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車検2年付きの中古車とは




  2007/8/25 更新
 雑誌や中古車販売店でたまに見かける「車検2年付き」。一見かなりのお得物件だと思っ
 てしまいますが、本当にお得なんでしょうか・・・?

 中古車販売店のプライスボードをチェックしていると、「車検なし」「車検受渡し」「車検2年
 付」・・・など、車検に関する表記が色々ある事に気付くかもしれません。これらの表記は、
 現状での車両状態の検査期限を表しています。つまり、「車検なし」は車検が切れている状
 態で、乗り出しには車検費用が別途で必要という事が分かります。

 ここからが本題です。

 「車検2年付」という表記は、「車検が丸々2年付いてくるのでかなりお得な物件!」・・・と思
 っている人も多いかと思いますが、実際には車検受けに必要な全ての費用が無料サービ
 スされるわけではありません。
「車検2年付」に含まれる費用は車検に関する検査費用や
 検査手数料
のみ
で、税金類や自賠責保険は別途必要になります。
 自動車販売店が、無料サービス特典などで使用者に代わって納税する事は違法ですので
 (税金はサービス出来ない)、購入者に納税義務のある税金までは販売店は負担しないの
 が当然です。自賠責保険は、購入車両とは別に保険を購入して譲渡してもらう形になる為、
 残り月分の自賠責保険代も支払う必要があるというわけです(車検を受けているわけです
 から、乗用車なら24〜25ヶ月分の自賠責保険になります)。

 つまり、「車検2年付」でお得になるのは車検に関する検査・整備費用のみで、車検に付随
 する納税や自賠責保険の加入は別途必要・・・という事です。お店によっては「法定24ヶ月
 点検の費用が別途」という事もあるかもしれませんので、注文書に整備費用が入っている
 場合には色々と聞いてみましょう(法定24ヶ月点検は車検の前後に義務付けられています
 が、車検と法定24ヶ月点検は全くの別物ですから・・・)。
  
※ 参考までに・・・「定期点検・法定点検について」。

 そして「車検受渡し」。「車検なし」の車を、車検を受けて販売する時によく用いられる言葉
 ですが、プライスボードに「車検受渡し」と表示されている場合には「車検2年付」と全く同じ
 意味になります(プライスボードや中古車雑誌に「車検受渡し」と表記されていれば、車両
 本体の表示価格に車検費用が含まれている事になります)。
 「車検受渡し」という表記は誤解を生みやすい表現です。販売店が間違って理解している事
 もあるようで、プライスボードに「車検受渡し」と書いているのに、見積書や注文書に検査費
 用等が含まれている「
不適切」な表現もあるようです。自動車公正取引協議会の判断では、
 車両本体価格に車検費用を含まない場合には全て「車検なし」と表示するのが正しいとい
 う事です。もし上記のような不適切な表現があった場合には、公正取引を意識していない販
 売店・・・という見方で、ひとつの販売店の判断方法にもなるでしょう。

 折角なので、ついでに余談話を・・・。
 「車検2年付」では検査・整備費用がお得と書きましたが、実際には「車検2年付」のお得度
 はそれほど高くないのが現状です。プライスには「車検2年付」と書いていても、実際には車
 検に必要な費用を車両価格に予めプラスされている場合がほとんどです。
 最終的には車検がなくても車検を2年付けても支払い総額がほとんど変わらないようにしっ
 かりと計算されていますので、「車検2年付」という表現は
少しでもお得な物件と見せかける
 為の販売戦略
として考えておきましょう〜。
 例)・・・同じ在庫車でも、「車検なし」の状態で車両本体が50万円+車検受けの諸費用が
     20万円=支払い合計70万円。 「車検2年付」の車両本体が55万円+諸費用が
     15万円=支払い合計70万円! といった感じ ^^)。



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