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中古車の保証内容は、一見全く同じ内容の保証でも~ お店が異なると全く対応が異なる事実

 
2018/10/04
 

ディーラーで新車を購入した時には、その付帯する保証はほぼ一律平等だと考えてもいいですが、

中古車に限っては~ 同じ保証概要でも、お店によって全く対応が異なる場合があります。 (見た目の判断がつきにくい) (保証期間の事ではありません)

これはかなり要注意です。

その保証の違い

中古車に付帯されるほとんどの保証には、「消耗品に限り別途費用」という内容が盛り込まれていますが、

ここがかなりミソ。

お店によって、この消耗品の扱い範囲がかなり異なり、場合によっては保証される部位はかなり限られているケースも多いのです。

例えば・・・ エンジン。

自動車の心臓部とも言える最も重要な機関のひとつですが、

このエンジン自体は沢山の消耗品の集合体です。

勘の鋭い方ならもう何となく気がついたかもしれませんが、

そう、

例え保証期間中にエンジンがダメになっても、「消耗品」を盾にされ、いっこうに保証を適用してくれない中古車屋さんもごく稀ですが、、、 実際に存在しているようです。

トラブル実例

実際に、私の身近であった話をすると~

とある中古車販売店にて、(わりと大きめの中古車屋さんでした)

1年の保証付きである中古車を購入したお客様。

納車直後にいきなりエアコンが効かなくなったので、購入した中古車屋さんに相談すると~

コンプレッサーという高価な部位が故障していた模様。

しかし・・・ 待っていた現実は、コンプレッサーは消耗品なので保証が適用出来ないとの事。

結局、しぶしぶ10万円近い出費をしてエアコンを修理してもらう事に。。。

さらに・・・ その数ヵ月後、

今度はオートマが不調で、またその購入した中古車屋さんに相談すると~

お次もオートマ自体消耗品であるため、これまた保証は適用出来ないとの事。

最終的には、その他諸々と故障はあったが~ 一度も保証が適用される事なく保証期間が切れてしまったそうです。

この勢いだと、まさにエンジンが壊れても保証は適用されそうにないですね ^^ (なお、これらは話を分かりやすくするために~ 実話から、部品などの名称を若干変更してはいますが、ただ流れ的にはほぼ同様のやりとりがあったと考えて下さい)

考えてみれば~ 自動車は無数の消耗品・消耗部品の集合体。

消耗品でない部分なんてほとんど「0」に近いのが現実。

なので、

自動車を構成する全ての部位を消耗品で見られたのであれば、保証が適用される部分なんて存在しないのでは?

てな感じです。

契約前には念入りに保証に関するチェックも

というわけで、

中古車を購入する場合に付帯する「保証」は、また付帯される「保証」は、実際に何処まで適用されるのか・・・

購入するお店がはじめてであれば、契約前には~ これら十分・十二分に確認しておきたいものですね ^^ (消耗品として保証の対象外となる詳しい部位やケースなど)

ちなみに、、、

お店によっては、ベルト類やブレーキパットまで、タイヤを除くほぼ全ての部位に保証を適用してくれるような、いたせりつくせりの中古車販売店もありますので、

という事は!?

値段交渉では見えない「保証」の部分も、中古車選びなどの比較材料のひとつとして考えておきたいものですね ^^

以上 各ご参考までに。

これも何かのご縁。当ページに寄ったついでに関連記事にも寄ってみては?
⇒ 正面からウラ本音まで~ 業界20年超の車屋さんが語る中古車購入ガイド。(現車チェックから契約まで根掘り葉掘りガイド)

 

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