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HOME > 新車よりも高い「新古車」新車よりも高い「新古車」2006/6/24 更新 先ず、新古車という呼び方は正式ではありません。「未使用車」という名称が正しい言い方 です。ただ、「新古車」という名称が幅広く浸透してしまっている為、当サイトではあえて「新 古車」という呼び方で記載しております事を、予めご了承下さい。 何故「新古車」という呼び方が間違っているかと言うと、新車に名義が付き、ナンバーが取 り付けられた時点で、全て「中古車」となります。まだ誰も乗っていなくても動かしていなくて もです。その点を考えると、「新古車」という名称がいかに中途半端で分かり難い表現かと 言うのが分かって頂けると思います。車を「新車」か「中古車」かはっきりさせる為に、「まだ 誰も使用していない中古車」という意味で「未使用車」です。 もし「新古車」という表記を用いている販売店があれば、これは完全な不当表示になりま す。つまり、自動車公正取引協議会で定められた「自動車公正競争規約」に違反している 販売店です。こういった公正取引を意識していない販売店での車の購入は、いくら安くても あっさりと見送った方が良いとも言えます。 え〜と・・・、「未使用車」と「新古車」の名称についてはこれくらいにして、本題の「新車より も高い(新古車)」について解説していきます。 先ず、消費者から見る新古車のイメージは、「新車よりも安い!」というのが一番です。確 かにその通りで、「売り」の最大アピール部分でもあります。新古車の需要が増え始めた のは平成12〜13年頃からだったと思います。特に維持コストの安い軽自動車やコンパク トクラスの車を中心に、新車購入を狙っているユーザーや、軽自動車の需要増加が相乗 効果となり(中古車の軽自動車が高い)、今現在(平成18年)では何処の販売店でも必ず 展示していると言っていいほどの存在となりました。 しかし、「新車よりも安い!」が売りの新古車が、新車よりも高い買い物だとしたら、どう思 われるでしょうか・・・。新古車の全てではありませんが、一部には新車よりも高い新古車 が存在するのは本当の話です。 新古車という存在は、もともと新車の状態であった車を、何かの理由があって故意的にナ ンバー登録し、あえて中古車になった状態で「未使用車」カテゴリでの車両販売になってい ます。この何かの理由の多くは、新車ディーラーの実績不振によるノルマ達成の為の台数 合わせ(登録しないと台数実績とならない)、展示車、契約キャンセルによる在庫負担など が本来の主な理由です。 もちろん登録された車は「新車」ではなくなりますので、新車と同じくらいの値段では売れな くて当然です。そういった在庫を、早く小売販売しやすいように新車よりも販売価格を下げ、 消費者が購入しやすい状態にして小売していたのが「新古車」として流通していました。 しかしここ近年の新古車ブーム?による需要の激増からか、新古車をわざわざ作る為に 販売店自身が大量の新車在庫の購入をしたり、全国各地の自動車オートオークションで も数多く取引されるようになり、販売店は新古車の在庫獲得にかなりヒートアップしていま す。「新古車」=「新車よりも安く新品同様車が買える」という、新古車・つまり「未使用車」 のイメージが定着して、新古車(未使用車)という表記に値段が隠されてしまっている状態 でもあるのです。 大胆な販売店になると、仕入れた新車を登録せずに、新車そのままを「新古車(未使用車) です!」と言って販売する小売店も現実に存在しています。こういった販売店側と消費者 側の新古車に対するヒートアップ現象から、「新車よりも高い新古車」が出回るようになっ ているのです。 例えば新車よりも高くなってしまう現象として、オートオークションで例えるとします。オーク ションと言うのは、売り手側と買い手側が値段に納得して契約成立となります。売り手側は、 想定している「この値段以上の入札額があれば売ります」という希望落札金額になるまで は当然売りません。買い手側も、売り手側の希望金額以上でないと落札出来ません。 しかしオークションというのは「セリ」です。他人より高額な金額での購入意思が無いと購入 する事は出来ません。という事は、ひとつの車を欲しがる販売店が3店舗あったとすれば、 売り手側の希望金額を越えた所から3店舗の競争入札となります。 ここで一番考えるべき所は「売り手側の販売店」です。当然何らかのルートで仕入れてい た在庫車を売るわけですから、よほどの理由が無い限り損をして売る事はありません(在 庫処分に困っている場合は別ですが・・・)。しかし、買い手側の落札販売店は、この「売り 手側の損が無い金額」以上の金額で落札をしているわけです。そうです、売り手側の販売 店よりも買い手側の販売店の仕入原価の方が高額という事です。 しかもオークション取引になると、落札金額に落札手数料やら、場合によっては陸送費ま で経費が掛かってしまいます。もしこの場合の売り手側の販売店が新車ディーラーで、消 費者からの契約キャンセルによる予期せぬ在庫負担になった車を、自社登録後に新古車 として出品された場合、「損の無い金額」が仕入れ原価+掛かった経費だとしたら・・・。落 札した販売店は、売り手側の新車ディーラーの仕入れ値段よりも高く仕入れている事にな ります。 新車ディーラーが、新車を仕入れ原価ギリギリまで値引きして売る事は無いと思いますが、 少なくとも買い手側の購入した新古車よりも、売り手側の新車ディーラーの新車の方が安 く販売出来る可能性は十分にあるという事です。 「新車よりも高い(新古車)」の出来上がりです。 ここで例えたオートオークションは極端な例かもしれませんが、実際に有りえる話でもあり ます。オートオークション以外でも、販売店の諸経費の違いや仕入れルートなど、色々な 理由があって高くなるケースもあります。 新古車の需要が異常なまで急増した為か、新車ディーラー同士の競合他社に、中古車販 売店などの「新古車」も意識され競合に加わっています。時には販売実績に関係して、「新 古車」よりも安く新車を販売する「店長特別決済価格〜!」なんて事も考えられます。 私は中古車販売店に勤務しておりますが、新車よりも十分に安い新古車も数多くあります。 しかし、新車ディーラーの値引きに敗戦する新古車も一部あったりもします。 販売店での購入は、車の金額以上のお客様との関わり、販売店や営業マンの魅力・努力 による人間関係も深く関わってきますから、金額が全てだとは思っておりません。 しかし、もし貴方が新古車の購入を考えられていて、とにかく「値段重視!安さ最優先!」 であれば、新古車という言葉に惑わされずに、一度新車での見積もりを取得される事をオ ススメします。ひょっとすれば「新古車」をエサに新車がより安く購入出来たり、新車ディー ラーとの競合で狙い目の新古車がもっと安くなるかも・・・。 多少内容が重複している部分もありますが、こちらの⇒「新古車(未使用車)アドバイス」も 是非参照にしてみて下さい^^ |
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