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ローダウンの査定評価

 
2018/11/09
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

ローダウンが合法になって早20年くらいかな。。(2017年現在)

昔は、車高が1センチでも下がっていると即違反扱いでしたが、今は改正され、(一定範囲内であれば許容されるようになった) ドレスアップやカスタムの自由度も随分と明るくなりました。

ところで現在ではこう手軽(身近)になったローダウンですが、またやっていらっしゃる方も多いかと思われますが、

ちなみにこういったローダウンは もしやっていると下取りの時などに何かしら影響はあるの? 評価は上がる? 下がる?

※ なお、以下 日本自動車査定協会基準は2017年現在のものです。

理論的には下がらないのが定説。しかし、、

日本自動車査定協会基準では、足回りに関する規定は ”修繕” 前提の評価のみで、(作動が問題なくオイル漏れ等もなければ正常扱い) ローダウンに関する評価項目は一切御座いません。

なので一般論的には、上がることがなければ下がることも無い~ 無評価ということになっております。

しかしながら、いかに言っても ローダウンが相応しくない状況もあるでしょう。(ローダウン傾向の少ないクルマで車高が低いとか)

と、そういった場合には、、、

査定士見解(査定基準にないが、市場等に応じて可変的に個別評価できる特例基準) で、要交換前提で査定されることもあるでしょう。


ちなみにもし減点対象とされた場合、いくら位査定は下がるの?

⇒ 5ナンバー車クラスで5~6万円くらいの減額になるでしょう。(軽だと4万くらい、大きいクルマになると8万以上の場合も。ちなみにいずれも輸入車は除きます)


査定士見解でマイナス査定されることがあるということは、、 逆にカッコイイと判断されるなどして、プラス査定されることもあるの?

⇒ それはまずないでしょう。項目のないものは特例でマイナスはやっても、わざわざプラスにするようなオマケまでは おそらくやらないでしょう。

新車ディーラーではちょっと嫌われる

先述では日本自動車査定協会基準をベースに切り出してみましたが、

変わって新車ディーラー系では?

まずローダウンは ”マイナス査定” 扱いになるのが原則的だと思われてください。

ディーラー系は ”純正ノーマル” を優位に、対し社外パーツなどでカスタムやライトチューンされている車は強く嫌う傾向にあります。

なので原則的には歓迎されることはほぼ無いと考えておきましょう。


ちなみに、減点されるといくら位査定は下がるの?

⇒ まあここら辺りは、上記 日本自動車査定協会基準と同じくらいでお考え頂いていて問題はないでしょう。

※ 但し、純正オプション扱いや特別装備品のスポーツサスペンション装着車などに関しては除きます。

じゃあ査定アップになる可能性はない?

なお、ここまで触れてみて、、

じゃあ結論的には、評価は下がることはあっても上がることはないの? と、そう結論付けられる方もいらっしゃるかもしれませんが、

やはりそうなのでしょうか? プラス評価の可能性はないのでしょうか?

それは言いきれません。

査定出来るお店はまだまだ中古車販売店系や買取り店系など色々残っておりますし、

またこういったお店では、、 ドレスアップ等を好むお店だとプラス査定をやってくれる可能性も十分にあると考えられ。。

というわけで、状況によっては可能性は ”無い” とは言い切れ無いという事で。

※ とは言っても、ローダウンだけでの査定アップはまず皆無でしょう。インチアップやエアロなど総合的な見栄えがあってはじめて 合算プラス評価が得られるかもしれません。 ・・ということで。 またそういう傾向なんで、アップするならいくら位上がる? という補足が出来ませんことも予め。。

※ もちろんこういったお店でも、やはりマイナス評価の可能性がありますことも一応念頭に。。(いずれにしても、どの可能性もありうるという事で)

 

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