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日常で出来る防犯対策

 車両の盗難や車上荒しを100%防げる対策方法はありませんが、ちょっとした日常の心がけで被害に遭う確率をグ〜ンと抑える事は出来ます。

 その例を紹介してみましょう。

キーは必ず抜く

 車両盗難に遭った人の約1割が、車へキーを付けっ放しにしていたそうです。

 理由は様々です・・・。

 「エアコンを切ると暑いので、エンジンをかけたままコンビニでお買物中に・・・(車内に赤ちゃんが乗っているから等も)」  「荷物の積み下ろしの為に、いちいちドアを開閉するのも面倒なんで自宅前へキーを付けたまま駐車していたら・・・」

 といった具合が、ほんの一例でしょう

 キーが付いた状態の車はあまりにも無防備です。

 エンジンが掛かっているなら なおさらの事。。(カギが付いていることをわざわざアピールしているようなもの。。)

 ある意味、玄関のドアにカギをさしっぱなしの状態 みたいな。

 どんなに高価な盗難防止装置を付けていても、鍵が付いたままエンジンがかかったままでは全く意味がありませんし、盗む側にとっても、何の障害も無くいとも簡単に乗って逃げられますからね〜。(ピッキングなんて技術も全く必要ないですし、エンジン始動までもが子供でもできるレベル)

 ちなみに、キーが付けっ放しの状態で盗難に遭った場合、盗難車が事件に使われたとなれば、車両オーナーの管理者責任が問われる場合も・・・。

 クセのある人は絶対になおしましょうね〜!

 ガソリンスタンドや自動販売機など、とにかくどんな状況でも、運転席から降りる場合には必ず鍵を抜く!

 もし鍵を抜くクセが定着していれば・・・、 「事故を装った盗難」など、ちょっとした「スキ」を狙った盗難にもかなり有効な対策となるはずですよ〜 ^^)/

 考えようによっては、この対策だけで盗難率が10%も低くなると考える事も出来るかな。(計算苦手なんで間違っていたらすみません。 なんとなく雰囲気だけでも。。)
 ここ近年ではスマートキーやイモビライザー付きの電子キーも増えてきました。(ボタンでエンジンがかかるアレ) ちなみにこういった電子キーは車室内へ置きっぱなしの傾向も強いですし、室内へ置きっぱなしでは鍵が付いているのと同じ事。 これらも同じように考えておきましょう。

 ※ なお電子キーの場合は、車室内からキーを持ち出してもエンジンかかったままになる車種も多いでしょう。 と、この場合、キーがなくても乗り逃げされる脅威がありますので、一旦エンジンを切ってドアロックするように心がけておきましょうね。 (イモビライザー内蔵の場合、車種によっては一定距離離れるとエンジンが切れるものもあるようですが、ただこういった機種はかなり希少だそうですから、いずれにしてもエンジン掛けっぱなしもタブーということで)
 あ、もちろん! キーを抜いたらドアロックも!! 忘れないでくださいね ^-^)ノ

スペアキーは隠さない

 もしもの「キーの紛失」を考えて、車の裏側などにスペアキーを隠している人をまれに見かけますが・・・。

 人間の心理を考えると、隠しやすい場所はほぼ特定出来るようです!

 ・・・という事で、スペアキーを車に隠すのは絶対にダメですよ〜。

 ちなみに、ターゲット車両の下見を兼ねた犯行前のスペアキー捜索は、犯人にとって当然の手順として理解しておきましょう。

 それから・・・ 海水浴場やスキー場等でのスペアキー隠しも禁物です。

 これらのレジャー施設では金銭類の車内放置率が高く、スペアキーの隠し保管率も高くなる場所ですので、車上狙いにとっては最高の好条件環境になっています。 また犯人は、遠くからキーの隠し場所を観察しています! なので、少々面倒でもキーは必ず持ち歩くようにしておきましょう。

 あ!それと、車内へのスペアキー保管も絶対に避けて下さいね〜。 車上荒しが車両盗難に発展する可能性もありますから・・・。

 近年はスマートキー等の普及で、スペアキーを隠したり保管したりする率は低くなっていますが、しかしそれでも、やはり隠しグセのある方はけっこうまだまだ見受けられます。 玄関マットの下に自宅のキーを隠すのが危険と同様に、車の何処かにスペアキーを隠すのも大変危険です。

 思い立ったが吉日。 これを機に、お心当たり御座いますかたは今すぐ思い改まってみては。

路上駐車は避けること

 路上駐車も意外と盗難に遭いやすい場所です。

 車が道路沿いに停めてあるので、レッカーだと一発で強引に持っていかれます。

 またレッカー作業されていても、他人は意外と気に留めないモノ。 また怪しむことも少ないです。(もしあなたが近所でレッカー作業している風景を見かけても、その人のお仕事だと思う程度でしょう。 そんなものです)

 車を停めるならばきちんとした駐車場へ停めるように心がけて下さいね〜 ^^

 コインパーキングは監視カメラなども備え付けられていますので、そう簡単に持って行かれることはないでしょう。 お出かけの際はこういった施設の利用も積極的にされてみては?

 ・・・ていう以前に、路上駐車は通行人や他の通行車の迷惑となりますし、そもそも交通違反帯も多いですから。。

車室内へ置くものは考えて

 車内は金庫ではありませんから、カードや小銭などは車内へ置かないようにしましょう。

 例え小額のお金でも、金銭類を目的とした車上狙いには「宝の山」です。

 わずか2〜3百円を車内に放置していただけで、鍵や窓が壊されるのだけは絶対に避けたいですからね〜。

 実際、コンソールポケットへ数百円置いていただけで、ドアガラスを割られ車上荒らしに遭われた方もいらっしゃいます。

 それから、車外から容易に見えてしまう場所へ金銭があると、他にも探せばもっと出て来るかも、、 と、犯人に対し過剰な期待を駆り立ててしまう恐れもあり、いずれにしても 車内への金銭放置は厳禁! ということで。

 それと、車上狙いに金銭類を想定させてしまう物も禁物です。

 カバン類やジャケット・上着などは、「何か金目の物が入っていそう〜!」・・・と想像されやすいですから、例え中身が空っぽだとしても、車内へ放置しておく事は絶対に避けましょう。

 その他では、パッと見で財布に見えてしまう小物ケースや、パソコンケースなども格好の標的となりやすいようです。 要注意!

 あ、言い忘れてましたが、もちろん! 自宅駐車場や出先の駐車場問わず いつでもどこでもこれら気を付けられてくださいね ^^

 まあすなわち、車内へはあまり物は置かない! と言う事でいいのではないでしょうか。 車上狙いも十人十色。 何に対し狙いを定めてくるかなんて絶対の正解はないですし、何を見て何を連想するかなんてのも人それぞれですし。。
 ここ近年では、スマホや携帯などの携帯端末、ノートパソコンやタブレットなどのモバイル端末の盗難も急増しております。

 時として、スマホなんて盗られてしまった日には、、 カードや免許証入りの財布を盗られるより面倒になる事も多いですし、電子マネーなど悪用用途もかなり多く考えられますので、ここら辺りの車内放置にも十分ご注意を。

何かしらの防犯用品を使っておく

 日常の防犯対策でカバー出来ない所は、視覚的・心理的な防犯対策が効果的です。

 代表的なものが盗難警報装置。

 「防犯装置が付いている・・・」という視覚的な防犯効果と、「警報が鳴って人が来たらどうしよう・・・」という心理的な防犯効果が望めます。

 それから ”ダミー用品” でも一定の効果は望めるでしょう。

 実際に、防犯ステッカーやダミー装置だけで車上荒しを防げた例もありますので、

 まあ取りあえず、思い立ったら吉日! 何かしらの防犯装置や用品を一つくらいは採用されておかれては?

 こういった用品は窃盗団などのプロには全く通じませんが、(動揺させることもほぼ不可能) 素人丸出しの一般犯、手当たり次第の粗暴犯や 衝動的に犯行に及ばれる突発犯に対しては、そこそこ高い効果が得られるようです。 警報が鳴るかもしれない! と、わざわざそこまでのリスクに飛び込むより〜 さっさと他のクルマに目星を変えればいいだけの話ですから。。

 ※ 実際、とあるマンションの広い駐車場で、深夜、手当たり次第片っ端からガラスを割られ 車内にあるものを取られた集中被害があったのですが、(うちの近所で、地方紙のニュースにも載ったくらいです) その時、警報装置が付いていた車のみは被害に遭わなくて済んだそうです。 典型的な効果として十分なニュースとも言えるでしょう。

 ※ 但し、効果は絶対ではないことにもご注意は願いますね ^^ 特にプロでなくとも、警報装置かまわずガツガツ行っちゃう輩も実際多いですから。(また車内へ魅力的なものが置いてあると、この場合もリスクに飛び込まれる事も。。 要は、他の対策も万全の上で この対策も、、 とも考えておきましょう)

 その他では、

 ガラスフィルムも有効な防犯用品です。

 フィルムを貼っているガラスは割り難く、(フィルムの張力はかなり強力です) ガラスを完全に取り除くために時間をかなり費やしてしまいます。 レジャー施設等で無差別に発生するような、短時間勝負の車上狙い対策にはかなり有効かと思います。

 但し、こういったフィルムには ”視覚的な防犯力(抑止力。犯行に及ばれる前にあきらめさせるパワー)” はほぼありませんので、(最近はプライバシーガラスも多く、フィルムを貼っているかどうかの判別も難しくなっていますし、また前席サイドガラスにはスモークフィルムは貼れませんし、、)

 またピッキングに対する防御力は全くありませんので、

 他の防犯対策をやっていてもなおかつ! といった場合の 最後の砦的な1アイテムとして考えておきましょう。

 狙われると少なくともガラスを割られるなどの被害はあるが〜 車内物の盗難までの時間稼ぎになり、場合によってはそれ以上の犯行はあきらめ逃走してくれるかも 的な。
車の盗難防止・車上荒らし対策

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