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普通車の車庫証明。 申請手続きの流れ

 普通車(乗用車) = いわゆる白ナンバー車両の車庫証明手続きについて。

 必要書類が揃ったところで〜 申請手続き本番当日の流れは? 手順は?? 警察署でやる事は???

普通車ナンバー

@ 予めの留意事項

 ・受付時間は限定されています

 申請手続きの一切は、所轄の警察署 車庫証明申請窓口にて行いますが、

 但し、警察署は365日24時間開いているとは言っても〜 申請窓口での受付時間は予め決まっておりますので、(限定される)

 その辺りは予めご注意等願います。

 窓口の受付時間は? ///
 土日祝除く、(年末年始あたりも) 平日の朝は8:30頃から〜 夕方は16:00くらいまで。 (ただ時間は署によって異なります。 締切が早い署では15時くらいで終了されてしまう所も。 逆に遅いところは17時までやっている署も。。 ちなみに昼の休憩時間は、、 これも署によって有るところと無いところが御座います。 この辺りにもご注意を)

 ※ 申請書の提出可能時間と、証明書の受取り時間(後日交付分受取り)で差が設けられている署も。

 ・2度出向く必要がある

 車庫証明の最終目的は証明書の交付を受けること。 つまり申請後交付される証明書を受け取らなければいけません。(これがないと名義変更へ進めません)

 ちなみに証明書の交付は、申請のお手続きからおおむね1週間後。(早い署では中2日、ないし中3日で交付されることも)

 つまり申請手続きと交付受取りの2回、警察署へ出向かなければいけません。

 何卒ご承知おきを。

 申請手続きの最終的な目標は ”自動車保管場所証明書(車庫証明)” の交付を受けることです。 書類を提出して完了では御座いません。

 ・お手続きの流れなどは、地域や署、署員によってかなり異なる事も

 これまで申請書などの様式や記入例など、地域や署で異なる部分御座いましたが、ことさらに手続きの段階になれば、、 もっと地域や署、署員による差異が大きくなることも考えられます。 (つまり、その署や署員特有のルールや 地域特有のローカル・ルールがより色濃いくなる)

 ちなみに以下解説の流れも、あくまで私の日常業務でよく出入りする署や地域前提での話ですので、

 何卒予め。

 基本的な部分はそう変わりないかもしれませんが、台帳記名や手数料支払い、ちょっとした手順が異なることは多いです。 こちらもおおよその参考までに。

A 申請編

 1. 先ず所轄警察署へお出かけする前に、、

 申請者本人の認印、(申請書で使っている印影のもの) それから新しい愛車の車両情報が分かるモノ(車検証コピーが理想)も準備し、持参しておくようにしましょう。

 ないとその場で訂正加筆などが必要となってしまった時、またいちいち出直ししなければいけなくなりますので。。

 よくある質問 ///
 時間が取れないので、代理の親や配偶者に届出・申請の手続きをさせてもいいの? ⇒ その程度であれば代理の者が行っても問題ないでしょう。 委任状なんてのも不要です。 但し、お手続き機関窓口で訂正や加筆が必要となったとき、代理人が訂正などを行うことは原則出来ませんので、(本人の印鑑を持っていても) その辺りにだけは注意されておかれたし。

 ※ 受取りの際は特に問題はないでしょう。

 2. 所轄警察署の車庫証明申請窓口へ行ったら、取りあえず作成してきた書類一式を提出。 窓口で担当署員にチェックされます。

 ちなみにこの時、保管場所等について色々と尋ねられることがありますので、必要に応じ補足を。(代替車両はありますか? とか)

 なお保管場所現地へ既に新しい愛車がとまっており、申請書へその自動車登録番号を記していない場合には〜 ここでそれら旨をご申告されておきましょう。(何も言ってないと 現地調査時に保留となって証明書交付日が伸びてしまう恐れが御座いますので)

 もちろん不備等があればこの時に指摘されますので、適所ご対応を。。

 3. 一通りチェックも終わり、無事書類を受け付けてくれる状態になりましたら〜 その場で ”受付番号(申請番号や受理番号という場合も)” が発行されますので、(発行というより署員が口頭で言ってくるだけなんですけどね)

 忘れぬよう必ずメモを。

 窓口付近には受付番号を控えておけるようなメモ紙が置いてある場合が多いですので、そういったメモを使うのもいいでしょう。 (そのメモには次回証明書の受取り時に関する補足なども書かれておりますので、あれば積極的に使うのがベスト)
 この受付番号は、次回 証明書の受取り時に必要になる番号です。 絶対にお忘れなどないように。

 それと同時に、

 受付窓口付近には ”当日申請分の証明書交付日(その日に申請書が受理された場合の、車庫証明の交付される日)” が掲示されているはずですから、

 その日付も忘れずにチェック & メモしておきましょう。 (ちなみに窓口に置いてあるメモ紙には、こういた交付日もメモれるようになってます)

 なおこの時、窓口に備え付けられている台帳(受付票など)への記名を求められる署もありますので、言われたら必要に応じご対応を。

 4. メモが終われば、先ほどの提出書類の一部を手渡されますので、

 お次はそれを持って手数料の支払いへ。(支払いの窓口は別窓口。 だいたい申請窓口の近辺にあります)

 ちなみに手数料の納付方法につきましては、以前までは大半が ”証紙貼付け” とされておりましたが、(署内の証紙売り場で手数料分の証紙を購入し、その証紙を申請書の所定位置へ貼り付け納付する方法) ここ最近では証紙貼付けを廃止し、現金収納としている署(都道府県)も増えてきているようで、(印紙を貼る代わりに収納済印を押すだけ)

 まあ一応余談までに。 (取りあえず、いずれにしても署の所定の支払い方でご対応を)

 ※ 手数料はおおむね2,000円〜2,500円前後でしょう。(地域で異なります)

 5. 支払い後は 先ほど手渡された書類の一部へ収納印、もしくは証紙が貼られていると思われ、(ちなみに証紙は自分で指定位置へ貼り付けます)

 後はそれをそのまま、先ほどの申請窓口へ。

 お疲れ様でした。

 申請手続きは以上で終了です。

 そこからは特に待機していても何も出ませんので、本日は取りあえず帰路へつきましょう。

B 交付日までの間

 申請手続きが終わりましたら〜

 早ければ翌日には 現地調査員が、申請した保管場所の有無や状況を確認しに来ます。(パトカーなんて来ません。 通常は業務委託を受ける管理会社社員がカブやコンパクトカーに乗って来られますので、そもそも警察の人も来ませんし。。)

 自宅敷地などであれば、インターホンを鳴らして 「見させてください」と声を掛けられますが、(もちろん留守でも問題はありません。 一応のただの挨拶ですから)

 それ以外では 基本的に声を掛けられるということはないでしょう。(誰かが在宅していて、疑問点があったら極稀に質問される事はあるようですが。。)

 なお現地調査と言っても〜 こちら申請者は特に何もしなくていいです。 基本的には調査員が適当に来て勝手に見てそそくさと立ち去るだけですので、立ち合いする必要はありません。 また事前連絡なんてのも御座いません。 (特にイベントが発生するわけではないので、申請手続き後はそのまま放っておけばそれでイイです)

 ※ 現地で不明な点などあっても、基本は後日、もしくは即日連絡が入って来ますので〜 在宅しておく必要もありません。 不在で大丈夫です。
 注意事項 ///
 申請手続き中、証明書の交付日までは〜 申請地(申請している保管場所)への他のクルマの乗り入れは極力避けておきましょう。(代替車両ありで、その車両情報を届出している場合は除く) ちょうど調査員が調査しに来たところへ、代替車両などとして届出されていない知人友人、家族などのたまたま車がとまっていたら、、 申請地へ保管スペースが確保されていないということで ”一旦保留扱い” になり、署から連絡が入ってきて対応したり 再調査が必要になったりと証明書交付が伸びてしまう事も御座いますので。

 ※ ちなみに、何も問題なければ連絡は入ってきません。

 よくある質問 ///
 申請書を提出した後、保管場所を確認しに調査員が来られる日ってだいたい分かりますか? ⇒ 基本的には規定などないので分かりません。 早ければ翌日にでも来られるようですが、ただ所在地や地域性、調査員の都合などにも影響することも多いようで、取りあえずは交付日前日まで ”いつ来られるか分からない” というのが現実でしょう。

C 証明書の交付日当日(受取編)

 証明書の交付日当日を迎えましたら〜 以後はいつでも受取り可能な状態となっておりますので、(もちろん窓口の時間内であれば)

 出来るだけ早めに受取りに行きましょう。

 よくある質問 ///
 いつまでに受取りしないといけない? ⇒ 車庫証明は、証明を受けた日からおおむね一ヶ月以内に運輸支局等へ提出しなければいけませんので、(名義変更の必要書類として添付提出できる有効期限) それを見越し出来るだけ早めにお受け取りされてください。

 なお、その証明日は 実際にお受け取りに行った当日(受取日)では御座いません。 ご注意を。

 ちなみにもし有効期限を過ぎてしまったら? ⇒ もう一度車庫証明の取り直しです。 全てはじめからやり直しされてください。
 よくある質問 ///
 証明書の交付を急いでいるのだが、前日でも行けば交付してくれる? ひょっとしたら既にもう出来てる? ⇒ これにつきましてはこちらブログ記事をどうぞ。 そちらに取りまとめております。

 1. 先ずはお出かけ前の持参品チェックから。

 申請時の受付番号等を書いたメモ紙は持ってますか? それから認印も持っておきましょう。(ちなみにここで必要な認印は受取りに行かれる人の印です)

 問題なければまた例の警察署窓口へ。

 基本的には申請時と同じ窓口ですが、地域や署によっては 専用の受取り窓口というものがあるかもしれません。 もしあればそちらへ。

 2. 窓口に着いたら〜 「受取りです」と一言伝えましょう。

 すると窓口署員が申請時の受付番号(もしくは申請番号、受理番号)を聞いてきますので、

 口頭で受付番号を伝えてください。(メモ紙をそのまま渡しても問題ないでしょう)

 3. そしてそのまま待っていると、

 「○○さんの証明書ですね?」と確認されつつ〜 「○○○番で受取りのサインを」と言われ、「受取票」等と書かれたノートに受取りのサインを求めてきますので、(もちろん分からなければ教えてくれます)

 言われるがままサインを。

 なおこの時、受取りサインには一般的に認印が必要と言われておりますが、しかし現実にはサイン署名でも問題ない場合がほとんどでしょう。 実際クルマ屋さんは大半が署名のみ、もしくはシャチ印でパパッと済ませておりますので。。 (もちろん私も ^^; そもそも印鑑なんて持って行ったことありませんし。。)

 4. 受取りのサインを終えましたら〜

 ここでもまた申請書の用紙を一枚ほど渡されますので、(提出書類の一部)

 やはり今回も手数料のお支払いを。

 支払いは前回申請時と同じ流れです。

 ※ なお、ここでの手数料はおおむね500円〜600円くらいでしょう。(もちろん地域差あり)

 5. 支払いを済ませたら

 後はまたその収納印、もしくは証紙を貼った用紙を窓口へ。

 6. 車庫証明(自動車保管場所証明書)交付!

 お疲れ様でした。

 まあ一応、自分ので間違いないかくらいはご確認を。

 以上にて全行程・全手順終了です。

D その他補足

 車庫証明の交付時には、

 @ 自動車保管場所証明書

 A 保管場所標章番号通知書

 B 標章ステッカー

 この3つのアイテムが手渡されますが、

 この中で名義変更に必要なのは @ 自動車保管場所証明書 のみです。

 他のアイテムは必要ありませんので、一応念のための補足としてまでに。。

 よくある質問 ///
 証明書と通知書? 似てるけどどっちがどっち? ⇒ 証明書か通知書かは、用紙署印が押されている辺りに書かれているはずですので、そこでご確認ください。 なお複写式の申請書を使用した場合には、通知書は複写記入になっているはずですので、そこで見分けられてもいいでしょう。
保管場所標章番号通知書
これは保管場所標章番号通知書
 関連情報 /////
 これから名義変更の予定ですか? それならもし宜しければ〜 お立ち寄りのついでに ”⇒ 車屋さんが解説する名義変更講座” こちらもぜひご参考頂ければ幸いです。
 注意 ///
 車庫証明に関する法律(いわゆる車庫法)はもちろん全国統一基準です。 しかしながら、特に書類の記入方法や申請手順では地域毎にかなり差が見られることもあり、(補助・添付書類の見解差等も。 まあ言うなれば地方の風習、ローカル・ルールというべき所かな。 ちなみに警察署毎や担当署員によってこういった違いが出てしまう事も。。)

 なので当サイトにて掲載している車庫証明のお手続き方法等は〜 必ずしも! どこの地域、又は警察署においても通用するとは限りませんので、この辺りは予めお含みおきのほどを m(_ _)m

 ※ ちなみに当サイトに掲載している一連の解説は、私が日頃業務で出入りしている地域のルール等を元にしておりますので、その辺りも一応予め。。
手続きガイド

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