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走行距離メータートラブル

 ヤフオクや個人売買で車を買ってみた! でも何だか走行距離が怪しい。。 巻き戻ししてる?

 年式から考えても随分と走行距離の少ないクルマが出品されている。 やっぱり怪しい?

走行距離メーター

近年ではほぼトラブルは減衰

 今から20年近く前までは、、 車屋さんでもメーターを巻き戻しした不正なクルマが横行しておりましたが、(ココだけの話、大手でもガンガンやっていました)

 しかし今ではデジタルメーター化、走行距離管理システム、車検証にも走行距離備考が入るようになっており、加え事業者厳罰化も加わり、

 世のメーター不正車両は軒並み減衰傾向。(むしろ壊滅状態に近いとも)

 よほどの事が無い限り、こういった不正なクルマを見る事もないでしょう。

 またさらにまだまだ一部不正は残ってはいても、今時では一部の悪質かつ組織的なものが残るのみ。(デジタルメーターを改ざんしようと思うと、それなりの設備も必要ですから)

 個人ユーザーならなおさら、こういった不正を行う確率は限りなくゼロとも言えるでしょう。

 なので近年では、ここら辺りのトラブルはそれほど考えなくてもいいかな?

 但し! 油断は禁物。 その残った一部は? と改めて考えたとき、もっとも危険なのは・もっとも狙われやすいのは個人売買市場であるため、(⇒ 参考。 悪質で個人出品を装った不正業者などには十分警戒を) 決して気を緩めないように。

メーターが怪しい? 落札前(購入前)から出来ること

 まず手っ取り早いのが車検証の備考欄を見せてもらうことかな。

 車検証備考欄にはおおよそ前回車検時、(直近) 前々回車検時にチェックされた走行距離が記載されておりますので、それら走行距離と現走行距離を照らし合わせ〜 なんだか怪しい部分はないか精査。

 それから可能であれば、メーター管理システムを活用してみるのもいいでしょう。

 ただ当該メーターチェックには車台番号とか車両固有の情報が必要となるため、

 出品者など、人によっては公開を嫌がられる可能性もありますので、

 まああくまで可能であれば と。

 但し、これらも今となっては気持ち程度と言う面も。 今時の不正業者は〜 こういったチェックポイントを利用されることは十分シミュレーション済み。 つまりあるとすれば、こういったチェックではなかなか把握し切れないような 抜け穴をかいくぐった的な改ざんなどが主流と考えられますので。。

 例: これまで一度もオートオークションを経由していない車。 車検と車検の間でかなり走行距離が伸びていて、改ざんしてもなかなかバレないクルマ等。

 それと現車チェックも一応。

 車内外の痛みがとても走行距離相応とは思えない、過去の走行距離を裏付ける痕跡があった、、 など、これらチェックはそこそこ知識や経験は必要かもしれませんが、

 いずれにしても、個人売買では現車チェックは積極的にやるべき重要事項。

 チェック時にはこういった観点も含めておくことも忘れずに。

 それから最後に、これはチェックと言うより防衛策かな?

 取引成立時には、別途契約書を交わしておけば それが多少なりと防衛策となることも。

 なおここでは、契約書で走行距離不正があった場合うんぬんではなく、(瑕疵等にまつわること) その契約という形式を交わすということに意義があります。(心理作戦)

 不正は必然的に隠されるように扱われます。 つまり売り手側に既に心当たりあれば、、 契約書なんて証明を残すことは絶対に嫌がられるのが常。 参考になれば幸いです。

 またとにかく完全な個人ユーザーを選別(選ぶ)すること。 これも大きな防衛策のひとつ。

 最近では、特にヤフオクでは ”個人ユーザーに模した事業者やブローカー” が非常に多く、なかなか見分けが付かないことも多いですが、

 少なくとも個人ユーザーであればこういったリスクは低いと考えられ、

 まあそこを狙った防衛策とも。

なおそれでも被害に遭ってしまったら?

 クレームや返品を受けてくれればそれに越したことはないんでしょうけど、

 おおよそ個人売買ではそういった対応は望めないでしょう。

 なので残される道は話し合いのみ。

 またどうしても納得行かない場合には、それ以上は法的手段へ足を踏み入れてみるしか。。

 相手が事業者なら、加盟団体などクレームを付けられる第三者機関も多いですが、(個人ブローカーの類は除く) しかし個人相手はそんな頼る機関もありません。 つまり自分で解決するほか術はないでしょう。

 ちなみにこの場合、警察は全くあてになりませんので要注意。(詐欺だ!と駆けつける方も多いようですが、こういった不正発覚あって、かつ相手が事業者だとしても 詐欺として事件を取り扱われた例はほとんどないのが実情です。 なのでましてや相手が個人となれば。。 但し、完全な組織的犯行である場合は除きますが)

 以上、参考になる部分御座いましたら幸いです。


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