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走行距離が怪しい!巻き戻し改ざんを調べる方法

 「買取り専門店などで査定してもらった時、走行距離がどうも怪しいと言われた・・・ 事実を突き止めたい」 「個人売買で中古車を購入したいが、事前に、走行距離に不正がないかどうかを調べたい」 ・・・といった場合に、とても重宝するシステムがありますので、、

 是非とも覚えておいて下さいね〜 ^^)ノ

走行メーター管理システム

 それがこれ。

 http://www.aftc.or.jp/contents/am/meter/index.html (自動車公正取引協議会より)

 走行メーター管理システムというもの。

 これは、日本オートオークション協議会(http://nak-hp.info/)が開発した不正チェック・システムで、

 全国各地のオークション会場に出品された車両の走行距離を個別管理し、全国で流通している中古車のメーター不正改ざんを防止・排除する目的で運用されはじめ〜 今では既に10年以上の稼働となり、昨今下においてもメーター不正排除活動の中心基盤を担っているシステムとも。

 イザという時はここを!思い出してくださいね〜 ^^

 ちなみにシステム自体はいたって簡単。

 全国各地で常に開催されているオートオークションに出品された車両の出品年月と走行距離が随時データ保存されており、(なお、ここで言うオークションはネットオークション等ではなく、事業者が商いとして出入りする会員制中古車オークションの事を指します)

 後日不正チェックを行った日の走行距離と照らし合わせて異常を検知するというもの。

 例えば・・・ 平成15年3月に、△△オークション会場で走行距離80,000kmの当該車両の出品歴があった場合、この情報がシステムにバンクされており、、

 後日、もし平成21年現在で当該車両の走行距離が50,000kmになっていた場合には・・・ 「走行メーター管理システム」にて 「異常」と判断され、平成15年3月以降に走行距離メーターに何かしらの異変があった事を知らせてくれる。。 とまあこんな感じです。

 シンプルですが威力は抜群かと思われます。

 なお、車屋さんとしての私的な一言ですが、このシステムが世に出てからというもの〜 メーターの不正は本当に激減しました。 またこのおかげで損せずに済んだお客様も(お店も)数え切れず、、 それからこれが影響し閉店に追い込まれた不正業者も数多く見て来ておりますし。。。(不正はさかのぼって追求される事も多く、日常的に不正に手を染めていた業者は多額な損害賠償で破綻・・ なんてことも多々起きました)

 まあとにかく予想以上に優れたシステムです ^^

でもこれって事業者専用じゃ?

 ご安心ください。

 本来は事業者間取引きをメイン市場として開発されたものですが、これら情報は個人ユーザーにも開示されており、

 費用は必要ですが、(1,500円) 関係窓口に現車を持って行きさえすれば、、 誰でも簡単に走行距離の異常を知ることが出来ますよ ^^

その関係窓口は何処にあるの?

 なお、その窓口は、、

 最も身近な所では ”日本自動車査定協会(JAAI。日査協という人も)” かな。

 http://www.jaai.or.jp/soukoumetor.html (日本自動車査定協会より)

 日本中古自動車販売協会連合会(通称JU中販連)の全国支部でも取扱いされております。

 http://www.jucda.or.jp/jugroup.htm (日本中古自動車販売協会連合会より)

 ちなみに・・・ JU中販連に加盟している中古車販売店(⇒ 会員店)でも受付けしてくれる場合もあるようで、(そのお店によります)

 もっともっと身近で探したいと思われる方は、最寄のJU加盟店へ相談されてみるのもいいかもしれません。

 ※ なおJU会員店では、JU各支部を通して検索を行うことになりますので、手数料はやや割高になることもあるかもしれません。

注意事項

 ところでこんなにも優れたシステムなんですが〜 もちろん欠点なども御座います。

 もしご利用されます場合には、これら欠点も予めお含み置きの上にてのご検討を。。

 
 かなり画期的なものですが、全国各地のオークション会場に一度も出品された事のない車両は、、 システムに蓄積されているデータが一切ありませんので、走行距離に不正があったとしても異常を知る事が出来ません。 また異常として検知されることもありません。

 例えば新車からずっとワンオーナーだった車や下取り・買取りの直販車、個人売買で転売された車等は、、 データが蓄積されていませんので、(オートオークションを経由していない) 何処かでメーター異常があったとしてもシステムで検知することは出来ません。

 それから全国にあるオートオークション会場の中には、当「走行メーター管理システム」に加盟・参加していないオークション会場もあるようで、もし過去にオートオークションを経由している車両であっても〜 こういった経歴を持つ車両では異常を検知することが出来ません。 また必ずしも異常を発見出来るとはかぎりません。

 ご注意を。

 なお基本的には、全国の主要オークション会場は当システムに加盟・参加しています。 加盟していない会場は マイナーな会場や独立会場などほんの一部とお考えください。

 
 異常の検知はあくまで ”異変材料” です。

 確かに、特定のポイントより走行距離が短縮されているなどの異常を表しますが、しかしメーターの故障修理など ”不正” ではないケースも含んで検知される可能性も十分に御座いますため、当該チェックで異常が出たからと言って必ずしも不正とは限らず、、

 そういった面も十分お含み置き等のほどを願います。

 チェックで検知されるのはあくまで ”異常”。 全てが全て ”不正” であるとは限りません。
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