職人!?カーライフ.com
車屋さんの、自動車情報ポータルサイト

TOP PAGE > コラム特集 > 投稿・更新日 2008年2月(2016年8月 追記)

公正取引委員会と燃費グッズ(グッツ)

 平成20年2月、公正取引委員会の報道発表資料によると、

 燃費向上を謳っている(「売り」にしている)商品や販売会社に対し、「燃費○○%アップ」「燃費向上」「燃費の効率アップ」・・・など、パッケージ広告の表示の裏づけとなる合理的な資料や根拠のない商品に「排除命令」が出されている。

 参照 ・・・ http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.february/08020801.html (旧・公正取引委員会HP)

 「燃料タンクに投入するタイプ」、「磁気を利用したタイプ」、「シガーソケットに差し込むタイプ」の3タイプが、主に対象となっている様子。

 当サイトの「カー用品、職人実験室」で、実験を記事にした「マグチューン」も対象商品となっているようで・・・、明らかな燃費向上が確認出来なかったのも納得 ^^

 しかし・・・、「排除命令」を受けている商品があれば、受けていない商品もあるわけで、全ての燃費グッツが効果が無いとは言い切れないのも事実。

 燃費の向上は、限られたエネルギーをどれだけ効率的に消費するかが「重要な鍵」。

 ガソリンを消費して得られるエネルギーは、車を動かす動力エネルギーの他、電気エネルギーや熱エネルギーとしても使われます。

 もし、これらのエネルギーのうち、どれかの消費エネルギーを低減させる事が出来れば・・・

 そう!ガソリンを消費して作られるエネルギーが少なくて済みますよね〜 ^^

 ガソリンを消費して得られるエネルギーを10とし、車を動かす動力エネルギーへ、電気エネルギーへ、熱エネルギーへ ・・・というエネルギー効率の車がありました。

 もし、この車の電気エネルギーを0.5にまで低減させる事が出来れば、ガソリンを消費して作るエネルギーは9.5でOK となりますよね〜。

 作るエネルギーが少なくなれば、当然ガソリンの消費も少なくて済みます。

 つまり燃費の向上ですね〜 ^^)ノ

 ・・・というわけで、

 私個人的には、電気エネルギーの効率を向上させた燃費グッツには期待しております。

 理由は上記の通り。

 また、電気の供給にロス(蓄電効率や放電など)が多ければ、一定の電気を発生させる為に より多くのガソリンを消費するのが自動車のコンピューター制御。

 理論から言えば、電気エネルギーの効率アップで燃費向上は絶対のはず。

 この記事を公開した当時は〜 この考えが実際搭載されているようなクルマは存在しておりませんでしたが、それから10年近く経ち、、 今では、バッテリー容量と必要に応じて発電制御するシステムや、(従来は、満充電でも常に発電していた) より消費電力の低いLED電球などが主流になるなどして〜 またこういった電気エネルギーが燃費に及ぼす影響の可能性を示唆するようなメーカー見解も多く出ており、

 この当時私が提唱していた絶対の向上論は〜 間違いなかったと、そう今また思い返させて頂きました。

 今後機会があれば、電気系の燃費グッツを実験してみたいと思います ^^


Copyright(c) 職人!? カーライフ.com All Rights Reserved