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事故車、修復歴ありの中古車の見分け方 (画像・写真あり)

 
2018/09/26
 
クランプ跡

突然ですが・・・

↑↑↑コレ、何の跡か分かりますか???

クランプ跡

これは、板金修理に使われる固定クランプの跡です。

フレーム修正機の固定クランプや、引っ張るためのクランプや、溶接の際にパネル同士を固定させるものなど。。

なのでこういったクランプ跡が見られたなら~

修復歴の可能性があるかも? という重要な判断要素のひとつとなるでしょう。

例えばジャッキアップポイント周辺。

自動車の骨格で説明すると、ボディサイドシル(11番)の下側一帯 (ちょうどサイドスカートとかサイドステップとかと呼ばれる真下にあたる部分。 車体下から覗き込んで確認可能)の部分ですね ^^ 【⇒ その自動車の骨格と、サイドシルって何処なの?

ここにこういったクランプ跡が見られたなら~

フレーム修正機という大がかりな修理に使われるマシンに乗っかっちゃってると考えられ、⇒ サイドメンバーなどのメインフレームを修正した可能性が。

それからピラー辺りの接合部にこういった跡が見られることも。

ピラーの修理の際に付いた跡かな?

稀にダッシュパネル(3番)周辺にも。

ここはかなりヤバいかな。(ダッシュパネルはよほどの事故でない限り補修の入らない部分ですので、かなり大きな事故の可能性が・・・ というのが想像できちゃいますから ^^;)

とまあこんな感じで。

その他、サイドメンバーやリアエンドパネルなどでもよく見かけますね。

注意点

尚、これらクランプ跡に関しましては、その跡単体では ”修復歴” の判断材料とはなりません

これら跡はあくまで! 修復歴のある車にて見られやすい特徴要素的なモノであって、もしこれら跡があっても、その他骨格の部位などに ”修復歴となる条件要素・決定的要素” が無い限りは~ そのクルマは修復歴とはなりませんので、これら予めご留意のほど願います m(_ _)m

ただとは言え、跡があれば大なり小なり何かしらの事故は起こしているとの判断にはなりますので、また跡ある場合には大半が修復歴に繋がっておりますので、、 一応それだけ重要な痕跡として見解され、一般素人の方は相応の扱いをされておいても問題はないかと。。

以上、ちょっとした参考などまでに。

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