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カーオークション(車屋さんの業界オートオークション)の競り方

 
2018/10/16
 

↑このゲーム・ジョイスティック?のような、また押すと何かが発射しそうなボタン。

POSボタン

これ、実は業界オートオークションの競り(応札)の時に使う ”POSボタン(ポス)” と呼ばれる端末で、(単にPOSとも)

またこのボタンを押して応札を行う事を ”POS押し” とも言い、、(一応これらは業界用語かな。 持ってみると思いのほか軽く、けっこうちゃちなおもちゃのような感じですが。。)

ちなみにこのボタン一押しで3,000円 (応札額が競り上がる)。 そのオークション会場やコーナーなどによっては一押し3万円になったり、1,000円の時も。

押すだけ。しかし意外とテクニックがいる

なお、このPOS押しにもやはりテクニック等は御座いまして、

実際の応札時には、、、

出品者(出品店)の頭脳と、(出品中は、出品者も調整室にて競りの流れを調整したりしますので)、

他の応札者の頭脳と、

それから自分の・・ いわゆる ”三つ巴” の作戦頭脳対決状態とも言え、

相手(出品者)の掛けに乗らぬよう探りを入れたり、場の雰囲気を読んだり、(他にどのくらいの応札者がいるのかな? とか)

時折 ”勘” を働かして 時には ”押さない我慢する勇気” が必要だったり (出品者をじらしたり、また場合によっては押さずに流して後商談に持って行くのもアリの場合も ←めちゃ業界用語でスミマセン。。。)、

それから熱く積極性が必要だったりと~

けっこう難しいですよ。(ただ欲しい車だから ひたすら押し続けていると・・・ もちろん最終的には落札出来ますが、ただその時の落札額はテクニックを駆使できる方と比べ数万円、時として数十万円の価格差が出てしまう場合もありますので。。)

予備知識

オークションには ”応札” と ”入札” という二つの言葉がありますが、実はこの二つは似ていても全く異なるものですので~ 一応予め。(少なくとも自動車業界では)

応札とは。

目の前でリアルタイムに競りが行われ、その進行に合わせバイヤーが手を挙げること。(POSボタンを押す) またリアルタイムなので時間的には数十秒から数分の間で競りの決着がつく。 テレビアニメなんかでよく見られるオークションなんかもこのタイプ。

もちろんその場に居合わせなければ競りに参加できないため、見逃し厳禁的なデメリットもある。

ただ周りの競合者の出方を見ながら応札できるので、値段調整のしやすさや駆け引きたっぷりの臨場感は最大のメリット。(熱くなりやすいのはデメリットですが)

ちなみに応札幅には規定があり、一回手を挙げる毎に一定額が上乗せされるのも特徴かな。

対し入札とは。

時間制限内に任意の金額を提示し、それら集った提示の中で最も高い値を提示した者が落札できるシステムのもの。 制限時間はある程度長く設定されているので時間に余裕を持って入札が出来、、 また競り中ずっと立ち会う必要がないので時間的拘束が少ないのが最大のメリット。

ただ終わってみるまで結果が分からず、また競合他車の出足を見ながら競争入札・追加入札することは出来ないので、入札額の価格調整が非常に難しいのが最大のデメリット。 競っている感が全くないという点も。 身近では公共工事なんかの入札~ といえばこんな感じとも。

とまあこんな感じかな。

ちなみに、皆さんの身近にもヤフオク等を代表とするネットオークションなども御座いますが、なおこういったネットオークションは長時間戦ながらリアルタイムだが、また競合者の出方を見ながら追札も可能だが、しかし多くの場合基本形は任意の金額を予め提示するシステムですので、ほとんどの場合 ”入札” 寄りという感じになるでしょう。

※ その他関連 ⇒ オークション用語集

以上雑談までに。

 

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