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進化する充電制御

 
2018/10/01
 

ここ最近の燃費向上システムと言えば~ アイドリングストップ、エコタイヤ、エコバッテリー ・・・といったラインナップが知名度も高く、話題に上る事も多いのですが、

しかしその他一部のシステムに関しては、特に話題に上る事もなく~ でも「縁の下の力持ち」的存在で燃費向上に貢献しているシステムもあるんですね~ ^^

で、そのひとつが・・・ 一種の「回生?システム」を利用した充電制御システム。

従来型

随分と昔からある充電制御システムは、バッテリーの充電量を常時監視し、

バッテリーの充電量がいっぱいであるなら ⇒ 車両の充電装置(オルタネータ―)の作動を抑制し、エンジンの負担を抑制し燃料消費を抑える・・

オルタネータ―は、エンジンの回転パワーを利用した充電装置なので、、、 充電を制御し抑える事で = エンジンに掛かる負荷を抑えられ ⇒ 結果的に燃費も抑えられる。

決定的な構造などは違えど、そこそこ古いタイプの自転車にある ”前輪のモーター発電式ヘッドライト” を思い起こして頂ければ、それら概要などはなんとなくご想像頂けるかと。。 (エンジン= 人力、 燃費 = 体力・・・ と、こういった感じで置き換えられ考えて頂ければ)

というものでしたが、

ここ近年における充電制御装置はそれよりももっと進化しており、、

進化型

加え、アクセルON時でエンジンのパワーが必要な時には ⇒ エンジンに余計な負荷を掛けないようにと~ 充電装置(オルタネータ―)の動きを出来るだけ抑制し燃料消費を抑え、

かわってアクセルOFF時等では、惰性でエンジンが回転しており、エンジンの回転パワーが余剰している時に ⇒ ここぞとばかりにそのパワーを用いて目一杯発電し、バッテリーへ充電したり他の電装品へ積極的に送電したり・・・ と、思う存分にエネルギーを使い(余剰エネルギーを積極的に回収する(回生?させる)) 余分に燃料を消費しないように制御する。

いわゆる車体の運動エネルギーを電気エネルギーへと変える。

またこのような惰性運転の時には、回転数などに応じて燃料カット制御がかかったり、その他アイドリングストップ制御などもかかるため、、 実質燃料を消費せずに充電している事にも。

と、こんな感じかな ^^

つまり、車を運転する上で発生する全てのエネルギーを出来るだけ無駄なく使えば~ エネルギーの供給に要する燃料の消費も抑えられる ⇒ これを具体的な形へと近づけた制御装置(システム)と言えるでしょう。

もちろん、つい先日発表されたミライースにも、こういった制御装置のシステムは搭載されている様子。(2011年10月現在)

後記

ちなみに~ こういったシステムの進化にともない、私が5年以上も前から大きなエコ運転のひとつとしていた 「エネルギーと燃費の関係」 に通じる箇所もあり? 改めてエネルギーの使い方を考えた燃費向上方法を考えさせられます。

但し、こういった進化したシステムが増えた折には、、 「急ブレーキ」などブレーキを多用する運転だと今まで以上にエネルギーのロスが増えてしまい、

逆にイマイチ思うように燃費が伸びない可能性も考えられますので、

ブレーキ = 今までの加速に費やしたエネルギーを消滅させてしまう事と + その回収 (回生?)されるべきエネルギーをも積極的に消滅させている事にも!? ただ逆にこれら徹底や意識が出来れば、(ブレーキ多用によるエネルギーロスを最小限にする) より効率的に燃費が伸びるかもしれませんね ^^

これら一応参考までに。

尚、私は自動車メーカーの開発内部の人間ではないので、こういったシステムの奥深い部分までは分からなく、、、 もちろん細かい部分が間違っているかもしれませんし、(基本、あくまで私の個人的な大まかな解釈です)

またこのようなシステム(前者と後者。 新旧システム)が組み合わさっているのか、もし組み合わさっているとしてもそれら構造等の詳細、その他どの自動車メーカーどの車種がどういった具合に採用しているのか・・・ 等までも分かりませんが、

一応こういった内容のシステムも存在する・・・ 及びそれらに関連してこういった事も考えられる・・・ といった、(あくまで)参考程度までに。

 

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