防犯装置の中で一番身近な存在が「盗難警報装置」。
シガーソケットに差し込んで使う簡易タイプから、本格的なセンサーを使用した玄人好みの警報装置まで、、 使用環境や予算に合わせて種類も色々と選べますよ〜 ^^)/
当該装置の最大の目的は ”威嚇”。
音や光で犯行を阻止しようと、、 そういった目的の防犯具です。
またその特徴ゆえ、車両の盗難と 車室内荒らしのどちらにも効果があり、セキュリティのスタンダードと言っておいても問題ないでしょう。
但し、一部機種を除き、そういった威嚇をもろともしない犯人に対し一線を超えられた場合には〜 それ以上の防犯能力がありませんので、(主にプロ窃盗団や熟練犯などに対し)
いわゆる犯行を迎え討つ城壁的、かつ門番的な存在と考えておきましょう。
あ、そうそう言い忘れていましたが、
警報装置には唯一! 犯行に及ばれる前の初動抑止効果があり、(⇒ つまり手を出される前に退却?回避させ、いわゆる2次被害を未然に抑止する効果がある)
その点は他のどの装置にもとって変わることが出来ませんので、
一応この点も大きなメリットとしてとらえておきましょう。
社外のカーナビやオーディオ等には興味が無いけれど、ゲリラ系・物色系の車上荒し対策はしておきたい・・・という方に好評な警報装置が、
取り付けも簡単なものが多く、セキュリティ入門や、軽自動車やコンパクトクラスの女性などにもオススメ。
振動等の異常を感知して警報やフラッシュで犯人を威嚇!
盗難警報装置の中では価格帯が一番安いタイプ。
但し、「警報装置が付いてるんだぞー!」というアピールにはなりますが、知識のある車上狙いの猛者や、窃盗団のような対プロの本格的な防犯装置としては超役不足・・・。 また異常を察知するためのセンサーが非常にプアであるため誤作動も多く、サイレンは消して フラッシングのみの視覚的な威嚇のみで使うか、もしくはセンサー感度を弱くして、(誤報サイレンを減らすため) 必要最小限の使い方をしなければならないものも多いのが懸念点。 (また異常のキャッチもけっこう適当。 とあるパターンは敏感に反応するが、とあるパターンはかなり反応が鈍いとか、、 それから構造も非常に単純であり、電源が容易に切断されたり本体を破壊されたり、、 まあそもそも死角も多い)
装置として標準的なタイプが
簡易据置タイプとは違い、センサーの個数や感度、クオリティ、、 それから隠ぺい性にも優れ、(容易に本体を破壊されたり警報を止められたりしないように。 もちろんフラッシャー等の装置作動サインまでは隠ぺいしませんが) より確実でより精度の高い防犯効果を発揮してくれます。
振動、赤外線、超音波など、、 色々な角度からアンテナをはりめぐらせ、またそんなアンテナから得られる情報もより的確に処理。 さらにセンサーなどオプションを追加し より多くの情報処理や より強固なセキュリティを構築し作動させることも可能。
但し、この標準的スタイルは安かろう悪かろうの傾向も強く、
廉価なモノ(大まかな振動センサーのみの簡易インストール型。 相場的には2万円前後) ⇒⇒⇒ 中級機(ありとあらゆる部分にセンサーを設置した本格型) ⇒⇒⇒ 上級機(手元の子機へ異常を知らせてくれるページャ機能やイモビライザー機能を持つ常時監視型や対プロ型など。 相場的には10万円以上のものも多い)
よりイイ物を追求すると相応の予算が必要になるのが最大の懸念点。
また上級者向けになるほど取付に高い知識と技術力も必要となり、こと対プロを意識する場合には、(プロの窃盗団に対抗できるシステムを構築する) 業界でそれを専門職とするようなインストーラーと呼ばれる技術者の力は必須で、一般のDIYレベルで取付け出来るものはかなり少ないのも欠点かな。。(またDIY取付けできたとしても、専門知識を有する方が取り付けたのとでは 決定的に製品の持つポテンシャルの引き出せ度も雲泥の差となることも。 特に上級者向けはインストーラーの高い技術あってその製品の威力が活きるとも)
セキュリティの作動中を思わせるLED点滅装置。
赤色などのLEDをただピカピカと点滅させるだけですが、心理的に車上狙いの意欲を低下させよう! という装置。 いわゆるハッタリ。
もっとも安価で もっとも簡単に取り付け出来ますが、警報はもちろん一切鳴りませんし、またネタバレする事も多く、(取り付け位置が不自然でバレル事が多い)
装置というより ちょっとした子供だまし的な立ち位置と考えておきましょう。
但し、そうとは言っても〜
ステッカーを除き、
これだけでも防げる被害があるのも事実。
実際に、ダミー装置で無差別車上荒しの被害に遭わなかった話もあるくらいですから、上手く利用すれば効果的かもしれません・・・。
なお、一応補足しておきますが、、
プロの窃盗団相手にはなんの効果もありません。 またその手の熟練犯にも同じことが言えますので、
その辺りは一応予め。
遭ってからでは遅い! 何も戻らない! 被害に遭う前に、誰でも出来るカーセキュリティ入門