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鑑定裏から本音を込めて〜 査定協会認定店&資格保有査定士による下取り必勝ガイド

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意外と知られていない下取りの致命的欠点、盲点。納期・納車と下取り査定

下取りには意外な欠点も。。

今回これにも触れておこうかと。

長い納期が及ぼす査定価額

新車や中古車いずれにおいても〜

クルマを買っても、スーパーやコンビニのように商品が直ぐ手元へ貰えるわけではありません。

納車整備や名義変更、それから付属品取り付けなど数多くの工程を経て おおむね2週間ほど待たないと手元へもらえません。(軽自動車など手続きが簡単な場合にはそれほど必要ないことも多いですが)

また新車だと一ヶ月待ちなんてザラ。 2-3ヶ月待ちとて珍しくなく〜 人気車とまでなれば半年以上も待たなければならないことも。

ということは?

下取り車の引き渡しもその納車時点までお預けというわけでもあり、、

 中には先渡しケースもあるようですが、まあいずれにしても稀なケースかと。

ちなみにその ”お預け” は何もユーザーのみではありません。 車屋さんもですから、、、

そう!

下取りって予めその ”納期” も予測し査定額へ反映させているわけで。。

対し 買取り店での買取りは最も最新直近の査定価額がベース。

 なので一般的に、一週間ほどの査定価額の有効期限を付けて見積りしている。

これぞ隠された以外な欠点、盲点とも。

 簡単に言えば、数週間から数か月後の相場を予測しマージンを取り それを査定額に反映させているか(下取り)、現時点での最新相場でマージンを取らずに査定しているか(買取り店での買取り)。。 まあこんな感じと。

 買取り(下取り)するお店にとっては〜 市場で水揚げされたばかりの新鮮この上ない魚を買い付け出来るか、 水揚げ後、数日かけて輸送され〜 冷凍保存され〜 その後スーパーを経て買い付け出来るものか、、 ほどの違いがあるのは明らかではないでしょうか。
 ちなみに納期を予測しそれを査定額へ反映させるのには、具体的に査定基準などでは定められておりません。 また納期はあくまで予定。 実際には予定が大きくズレることもあるわけで。。 ということは? その下取りするクルマ屋さんによってはそのリード(納期を見越したマージン)の取り方をかなり多目に取る事だって十分に考えられ、、(なお逆に納期が縮まる可能性もありますが、しかし通常車屋さんはそっち側を想定し査定することはないでしょう。 災いに備える人はいても〜 ラッキーに備える人なんていませんからね)

 それから納期を予測するという事には、、 時間の経過と共に相場が目減り変動するひとつの要素だけでなく、それだけの期間で走行距離が延びたり車検有効期限が短くなってしまうという 査定にとっての複数のマイナス要素も含め想定することとなるでしょうから、

 さらにその欠点が深刻化してしまう懸念点も。

メリットがチャンスを取り逃がしていることも

下取りって一般的に新しい愛車との引き替え納車となりますので、(一部先納車パターンもあるかもしれませんが)

確かに、その利便性はとても優れていると言えるでしょう。(手間もかからず、ましてや新しいクルマが来るまでの ”つなぎ” として乗っておけますし)

しかし、その利便性があまりにも優位なため、旧愛車の売却は下取りオンリーでしか検討なされない方が多いのも事実。

これじゃあ寿司屋さんへ行ってネタしか食べないようなもの。

 身近に買取り店での高額査定の可能性があったとしても それをあえて見送って自ら可能性をつぶしているようなもの。 食わず嫌いで折角の究極の美食メニューもスルーしているようなもの。
 それから自ら選択肢を絶っているわけですから、車屋さん的にはこれは非常に好都合。 足元は見放題〜 経理の裏操作もやり放題〜〜 ヤホー!! とも。

これも隠された意外な欠点、盲点とも言えるでしょう。

とまあこんな感じで、各皆様のご参考などになれば幸いです。

車の下取り必勝ガイド

業界20年超、中古自動車査定士資格保有の日本自動車査定協会(JAAI)認定登録店店主。業界裏から裏と本音を語っております。

※ なお、ここに挙げます内容は〜 あくまで一例、かつ一部です。 その他にも、、 またこれら例は、必ずしもというわけでも御座いませんことも予め。

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