２０１１年、自動車盗難・車両盗難ランキング

 

「社団法人　日本損害保険協会」から、2011年度版の自動車盗難事故実態調査結果が出ていましたので、（調査期間　2011年11月1日～2011年11月30日）

それら主要部分をご紹介しておきますので、ご参考までに。

ランキング

え～　先ずは、車種別の自動車盗難件数ランキング。

1. トヨタ・ハイエース　117件
2. トヨタ・セルシオ　69件
3. トヨタ・ランドクルーザー　63件
4. トヨタ・クラウン
5. トヨタ・プリウス
6. スズキ・ワゴンＲ
7. トヨタ・カムリ
8. トヨタ・ハリアー

以下

• スバル・インプレッサ
• いすゞ・フォワード　（商用トラック）
• トヨタ・マークＸ
• トヨタ・カローラ
• 日野・レンジャー　（商用トラック）
• スバル・レガシィ
• ホンダ・インテグラ
• 三菱・キャンター　（商用トラック）

といった具合です。

コメント。その他まとめ

トヨタ・ハイエースは～　５年連続で首位！！！　セキュリティの堅牢性がまだまだ弱く、また海外でとても人気の高い車種であるため盗難グループに目を付けられやすい　との事です。

またセルシオも～　上位の常連。　しかも、どちらかと言うと増加傾向だそうです。（セルシオはまだまだセキィリティ性の甘かった時代の高級車。　セキュリティ堅牢性の高い最新の高級車は盗難されにくくなる一方で、逆にセキュリティの甘い生産終了モデルがより狙われやすくなるという、まあ典型的な例とも言えるでしょう）

そして～　いつの時代も必ず上位に君臨するランドクルーザー。

海外でも絶対的な高い人気をほこるランクルは、常に盗難グループに狙われていると言っても過言ではないでしょう。

尚、２００７年くらいから、いきなりランキング上位へ姿を見せていたワゴンＲやタント、ムーヴといった軽自動車群は～

その後のメーカーの対策が積極的であった事もあり、（イモビライザーが積極的に採用された）

そういった傾向はやや歯止めが効いているとも言えるでしょう。（ランキングへカウントされているワゴンＲ等は、おそらく生産終了モデルなどでは　ないでしょうか？）

という事は、今現在においてもイモビライザーは依然として堅牢性の高いセキュリティ対策と言えるでしょう。　またそれが裏付けられているとも。（ただランクルに限っては、そうとは言い難い状況なんですがね　＾＾；）

それと～　こういった自動車盗難件数を、都道府県別に見たデータでは・・・

愛知県がダントツの～　ワーストＮｏ，１　Ｎｏ，２は千葉県。　Ｎｏ，３は大阪府

となっており、

特に愛知と千葉は突出しており、この２県だけでも全国発生数の半数近くを占めております。

参考までに。（ちなみに旅行先では～　いつもよりずいぶんとセキュリティ意識が甘くなりがちですので、特に盗難率の高い車種にお乗りの方は、これら被害件数の多い地域へのお出かけの際もセキュリティ意識はしっかりと！（場合によっては、いつもよりもっと意識強くの方が。。。））

まあしかし・・・　こういった盗難実態の調査結果が出るたびに思うのですが、

これら調査結果に出てきている件数や数値は、あくまで調査期間内に損害保険会社が実際に保険の支払対象としたもののみで、（これら調査期間は、僅か 1か月間です）

損保協会に加盟しない 「共済」などのデータはもちろん対象外で、

盗難されたが、一定期間内に盗難車が発見された！　といった場合や、（盗難後に修理費用を保険適用したとしても、おそらく・・・　そこまではカウントしていないと思われます）

車両保険に加入している人は～　自動車保有者の３割前後で、さらに車両保険加入者の中でも自動車盗難に対応していない保険の人もいるわけで、、、

まあそういった状況を考えると～

これらデータに反映されていない部分も含めた事実上の盗難発生数は、一位のハイエースだけでも、年間トータルで考えると・・・　全国で５，０００件以上もの盗難が発生しているとも考えられるでしょう。（あくまで私の個人的な推測ですが・・・）（未遂も含めると・・・　その数は？？？）

明日は我が身。

皆さんは、どんな盗難対策をされていますか？