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下取り車に関する諸費用・諸経費
自動車の注文書や見積書を見てみると・・ 「下取り車諸費用」 「査定料」 と書かれた販売諸費用が。 この販売諸費用は自動車販売店によってあったりなかったり、また販売店によっても金額が異なるようですが・・・
いったいどのような費用？
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下取り車諸費用
自動車販売店にこの諸費用について説明を求めると、ほとんどのお店では、、
「下取り車の名義変更や、それらに伴う各種手続きの為の手数料です」
と、説明されるでしょう。
また、所有権留保になっているような車両の場合だと、所有権解除に伴う手続き手数料を含めたり、
所有権留保とは？
簡単に言えば、車検証の所有者名義が ”ローン会社” とか ”信販会社” になっているアレ。 主に自動車ローンを利用するなどしてその支払いが終わるまでの ”担保” 目的などでこういった形となる場合が多い。 ちなみにこの所有権留保状態の所有者から所有権を移行する事を ”所有権解除” という。（移行する権利を譲受することも含む）
廃車にされる予定の車両だと、廃車手数料として請求される場合も。
ちなみにいずれも ”手数料”。 ということは？
ぶっちゃけ丸々儲けの収益源。
車販で利益を得、下取りでも利益をぶっこ抜き、さらに諸費用もおいしく頂き 利益が利益を呼び笑いが止まらない状態とも。
なおここ最近では、車買取り店の予想外のシェア拡大により、「下取り車諸費用」・「下取り車手数料」といった販売諸費用を請求するお店がかなり少なくなってきてはおりますが、
それでも車屋さんの古来からの収益源。 営業マンの実績の種。
まだまだ見かけることも多いでしょう。
もし見かけたら値切れる？
手数料なんで無論でしょう。（可）
先述のように ”ダメ元計上” をやっているお店も多いですから、とにかく積極的に交渉を試みてはいかがでしょうか。
というより、
こちら（お客様）が買うクルマの名義変更手数料はこちら持ちなのに、そっち（車屋）が買う（下取り）クルマの名義変更手数料もこちら持ちなんて、、 なんだか矛盾していません？ 不公平でないですか？
そもそも値切れるうんぬん サービスしてもらえるほどの勢いで。
ちなみに廃車手数料が値切れないなら廃車センターへ無料引取り、もしくは買い取ってもらう回避策あり、 また所有権解除手数料が値切れないなら お手続きは意外と簡単ですので、（ご本人様が手続きされる場合には、所有権者へ直接電話一本と必要書類の返送だけで済むことがほとんどです） ご自身でチャレンジされてみるというのも。（ただ一部、信販会社が所有権者の場合にはちとややこしいケースも御座いますが。。）
査定料
諸費用の説明を求めると、
「査定資格を持つ査定士による査定の手数料です」
こんな感じが多いかな。
ただ現在では無料が一般的。
もし見かけたなら値切るうんぬん 警戒するに値するかも。（どんだけ利益追求型のお店、もしくは営業マンなのか、、）
業界20年超、中古自動車査定士資格保有の日本自動車査定協会（JAAI）認定登録店店主。業界裏から裏と本音を語っております。
※ なお、ここに挙げます内容は～ あくまで一例、かつ一部です。 その他にも、、 またこれら例は、必ずしもというわけでも御座いませんことも予め。