしまっていて、予期せぬ電源が供給されているのかもしれませんし。。。

またもちろんこれらの要素によって球が切れていた場合だと、これらの原因(球切れの原因)の追求もなく、原因箇所の手直しもしないまま電球だけを交換してしまうと・・・ 当然、また球切れをおこしちゃいますよね~ ^^

電球 1個 数百円程度。 されど数百円。

この場合は確かに電球数個が基準とはなりますが、もしそれが ”不測のエンジンストップ” とかにまで難易度が上がったならば、それら僅かながらの技量の差は、そこでは計り知れないほどの結果の差が出ようかと。。。(なお加えもし、上記のような球の寿命とは異なる根本的原因があり~ 球切れの再発が起きた場合には・・・ そこではじめて他の箇所を疑い始めるレベルならまだまだ高い水準あろうかと思われますが、ただそれでもまだ「あ、また球切れですね~」といった具合であれば、、、)

たったひとつ一歩一手の考えが違うだけで、ここまで整備士の技術レベルが格段に違ってくるんですね~ ^^

そしてもうひとつ。

一瞬でも事実があれば、説明はそれで十分!

これ、ちょっと分かり難いかもしれませんが~

この業界長いと、周りから 「故障の症状が出なかったから直せないみたい」とか、「故障の症状が出ないから原因が分からない直せない」といった修繕トラブル例? をよく耳目します。

例えば~ 走行中、いきなり不足のエンジン不調に一瞬だけ襲われ、怖くなって修理工場に修理依頼をするが・・・ 修理工場での診断機ではそれらエラー信号は拾われず、また症状も全く出ずで修理まで至らなかった。 しかしその数日後また症状が再発するも~ 修理工場の対応は全く前回と同様で、故障箇所すら特定できずで直らずで・・・ 間違いなく何処かしら故障しているのだが、その原因などが全くつかめず直らず~ といった修繕トラブル。

ちなみにこういった故障修理、実は・・・ もしその整備士の方がとてもレベルの高い方であったなら、そういった症状などの確認などはせずとも~ (修理時に症状が全くでなくとも~) 多少の時間はかかろうかと思われますが、きっちりとばっちり直し切る事でしょう。

何故なら、

必ず何処かしらに不具合があるから、実際に ”事” が起こっているという間違いのない事実がありますから。

つまり探せば追求して行けば何処か ”普通ではない異常な箇所” があるはずで、もしなければ そもそもそんな故障の症状は出て来ることはありませんから。 例え一瞬の接触不良から来る症状だとしても、そこには接触不良を引き起こす根本的な事実が隠れ存在しており、と、そうやって考えれば~ 症状など確認しなくとも、的確にそこを探し出しそこを修理する事は可能かと。

よって故障症状の診断は、それが事実ならば その説明だけで十分と。(なお加えもし、上記のようなトラブル修理例で~ 実際症状が出てから即時修理対応出来るレベルならまだ高いですが、しかしいざ症状が出ても何の対応も出来ず直せず・・・ なんて事例も多くあるようで、そうなれば。。。 !?)

ここでも たったひとつ一歩一手の考えが違うだけで、ここまで整備士の技術レベルが格段に違ってくるんですね~ ^^


エリート整備士の実態

ところでこれまで、そのエリートとかカリスマ的像? を色々と触れてきてみましたが、じゃあ実際そんなレベルとされる整備士ってどれほどのもの? といったご意見などが出て来ようかと思われますので、そうですね・・・ 一応私の知る身近な範囲でも「カリスマ整備士」と呼ばれる整備士が数名ほど存在しておりますので、その方たちの ”どれほど” についても加え触れておきますと~

その整備士は中古車販売店に勤務しているのですが、実際近隣の整備工場だけでなく、広範囲のディーラー (自動車メーカーのディーラー整備工場)からも一目置かれる存在で、

もちろんそのレベルもディーラーなどの最新鋭のコンピューターとか熟練技術者や工場長クラスですら全く歯が足らず、修理に困っているディーラー等の整備士たちが、、、 その方を「指名」で、修理依頼にわざわざ来られているくらいで・・・(この業界、営業ならまだしも、整備技術者の指名なんて よほどの事が無い限り考えられない事でもありますし、またそもそも、自動車メーカーのディーラー整備士が、他の一般中古車販売店の整備工場を頼る・・・ なんてのも、よほど中のかなりのよほどの事が無い限り、普通では全く考えられない事ですし)

実際他の工場が (しかも地域でも大手とされる整備工場)、担当整備士を入れ替わり立ち代わりするなどして おおよそ1年がかりで修理診断を行っても直らなかった故障が、その人にかかれば、全くの症状確認すらもなく故障状況の説明のみで 2~3日で完治です。(しかもその事実を目のあたりにしたのは一度のみではなく、もちろん何度となく・・・)

と、こんな具合かと。(まさに異次元レベルとも)

またそのカリスマ整備士と話する事も多かったため、実際に色々と話を聞いてみたりもしてたのですが、やはり本当に異次元です。

とにかく修理依頼を受けて直すまでは、「何故?」「何故?」「何故?」の繰り返しで、細かい事、症状の追求に妥協は全くなく~ あらゆる角度から追求し続け、それも可能性ある限り何処までも・・・ みたいな。 で、沢山の追求箇所があったとしても、結局は原因はひとつなので、追求の先には必ず! 最終的には原因が判別できる・・・ ようです ^^; (つまりこれを簡単に要約すると、ネジが折れた ⇒ 何故? ⇒ 力を入れ過ぎた ⇒ 何故? ⇒ 借り物のドライバーだったので、加減が分からなかった ⇒ 何故? ⇒ 自分のドライバーをなくしていたため ⇒ 何故? ・・・ みたいな感じで、この追求の先自体も異次元レベルとも)

ちなみにその最終的に絞れた診断はほとんど的中。

また私の知る限りでは、その人が手掛けた修理依頼車両・故障車で~ 直らなかった車は一台もありません。

あ、話が随分と長くなってしまったので、また何だか話もごちゃごちゃとこみいって来ましたので~ 今回はこの辺で ^^ (一部、自分でも何書いてるんだかよく分からない所も・・・)

なお、これら記事の内容などにつきましては、それら各整備士さんの優劣などの基準を測ったり、それらを目的などとするものではありません。 またそれら技術力に優劣などを付けるわけでもありません。 あくまで異次元レベルとされるカリスマ的存在とはどんなもので、またそういった技術者の存在を知ろうための一部水準などについてのみに触れたものであって、これら予めご了承の上にての上記ご閲覧を願います。

以上、各色々とご参考までに。

 

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