職人!?カーライフ.com
鑑定裏から本音を込めて〜 査定協会認定店&資格保有査定士による下取り必勝ガイド

TOP PAGE > 下取り必勝ガイド > 損をしないために知っておきたい事 >

外車、輸入車の注意点

これから外車(輸入車)を下取りとして出される方! これから外車を購入される方!

必ず読んでおいて方がいいですよ〜 ^^

外車の下取りの現実

外車・輸入車の下取り価格は非常に厳しく査定されます! とにかく叩かれます!!

何で?

@ 先ず転売の難易度が高いから

近年は輸入車も増えて来たとは言えど〜 国内流通する自動車市場から見ればまだまだ数パーセント規模。

一般的なクルマ屋さんがもし下取りしたとしても とてつもなく在庫リスクが高く〜

忌み嫌われるのが落ち。 (⇒ 好んで下取りしてくれないから相応に値を下げられやすい

 輸入車は、国産車に比べて流通が非常に少ない為に、下取り後の転売に不安を感じている販売店はかなり多く存在します。 もちろんウチもそうです。 実際何年も売れ残る外車も多く目のあたりにしてますし。。 なのであまり好んで下取りするお店はいらっしゃらないでしょう。 というか通常よりさらに好まれ難い傾向とも。

 ※ ちなみに通常より好まれ難いということは〜 それだけ値下げ度も太く大きくなりやすいという事。 その点も決してお見逃しのないように。

 ※ 輸入車はちょっとした憧れ的なクルマなので あまり好まれないとかピンと来ないかもしれませんが、下取る側のお店はあくまで商売。 現実ウラはこんなものです。

A それから相場変動の激しいクルマだから

はっきり言って相場変動はとてつもないです。

それに在庫リスクも加わるわけですから、、

どんだけ〜

 となれば、下取り後の転売によほどの自信がない限り、、 さらに先の先の先まで読み〜 もっともっと損失の出ないように予め十分十二分にマージンをとった査定(値下げ)は自ずと必須となってくるでしょう。

B 極め付けは転売リスクも高いクルマだから

輸入車はもし転売まで至ったとしても〜

最後に ”転売リスク” という試練も必ず付いて回ります。

簡単に言うと ”保証” に対するリスク。

輸入車と言えば? 故障頻度が高いという点は、誰もが頭に浮かぶはず。

もちろんそれは否定致しません。

ということは?

お店は、販売後のそのリスクに対しても考えておかねばならず、、

 一般的に販売保証は、新車を除き〜 そのお店の利益から賄わなければいけません。 なので故障頻度の高い輸入車は必然的に利益確保が重要視されるのは言うまでもありません。 ちなみにその利益確保はどうする? と、考えた時、それだけ車両本体価格を高く設定するという手が最もポピュラーですが、そもそも下取り価格からウンと下げておけばさらに利益確保はしやすくなるため、ここでも値が叩かれるやすいという脅威が。。

 ※ なお、輸入車はその故障リスクだけでなく、実際に故障し修理に至った時の ”費用の高さ” も忘れてはいけませんよ〜

というわけで、現実はどんなに厳しいものかご理解頂けたでしょうか。

ちなみに、その厳しさがどんだけのものなのか〜 具体的な数値としても最後に触れておこうかな。

査定額は、購入 1ヵ月後で購入価格の半分以下になる

・・・と、こんな具合です ^^

諸費用込み 300万円で購入したベンツ。 納車された翌月に査定してもらうと 150万円。

これが輸入車査定の現実。

参考までに。

 なお、これらは業界内でよく例えられる例のひとつですが、ただまああくまで ”例え” のひとつにしか過ぎませんので、よくも悪くも現実は必ずしもではないことは一応予め。

専門店の査定の低さ

外車・輸入車専門店での下取り査定! こちらもとにかく叩かれます!!

ちなみにこの場合、その下取りは輸入車であっても国産車であってもその傾向には変わりはないでしょう。

何で?

@ 先ず国産車は全く必要ないですから

輸入車専門店で国産車を下取りするということは〜 魚屋さんに野菜を買ってくれと売り込みに行くようなもの。

全く必要とされてません。

高く査定しようなんて これっぽっちもさらさら思っていません。

ご注意を。

A 競合性に乏しい市場という理由も

皆様がもし輸入車購入を検討される場合、購入先候補はかなり絞られてしまうでしょう。 場合によっては行くところは一つしかないとも。

とすれば何が起こりうるか。。

買うにしても売るにしても非常に競合性が低く、

全てにおいて販売店の ”言い値” ”思惑通り” になりやすいでしょう。

つまりそれだけ良い査定も望めないというわけ。

 ベンツやBMWなど、特定の輸入車を購入しようと検討していても、、 比較できる店舗は専門店に偏りやすく、他社競合での見積もり比較は皆無に近いでしょう。 また輸入車という嗜好性の高いクルマであるがために〜 買う側のユーザーの購入意思も強く、(欲しいメーカーがほぼ固定) 必然的に他メーカー・他店舗との競合も稀という現実も。

 さらに新車ともなれば、比較したくても身近に比較出来る新車ディーラーが無いという現実も。 (国産車ディーラーと違って輸入車ディーラーは多く点在しませんから、同系、もしくは同系他チャンネル・ディーラーの 「はしご」 どころか、競合他社との比較もままならない事も多いでしょう)

 となれば 「他の店舗では下取り査定が○○万円だった・・・」 なんて商談交渉などほぼ有りえないこととなり、

 まあ輸入車ディーラーが強気の商売になる事は火を見るより明らかかと。
 ちなみにこの傾向は、国産車だけでなく 輸入車においても全く同じことが言えます事は予め。。

B 専門店はとにかく利益重視経営だから

一等地に構える豪華絢爛なショールーム。 眺めるだけでも目の保養になる高級車並ぶ展示場。 充実した保証やそれに見合う整然とした最新鋭かつ立派なサービス工場。

しかしそのウラでは、、

飛んでもないほどの運営費(経営費)がかかっているということを忘れてはいけません。

またこれは これまででも触れましたが、

輸入車ってそうそうパカパカ売れるようなシロモノでは御座いません。 また売れても 売ったで売っただけさらに見込まれる必要経費も付いて回りますので、(主に中古車の保証面)

ゆえそこには半端ないほどのリスクマージンも必要とされており、

 在庫リスクや転売リスクというやつですね ^^

もう専門店はとにかく ”儲け” に血眼です。

と、そんなお店へ高額査定なんて望めるでしょうか?

むしろその莫大な費用を穴埋めするための矛先が ”低水準査定” であっても何らおかしくもないでしょう。(安く下取りすればするほど利益率も上がりますので)

さらに今一度、そうそう売れる代物ではない、、 ということは、

利益を得るチャンスもそれだけ少なく、

すると、商談の一台一台からとにかく利益を吸い尽くす ”一台入魂の鉄則” も頑なに追求されていても全く不思議ではなく、(下取りからして徹底的に利益を搾取出来るように尽力)

いずれにしても高額査定なんて夢の夢のまた夢〜 と。

 ちなみにその下取りが輸入車であったなら、もちろん 一般的な輸入車の販売・在庫リスク の一部も加わりますことは予め。

C ステータス性のプレッシャー

最後に、この要素もかなり幅を利かせているのが現実。

これから買おうとしているのは 誰もが憧れる高級の代名詞でもある ”輸入車”。

そんなクルマを買おうと考えているわけですから〜

小さな事で細々言ってたらカッコ悪い。 と、誰もがそう思う事でしょう。

つまり下取り査定で価格交渉なんて そんなケチ臭いことはなかなか言えないのが現実。(高級なお寿司屋さんに行ってガリとアガリだけ頼むようなもの?)

となるとお店はやりたい放題。 足元見放題。

このポイントにも十分気を付けて。

 まあ簡単に言えば、こちらのこういった心理を上手く利用しつけ込み、足元を見て、あえて大した額を出さない。 少々水準が低くても文句は言えないだろう、、 みたいな。

とまあこんな感じで主だったものを挙げてみましたが、

もちろん! ここで挙げた以外にもまだまだ理由は御座います。

 例えば〜 こういった ”ならでは” の傾向は、輸入車販売事業者の全体的にも浸透している事。 なので、もし輸入車ディーラー同士で査定価格の比較が出来たとしても、、 お互いがその傾向を暗黙の了解的に貫き通すことも多く、(お互いが土俵を理解し合っているので、向こうもそう大した額は出さないだろうから こちらも当然大した額は出さない、、 みたいな)

 まあ結局は競合にならず。 といったモノも。(ちょっと分かり難いかな。。)
 以前、私は外車の正規新車ディーラー店舗と大型中古車店舗を経営するクルマ屋さんで働いていたことがあるのですが、その双方でもやはり下取り価格の差は明白でした。(全く同じ幹部が査定価格を決定するにも関わらず〜 外車ディーラー向けと中古車店向けでは明らかに査定基準が違っていた)

 なのでその幹部にも理由を聞いたことがあります。 「何故、輸入車ディーラーの査定は低いのですか?」 と。

 するとその一部で幹部はこう答えました。(少し編集は加えてありますが ^^)

 「輸入車の専業・専門店は、日本人にとってかなり特別感のあるもの。 【ディーラー認定車】とか【正規ディーラー】という看板があれば、車両本体価格が多少高くても、どんなに安い下取り価格だとしてもそこで契約をする。 信用と安心感のある看板で買い物するのが日本人。 だから、国産車を取り扱うディーラーや中古車販売店の査定基準よりも、かなり低い査定基準でも商売が成り立つ」 という事でした。

 まあ早い話、安くても契約取れるからそうしていると。 足元を見ているからと。 そういったものも。

が、

これらでも十分ご納得に値する根拠となると思われ、またこれ以上うんぬん続けるとごちゃごちゃしてしまいますので、

以上でご参考などまでになると幸いです。

対抗策は?

それじゃあ・・・ 輸入車の高額査定は望めないの? また外車を買う人は泣き寝入り必須?

そんなことないですよ ^-^)ノ

下取り出しなら転売先のネットワークがしっかりとしている。 在庫リスクが低い。 かつ転売リスクも低い、、 そんなお店であればぜんぜん希望は御座います。

例えば ”買取り専門店

買取り専門店によっては、本当にとてつもない大きな流通ネットワークを持っていたりしますので、また一定期間以上在庫は置かないという方針も多く、それから顧客転売ではなく業販転売を主としているお店もあり、ディーラーはもちろんの事、大型店舗を持つ中古車販売店でも全く太刀打ちが出来ない価額を実現してくれることも。(それだけ低リスクで取扱いできるので、その分価額も上がりやすい)

また専門店で外車を買う人は、

そもそもそのお店に下取りとして引取ってもらわなければいいだけの話。

ちなみにこのパターンは ”買取り専門店” 無くしては話にならないでしょう。

とまあこんな感じでいかがでしょう。

 なお、私個人的には〜 そんな買取り専門店でも、WEB一括査定系 のお店をイチオシします。(⇒ 根拠もこちらから
車の下取り必勝ガイド

業界20年超、中古自動車査定士資格保有の日本自動車査定協会(JAAI)認定登録店店主。業界裏から裏と本音を語っております。

※ なお、ここに挙げます内容は〜 あくまで一例、かつ一部です。 その他にも、、 またこれら例は、必ずしもというわけでも御座いませんことも予め。 もちろん状況などによっては下取り査定の方が好条件であることもあり、いずれにしてもあくまで参考までに願います。

その他

Copyright(c) 職人!? カーライフ.com All Rights Reserved