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シャフトブーツの破れは、早期発見が必須!

 こんにちは〜 ^^ 今回は、日常点検でやっておきたいシリーズ。 シャフトブーツ編です。

シャフトブーツ・アウター

 これが例のブツ。 シャフトブツ ではなく シャフトブーツ。

シャフト不良が原因で出る異音

 街中を走っている車で、曲がり角で 「カラッカラッカラッ」「パキッパキッパキッ」・・・と、なんだか今にも壊れそうな大きな音のする車を見かけた事はありませんか?

 この大きな音は、ドライブシャフトの連結部の潤滑油が少なくなり、ゴミや砂などが詰まり、場合によってはサビで動きが悪くなっているために起こる異音。

 この異音をそのまま放置しておくと、最悪の場合にはシャフトが破壊され、突然、走行不能の状態になる事も・・・

 何故、このような支障が出るのかと言いますと・・・

 ドライブシャフトの連結部を保護している「シャフトブーツ」が破れ (上記画像のようなジャバラブーツが破れ)、そのブーツ内に充鎮されている潤滑油(グリス)が遠心力で飛散し(シャフトは、エンジンの回転をタイヤに伝えるための機関です)、連結部がむき出しとなってしまい、この連結部に砂やゴミなどが付着して噛み込んだり、時として 雨水にさらされる事によってサビまで。。。

 で、異物だらけでグリス不足の連結部は次第に抵抗を持つようになり、動きが悪くなり、金属の異常磨耗も手伝って、少しずつあの異音を発してくるのです・・・。

 ちなみに・・・ ドライブシャフトの異音が発生してしまうと、シャフトごと総交換の面倒な作業が必須になってしまいますが、(一応、異音止めのグリスもありますが、軽度の音にしか効果はありません)

 シャフトブーツの破れを未然に防ぐ事が出来れば、シャフトブーツのみの交換で済みます。(ただ、そもそもブーツの交換自体が少々大変なんですがね・・・)

 つまり、早期発見が余分な費用の節約への道。 という事です。

 シャフトブーツは「ゴム製品」なので、いつか必ず消耗して破れてしまいます。 特に前輪駆動(いわゆるFF)の車はシャフトブーツの動きが過酷なので、(軽自動車の大半は前輪駆動ですね ^^ シャフトが高速で回転する上に、ハンドル操作によって頻繁にこのブーツが大きく伸び縮みもしますので。。。)

 新車から5年以上も経過すれば、いつ破れてもおかしくない状態・・・ とも言えるでしょう。(まあ走行距離などにもよりますが)

 定期的にシャフトブーツを点検してみて、ブーツの谷間に大きなヒビが走っているようであれば、、 出来るだけ早めの交換をオススメします。(ただまあこの辺りのより詳しい判断は、車屋さんにその判断を仰がれるのがいいでしょう)

 シャフトブーツが破れても、直後から直ぐに異音が出るわけではありませんが、破れ始めると一気に破れグリスが飛散してしまいます。

 とにかく早期発見が必須! ですよ〜 ^-^)ノ

 車検があるから大丈夫・・・ という方も多いですが、車検の有効期間は2年間(一般的な乗用車の場合)。 車検の1年後からいきなりシャフトブーツの劣化が激しくなり、破れてしまった場合には、、、 次の車検まで・・・ と、言っていると、ものの見事に異音が出てきます。

 車は人間の体と同じ。 早期発見が一番 ^v^)ノ

 車も定期的な点検が早期発見に繋がりますよ〜 ^^

中にはチェーンが弱い車種も

 また、そのエンジンの仕様によっては、ある一定期間内に採用されているチェーンの仕様と構造上によるウィークポイントを抱えているエンジンもあるようで、

 これらウィークポイントを抱えているエンジンでは、日頃日常のメンテナンス次第で・・・ これらチェーンの劣化が急激に早くなる可能性もあり、

 特にエンジンオイル交換は最重要ですが、こういったメンテナンスによらなくても、劣化がいたしかたないチェーンもあるとかないとか。。。(但し! こういった内部的な採用部品は、その都度見直しされ、常に仕様変更&小改良され続けているので、どの車種のどの時期のエンジンが・・・ という回答は、私からは申し難いので、どうか御割愛を m(_ _)m)

 そういったエンジンにおいては、現場メカニックからのアドバイスを参考にした(出来れば ディーラー直下のメカニックか、最低でも、認証工場資格の持つ工場でアドバイスを受けられるのが良いでしょう (← 情報力と情報共有力があるので)) 車両メンテナンスが重要、かつメンテナンス次第とも言えるでしょう。

 メーカー指定や推奨のメンテナンスに沿っていても、やはり第一線の現場で作業されているメカニックの方は、こういった事情をよくよくご存知の場合も多く、中には、メーカーが指定するオイル交換時期よりも、かなり早めの交換を要するエンジン(チェーン)もあるとかないとか・・・

 ただ、こういったエンジン毎のウィークポイントに関しては、ディーラー工場や認証工場へ直接聞けば、技術講習会などで情報が共有されている場合も多く、必要なメンテナンスなど〜 けっこう丁寧に教えてくれると思いますよ ^^

 「○○○(車種)なんですが、チェーンとか伸びやすいんですか?」 みたいな。

 ちなみに〜 これらウィークポイントを抱えているエンジンだと、メンテナンス次第などで後々で見てみると・・・

 「タイミングチェーンが切れた!」・・・とまでは行かないにしても、それらチェーンが 「伸び」てしまう現象が見られ、(もちろん走行距離次第では、切れる可能性だって・・・)

 その伸びが原因で、異音が出てしまうだけでなく〜 最悪の場合にはエンジン不調になる可能性も・・・(尚、エンジン不調の度合にもよりますが、その不調・具合によっては、タイミングチェーンの交換が強いられてしまい、かなり高額な修理費用の負担となってしまう事も (← タイミングチェーン交換は、交換が前提されていないというその仕様上、、、 交換工賃はベルトよりもはるかに高額です))

 なので、

 タイミングチェーン = 交換不要

 という安易な判断は、出来るだけ避けるべきかと・・・

点検方法

 このブーツはどこの部分にあるのかというと、難しく言えば 駆動軸のドライブシャフトとホイール回転部分の連結部。

 現在の国産乗用車(軽含む)の半数以上が前輪駆動 (FF車)なので、ほとんどの場合には前輪のホイール裏中央に直結しているシャフト(棒)に必ず付いています。(ハンドルを左右のどちらかに切り、前輪ホイールの裏をのぞけば見れます)

 ちなみに、ハンドルをきって前輪ホイールの内側をのぞいて見て、画像のようなジャバラになったゴムブーツが見当たらなければ、、、その車は後輪駆動 (FR車など)。(尚、FR車の前輪でも、似たようなジャバラ・ゴムブーツがついてはおりますが、ただそのゴムブーツはホイール裏中央には連結されておらず、また細長く、それは あくまで舵取り装置の機器に装着されているブーツであって ”シャフトブーツ” ではありませんので、これら予めご留意のほどを (まあ見た目は全然違うので、間違える事はないかと思われますが。。。))

 また後輪駆動のシャフトブーツは破れる確率が非常に低いので、それほど気にする必要はないでしょう。(この場合、そのシャフトブーツは後輪に付いています)

 前輪ホイールの内側にシャフトブーツが見える車種は、4輪駆動(4WD)か前輪駆動(FF)。 この どちらの駆動方式も前輪のシャフトブーツは破れやすく、定期的なチェックが必須です〜 ^o^)ノ

 ハンドルを目一杯切ると、シャフトブーツも目一杯伸びた状態になります。 このシャフトブーツが伸びた状態で、ブーツの谷間にヒビや亀裂がないか点検します。(まあそもそもハンドルを目一杯切らないと、なかなか目視でシャフトブーツをチェックする事は出来ませんが。。。)

 チェックは1人でも出来、ほんの2〜3分あればチェックも完了します。

 せめて2〜3ヶ月に一度は、車の下回りをのぞいてみましょう ^^

 以上、各ご参考までに。

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業界20年超のクルマ屋さんのブログです。 街外れの小さなお店の経営者、兼・営業、兼・サービスマン。

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