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ハイオク仕様車にレギュラー入れてみた。悪くなる?燃費レビュー

 
2018/10/01
 

え~ つい最近ちょっと機会が御座いまして・・・ まあその機会というのは、ハイオク仕様車(ハイオク車)にレギュラーガソリンを入れて燃費測定を行う機会で御座いまして~

燃費走行において理論上では~ ハイオク仕様車にレギュラーを入れると燃焼効率の悪化などから 燃費悪化の影響があるとそう言われておりますが、(もちろん私もその理論支持派の一人であり、、)

実際のところはいったいどうなんでしょうか。

測定概要

今回測定に使用しました車両は、排気量が4,300ccもある大型国産車セダンで、もちろんハイオク指定の車。 そして燃費測定方法は、正確性の高い「満タン法(※ ガソリンを満タンにして走行し、再度 満タンにした時に、走行距離と給油量から割り出す計算方法)」ではなく、メーターパネル内に装着されている いわゆる「インフォメーション」ディスプレイにて表示される「燃費計」読みでの計測。

※ 但し! もちろんハイオク給油時にもこのディスプレイの燃費計読みをメモっており、そのハイオク給油時の燃費数値と比較するので、、、 比較するデータ的にはそこそこ正確性あるかもしれません。 また走行コースもある程度近似しており、データ取りも数日に分け数回、ある程度走り込んでの測定ですので、一日一回だけの突発的な数値ではなくほぼ平均的に計測できているとも思われます。

測定結果

で! 実際に測定してみた結果・・・ ぶっちゃけ燃費計の数値的にはほとんど変わらない結果に。(燃費計で表示される燃費は小数点以下一桁まで表示。 また、表示された数値的には同じ結果)

あわわわわ・・・(なんか古い漫画の表現みたいでスミマセン)

ただ今回の計測では、いつもはハイオク給油の車だったので、レギュラー給油時には給油ランプは点灯していたものの~ タンク内にはハイオクが数リットルは残っており、(レギュラーの給油量は約30リットル)

またある程度ハイオク計測時と走行ルートや気温が異なることもあり、

ハイオク計測時はちょうど梅雨真っ只中の冷温期でしたが、レギュラー計測時は思いっきり猛暑続きの真っ只中でしたので~

まあということは、これら大きな気温差を考えると、、、 やはりハイオク時の方が若干燃費は良かったかなと想定  できるかもしれません。

※ 気温は低いほど、燃費が悪くなる傾向にありますから、つまりここで冷温時の燃費と暖温時の燃費数値とが同じということは、、、 冷温時の仕様のまま暖温時に計測すると、冷温時よりも間違いなく燃費数値は良くなるはずで、よって ”ハイオク時” の方が僅かながらでも燃費は良いはずと、そう裏付ける事は出来るでしょう。 ちなみに~ これら気温差での燃費差は、車種によっては冬期と夏期とでおおよそ3~5km/Lほどの差が出て来ることもあるが(空気抵抗の影響を受けやすいワゴンタイプとかで)、ただ今回の計測は初夏と夏中とでの比較であるうえに、また比較的空気抵抗の低いとされるセダン系車種での比較だったため(低温時に燃費が悪くなるのは、空気抵抗が大きく影響してくるため)、まああってその差ゼロコンマ小数点以下程度の差、つまりここでもしその燃費差があったとしても、もう本当に僅かな差ではあろうかと考えられますが。。。

さらには、そもそもかなり排気量の大きな車だったので、もともとエンジントルクが十分にあり、燃焼効率の悪化から来るパワー不足が 当該車両にとってはそれほど「不足」に至らなかった可能性も。(実際 坂道走行でも、それほどアクセル踏み込む必要ないので・・・)

なので、実験 & 比較的には~ やや材料不足となる点も多く、あまり正確性高くはありませんが、

ただひとつ言えますことは!

まあ皆様が思われているよりも、また私が個人的に想定しているよりも~ やはりどちらにせよ燃費的には

それほど大差ない。

のかな?(色々な結果から予測すると、やはりレギュラー給油時の方が、若干燃費が悪いとの予測は可能かもしれませんが、ただそれらを踏まえてもやはり、あって 0コンマいくら程度、大きくて「リッター1km」くらいの差でしょうか)

と。

但し! 類似するような車種だと、これらと同じようなことが言えるかもしれませんが、、、 しかしその車種や走行条件や環境等によっては~ これら差が大きく出る可能性は御座いますので、あくまで私の個人的実験上での話であり、参考程度までに m(_ _)m

またもしリッター10kmのハイオク仕様車が、レギュラー給油にてリッター9kmになってしまった場合、かつ1ヶ月間の走行距離が1,000kmの方で、ハイオクリッター150円、レギュラー リッター140円だった場合、実際にはハイオクからレギュラーへ変更することでガソリン代は月間500円ほど負担 「増」になってますし・・・(ハイオク 1000km÷10×150円=15,000円 ⇒ レギュラー 1000km÷9×140円=15,555円

リッター7kmのハイオク仕様車が、レギュラー給油にてリッター6.5kmになってしまった場合程度でも、かつ1ヶ月間の走行距離が1,000kmの方で、ハイオクリッター150円、レギュラー リッター140円だった場合、ハイオクからレギュラーへ変更することで事実上ガソリン代は月間100円ほどの負担 「増」になってしまってますから・・・(ハイオク 1000km÷7×150円=21,428円 ⇒ レギュラー 1000km÷6.5×140円=21,538円

いくらわずかな燃費差だとしても、一応費用的な面から見ると~ 逆にレギュラー給油するリスク? デメリットは意外とそこそこ見え隠れしているとも言えますので、(レギュラー給油で節約? したつもりが、しかし結果的にはガソリン代が安くなるどころか~ 実は逆に増えているなんて事も。 またパワーもやや落ちるし・・・

なので、燃費的には大差なくても、

ハイオク仕様車へわざわざレギュラー入れるメリットも? 現実あまり無い のが現状かと

これら予め十分にご留意いただきたく思います。(なお一応これらガソリン代の試算は、あくまで例的に計算したものですので、実際の身近なカーライフ環境等によっては逆のパターン(費用)も十分に考えられますが・・・)

以上、何かしらご参考になれば。

 

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