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TOP PAGE > ブログ > 自動車購入ガイド > 投稿・更新日 2017年02月15日

正規ディーラー認定中古車の定義

 20年くらい前までは〜 正規ディーラー(ここではトヨタやBMW等といったメーカーのディーラー販売店の事を指します) で中古車なんてほとんど扱いがなかったのですが、(最近のような買取り店なんて皆無。 下取りですら中古車販売店へ業販流ししたりオートオークションへ流すのが当然の時代でしたから) ここ近年はどのディーラーに出かけても店頭には必ずって言っていいほどに中古車が並んでおり、

 ちなみにその走り始めころからかな。(ディーラーでも中古車を本格的に取扱い始めた当時)

 ディーラーは、従来からの中古車専業店にはない ”認定中古車” というひとつの用語を編み出し、

 また今でも、その勢いは衰えることなくなおさらに大々的に、かつ今では それが当然の選択岐のようにもなって浸透しきっておりますが---

 と、そんな ”認定中古車”。 ところでよくよく考えてみると、そもそも定義とは?

ぶっちゃけ、定義はあってないようなものが大半

 私この自動車業界を渡り歩いて20年超。 今まで輸入車正規ディーラーと国内メーカーディーラーを3社ほど経験しておりますが、

 ぶっちゃけ、認定中古車に対する詳細な定義なんてほぼありません。

 お店が好みで展示在庫していれば、= すなわち置いた時点である意味 ”認定” ⇒ 認定中古車 みたいな。

 こんなノリが現実とも。

 下取りや買取りで入庫されてきた車 ⇒ 売れそうなら在庫、儲かりそうなら在庫、そうでなければオークション流し。 また気分的に在庫に置きたくない、ボロそうならオークション流し。

 展示場に売れ筋の在庫を置きたい ⇒ 基本オークション仕入れ ⇒ しかしオークションなんて事前に点検整備なんて出来ません ⇒ 取りあえずなんとなく良さげなレベルのものを落札 ⇒ 取りあえず置いてみる。(在庫)

 ちなみにここでもひとつぶっちゃけ言っておくと、近年のオークション事情はネット完結型がかなりの割合を占めており、(ネット上で下見、応札、そして落札するお店がかなり多いです) つまりディーラースタッフが現場へ直接出向いて選定した車だけを仕入れている〜 というわけではなく、クルマ屋さんならだれでも出来る程度の ”出品票” という紙切れとパソコン上の画像のみで判断し、現車も見ずに ”何となく良さそう” という車を仕入れている〜 といった感じもかなり多いという現実も。

 先ずその選定には ディーラーであるオリジナル要素はほぼ皆無と考えられていても問題はないでしょう。

 在庫することが ある意味 ”認定” ですから。

あるとしたら修復歴とかの重要事項の安全性くらいかな

 とは言っても、これだけはまず間違いのない確実な要素が御座います。

 それは走行距離と修復歴。 またそれらに類する重要事項の欠陥商品であるか否かの確実な保証。(冠水、水没、災害、粗悪車、そのほか欠陥車など)

 やはりここはディーラーの看板があるだけに、下手なことは出来ません。

 なのでここら辺りの信頼性はかなり高いポイントになるのではないでしょうか。

 あ、でもでも、、 一般的な中古車販売店でもそういった信頼を築くための組合なんてのもありますし、走行距離メーターの管理システム、それから査定士資格制度による技能向上、また中古車雑誌へ掲載する場合でも、グーやカーセンサー等といった仲介媒体が厳しく監視・監督しておりますから、、(不正が目に余る販売店は掲載できなくなる) 何も大手でなくとも 昨今ではおおよそどのお店でも一定の信頼性はあるでしょうけど。。

でもチェック項目がなんたらって、、

 あ- ありますね。 そんなん。

 でもそんなチェックってそもそも買取りや下取り査定の段階で、どんなお店やスタッフにも把握できる程度のものですし、

 普通の中古車屋さんでも、やはり売るからには少しでもいいモノを〜 と、考えており、選別チェックしますので、

 何もディーラーだから特別なものでもないでしょう。

 ちなみにここでもひとつぶっちゃけ言っておきますが、まず店頭へ在庫として並んでいる時点では 何のメカ点検整備も行っていないのが通常です。(ただエアコンや電装品などの装備品チェックはやっているでしょう。試乗時などに壊れているとイメージダウンですからね)

 きっちりと点検整備されて万全な車のみが店頭へ並んでいる〜 と、そう勘違いされている方も多いようですが、現実はそんな在庫はほぼ皆無だと思われていていいでしょう。(つまり売れてからはじめて点検整備を行うのが通常) また通常の中古車屋さんはそうかもしれませんが、ディーラーは違う! ディーラーはやっている!! と、そう固定的に思い込まれている方も多いでしょうが、ディーラーだからといって例外もまずないでしょう。

 何故なら!?

 だってその在庫車が売れずに残り、結局オークションなどへ流して処分することになってしまったなら? 点検整備してしまっている分だけ自社損で 落札店がラッキー儲けになるだけですから、そんな腹立たしい事になりたくないですからね ^^; 慈善事業ではないのですから。 (ちなみにオートオークションでは、警告灯が点いているとか特段のものでない限り〜 点検整備されている事は一切の評価対象にはなりません。 つまりバッチリ整備されていようがいまいが評価や価値は変わりませんから、出品前に良心で点検整備なんてありえませんし、もしやっていたとしても自ら腹を切っているようなものとも。。)

結局は定義ではなく、あくまでイメージ戦略的なもの

 まあこれまでのポイントをまとめてみますと、

 認定中古車 = イメージ戦略

 この商売アイテムと考えておいた方がいいかな。

 中身は他の中古車屋とそう大差ないが、認定中古車というだけで良さそうに思ってもらえる〜 みたいな。 それを狙ってのものだと。

 またディーラー認定という付加価値は非常に高額であるとも考えられますので、

 その分 高く売れて儲けも多く出せる というメリット恩恵を受けるために創造されているとも。(なのでどのディーラーでも決まり文句のように使ってますよね ^^;)

あ! そうそう、これはある?

 あ、そう言えば、、 最後締めてしまう前に、こういったポイントもあったかな。

 ディーラー認定中古車ならではの、オリジナル点検整備項目とかいうやつ。

 通常の定期点検などに加え、オリジナルの点検項目と 無条件で特定部品を新品交換して納車してくれるというアレ。

 しかしあ- これも、、 結局はそれだけの十分な利益を吸い上げさせてくれているからそういった太っ腹なサービスが出来るわけであって、、(別途けっこう大きな点検整備費用系の諸費用が加算される事も)

 あ- でもよくよく考えればどうなのかな。

まとめ

 まあ何だかややこしい記事になってしまいましたが、

 結局のところ、その認定中古車には やはりほぼ定義はないと、、 定義というより戦略的なものなんですね。。 上手く成功しているイメージ戦略のひとつと言えるのでは。

 /// 注意 ///
 なお、ここに挙げました定義や見解などは あくまで私個人側からしたものでして〜 また同じディーラーと言っても、私が経験した3社程度の中からの、及び導き出た結論でしかなく、(一応他社もある程度の範囲までは把握している部分もありますが) 他の販売店でも必ずしも同じであるという確証はなく、、 そこら辺りは十分お含みおきの上で以上ご参照願います。
 /// 追記 ///
 特に輸入車の場合には、その輸入車独自の有料メンテナンスサービスを付与できるかできないかが認定とするか否かの基準としている場合があり、(BMWで言うところのサービスフリーウェイとか) また正規品以外は原則取扱いしないことから〜 そういった場合には他の中古車に比べ一歩安心度が抜きん出ているとは言えますので、一応こういった例も。
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