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ドライブシャフトの異音は、実は・・・シャフト交換しなくても直る場合も

 
2018/09/26
 

今までのカーライフの中で、フロントのシャフトブーツが破れたかなんだかでコーナーリング中にドライブシャフトから 「カリッカリッ・・・ パキッパキッ・・・」と異音がし始め、ドライブシャフト交換になってしまった経験のある方は意外と多いのではないでしょうか?

しかし・・・ このドライブシャフトの交換になってしまうと、本当に部品代と工賃がバカになりませんよね~ (おおよそ片側一本だけで15,000円~30,000円 といった感じでしょうか)

そこで、そもそもそういったドライブシャフトの異音は、交換修理以外に 異音の原因を改善するなどしての直す方法はないのでしょうか?

初期段階であれば。。

実は、、、

その異音が ”ごく初期段階” であれば、交換しなくても直せる場合もあります。

こういったドライブシャフトからの異音は、多くの場合、先ずは当該シャフトの連結部にある保護ゴムブーツ (いわゆるシャフトブーツ)が裂け破れ、そこから遠心力などでグリスが外部に飛びきって行ってしまい~ 連結部分が露出してしまい、(通常ここの連結部分は ”シャフトブーツ” によって保護されており、外部からの異物や水分などの侵入は一切遮断されており、またそのシャフトブーツの内部に充填されているグリスで、これら連結部分の潤滑は一定に保たれ 内部のベアリングなども常にベストコンディションに保護されております)

そしてそれらが起点となり、シャフトの連結部に噛み込んでしまった異物とか、またグリス不足などによる潤滑不良、その他 水分の付着などから発生するサビ等による可動部分過抵抗などによって引き起こされる場合が多く、(おおよそは ”ベアリング部分のクリアランスやガタ、抵抗” などが、音の直接的要因となっているでしょう)

・・・という事は、シャフトの結合部に噛み込んでしまった異物をキレイに取り除いたりして (洗浄)、かつ異音止めの特殊なグリスを塗布し再度キレイにグリスアップしてやると、、、 ものの見事にウソのように異音が止まる事もあるんです。(異音止めグリス = ベアリングの異音の原因となる部分を穴埋め(応急補修)出来る添加剤入りのグリス)

つまりこれだとドライブシャフトを交換しなくても済むので、若干の特殊グリスのグリスアップ費用と洗浄費用だけで直る。 ということにも。

またここで言う特殊なグリスに関しても、そもそもきちんとした自動車部品商経由で販売されている れっきとした補修用品なので (メーカーの純正品としてのグリスも存在しております)、音を無理やり消去するような誤魔化し用品でもありませんから~ これら手段は場合によってはかなり有効的な手段となる事も。

但し!

この作業は思っているより大変で手間なケースも多く、またこれら作業の甲斐なく結局は異音は止まらなかった・・・ といったケースも少なくはなく (グリスアップ&洗浄で必ず直る!といった必ずの保証は一切ありません。 また場合によっては一時的な効果のみであって、時間経過と共にまた異音が再発してしまうケース等も)、よって多くの整備工場や整備士では 比較的作業の楽で、かつ結果が確実な ”シャフト毎の交換修理” が一般的で、またこういった補修作業はあまり推奨されていないとも言えますが。。。(なおまた、その車種や異音の出ている連結部分などによっては、その洗浄作業などがかなり大変で・・・ 思っているより安上がりにならない場合もアリ)

というわけでまあ~ 私的には 「このような修理方法もありますよ~」という、これらは参考程度の余談までに ^^

以上各ご参考までに。

 

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