車屋さんの自動車情報Blog

    

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2月~5月の時期、下取り相場・査定価格に激注意!

 
2018/11/16
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

毎年、年明けから2月・3月ころにかけて車販最繁忙期を迎えますが、(ちょうど車検時期に差し掛かる車が多かったり、各メーカー・ディーラー等では年度末決算期を迎えることもあり、業界内は最拡販月・かき入れ時と位置付けし超盛り上がる時期)

もちろんそれに合わせ、車を買い替えようかとご検討される方も非常に多いかと思われます。 しかし、、

ちょうどこの時期を含み、プラス5月頃までは下取り査定にはかなり気を付けておいて欲しいかも。

何で? 何に気を付けるの?

要因は自動車税

実はこの時期、4月1日に自動車税が発生するタイミングでして~

ちょうどこの時期に買い替え下取り車となるクルマは、そのクルマに対し新たに発生する自動車税は ほぼ丸々そのクルマ屋さんが被ることになるわけで、、

2・3月頃までの下取り車は3月中に名義変更され、4/1でクルマ屋さんへ課税。

3月末頃から5月初旬にかけては 4/1までに名義変更が出来ないので車屋さんへ直接課税されませんが、しかし旧オーナーであるお客様のもとへ5月中頃を目途に新年度分の納付書が届く事となっており、当然! その新年度分は丸々、もしくはほぼ丸々車屋さんが負担するという話になるのが一般的でして。。

5月末頃までにかけては、新年度分はまだ納付期限内ということで未納としているお客様は多く、もちろんこの場合もほぼ丸々車屋さんが負担することになるでしょう。(4月、5月分はお客様持ちという形が多いかもしれませんが)

※ なお軽自動車税に関しては月割りという観念はないので、これらいずれにおいてもクルマ屋さんは一年分負担というケースが多いでしょう。

つまりこの税負担を半端なく嫌がり、リスクと取り、

予想される税負担分を予め下取り価格から下げておくなどの ある意味セコイ裏操作を好む車屋さんも激増する時期でして・・ (通常より下取りを下げておき、税金の支払いマージンをとっておく)

本来であれば、査定と税金は全く別物として切り離して考え、下取り価格とは別に相当額の受渡し等を行うわけなのですが、(だからクルマを買う時に、軽を除き 車両本体とは別に月割りで自動車税などを支払う必要がある) しかし会社経営上こういった税金類は個別に下取り原価へ含めて処理されることが多く、つまり多くの車屋さんはこの下取り原価が膨れてしまうことを嫌がり、目の上のたんこぶを抑えつけるように その矛先を下取り価格へ向けたがるわけでして。。

※ ちなみに売れたら残月分の自動車税は回収出来ますが、しかし売れ残ったら回収どころか丸々焦げ付いてしまい完全原価化してしまい、相場変動による損出しだけでなく原価本肥大化による大損リスクも含んでおりますので、そういったリスク観点から予め下取り価格を抑えておくという考えやお店も。(いずれにしてもちょっとややこしい話でスミマセン。 まあいずれも税金相当額は下取り査定から差し引いておきたいというお店は多いという事で

とにかくこの時期にお心当たり御座います方は、

下取り価格の目減り・減額・低評価に要注意を! と。

※ なお、それら見解やタイミング等は細かい要素や条件、各タイミング等によって変動する部分は御座いますが、しかしさすがにそこまで細かくしてしまうと大変ゴチャゴチャして理解しにくい解説になってしまいますので、今回ここでは割愛ということで願います。

※ ちなみに車検有効期間(車検切れ)が近い車は そこまで色々と考える必要はないでしょう。 車屋さんは下取り直後迅速に抹消手続きを行い自動車税の課税止めを行ったりし、必要最小限の税負担 もしくは回避でいけるような処置を行いますので。。

※ なおここに挙げます記事はあくまで一例、かつ一部です。その他にも、、またこれら例は必ずしもというわけでも御座いません。それから下取りのみを優劣する記事でも御座いません。これら何卒予め。

 

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