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下取り価格を制するものは商談も制する!

 先ず下取り車と聞いて、、 やはり買ったお店で引取ってもらうのが一番良い条件だと思われている方は多いでしょう。

 そりゃ〜 車を買うわけですから、それぐらい当然の権利かと。。

 しかし! 現実はそんなに甘くないです。

 むしろ、そういったお客様の先走るイメージを逆手に取ったり、また下取りゆえの小細工で ”見せかけ” を演出するクルマ屋さんもかなり多く、、

 というわけで、 下取り価格を制するものは商談も制する!

 お心当たり御座います方はここら辺りにも十分ご注意を。

隠し値引き・なんちゃって高額査定の存在

 何と言っても! 下取り車にはこの最強コンボテクニックがあります。

 例えば、、

 注文書や口頭上の査定額は100万円ですが、

 しかし、そもそもそのお店にはそんなレベルの査定額は無理なので〜

 契約後、経理の裏操作で査定額を80万円に修正し、不足分は値引き処理してしまおう! という技。(契約上ではなかった20万円の値引きが、経理操作によって後から書き加えられる)

 え? でも、購入ユーザーとしては別に損はないのでは?? 査定が下がったとしてもその分値引きを増額してくれているわけだし。。。

 それはあくまで 表面上 をみた場合のみの話。

 ポイントはそこではありません。

 ここでの最大のポイントは 契約上ではなかった20万円の値引きが、経理操作によって後から書き加えられた点!

 つまりそのクルマは、商談によってまだまだ値引きの余裕があったということ!

 自動車販売事業者は、車個々は仕入れ原価から管理し、一台一台値引きの限度枠が異なります。 なのでいくら経理操作をすると言っても〜 無いところから値引き額を増やすという処理までは出来ず、ゆえそれが可能だとしたら(後値引き) 本当にそれだけの値引きシロがあったということ。

 それと表向きには大盤振る舞いだったが、お店の本音は 下取り査定は80万円が限界だったこと!!

 つまりその下取り車は、はじめからそんなに高額査定ではなかったということ!!!

 という事は!?

 もし別の買取り店などでその下取り車を本当に100万円で引取ってもらっていれば、、

 この場合、買取りするお店は 買取り価格のみで勝負なわけですから、もちろん誤魔化し無しの真価格。

 販売店は無理して100万円の下取り価格の偽装をしなくても済みますので、

 商談の進め具合によっては、その隠されていた20万円の値引きが引き出せていたかもしれず。。

 まあ 下取りのの高額査定を制するものは値引きも制す? みたいな。

 ※ ちなみにここら辺りの対策につきましては〜 ちょっとしたこちらも策が必要ですので、ただそれら策はこのページでまとめるにはかなり混沌としてしまいますので、その辺りにまでついては、、(関連: ⇒ 車屋が明かす、下取り査定の驚愕事実・裏・本音、そしてここ以外では絶対に言えない現実等) 別途こちらにて。

え? でも、それはあくまで、、

 買取り優勢だと仮定しての話、下取りが安いという根拠は?

 まあ確かに、下取りでも十分に高額査定であるケースも多々あるでしょう。

 ただこれだけは確実に言えます。

 車屋さんにとっての下取り車は、どのお店もそれほど ”欲していない” という事実。

 お客様は、中古車情報サイトやら近所の車屋さん、、 はたまたオークション経由等で 何百・何十万台という中から自由かつ広範囲で自身の気に入った納得の一台を買えるわけですが、

 しかしめぐり合わせで商談に至り、出された下取り車は、、 お店にとっては有無言えぬ一方的な強制仕入れ。 そのお店も取扱いを得意とする車種があったり、車種・色・年式・グレード・走行距離・オプション・状態等々〜 在庫車として並べたいクルマ等色々と意志あれど、下取りにあらがう術はありません。 好き嫌い選択の余地は全くありません。

 こんな状態で、その店が一点欲しいと積極的に良い条件を出すでしょうか? 出せるでしょうか?

 しかもクルマ屋さんはクルマを売ってナンボ! 車を売るのが最優先! 下取り専門店では御座いません。

 つまり下取りは二の次の業務。

 まあ後は皆様のご想像にお任せ致しましょう。

 後、必然的に下取りには競合が少ないという点も。 他店の方が下取り査定よくても〜 そこにお客様の欲しいクルマがあるとは限りません。 そのお店で買いたいとは限りません。 下取り競合は購入先候補が複数あってのモノ。 購入先候補はそうそう多くはないゆえ。。

 対し買取り専門店は? 車を買取りするのが主な業務! 先ずはどんなクルマでも買取らなければ事業が成り立ちません。

 また買取り市場は非常に競合厳しく。。(下取りはもちろんことと、比較される買取り店もいくらでも。。)

 とまあこんな感じで、双方いかに? 何となくくみ取って頂ければ幸いです。

 但し、もちろん全てが全て買取り優勢というわけではありません。 下取りだって〜 内情によってはかなり積極的な高額査定を圧してくる場合だって御座いますので、また買取り専門店とは言えど〜 まあ少なからずある程度の好き嫌いなんかもあるでしょうし。。

下取りというイメージの先にあるもの

 それから、これは冒頭でも触れましたが、未だにまだまだ下取りが優勢だと固く信じゆるぎない方も多いでしょう。

 しかしもしそのイメージを上手く逆手に取られた営業テクニックがあったとしたら?

 それがあるんですね--

 例えば査定価額100万円で十分行けるはずのとある下取り車。 こちらを様子見し、反応を伺うように営業接客し、行ける! と思ったら、本来査定価額よりやや減額して余力を残して80万円という低価格で取りあえず査定額提示。

 おそらく下取り優勢伝説信者であれば、何の疑いもなく受け入れてしまうでしょう。

 ちなみにこれはまだ序の口ですが、すでに逆手を取られ損している状態とも。

 そして次のステップ。

 おそらく値引き交渉が待っていることでしょう。

 結果、長時間格闘の末まとまった話が15万円の値引きで完結。

 もうお客様は大満足。

 しかし!?

 ここでも契約後の経理裏操作がさく裂!

 経理上では、下取り車は正式な本来査定額の100万円に調整され、、 そうすると契約上では査定は80万円でしたから、プール金?が20万円出来ることに。(仮に20万円多くお客様からお金を貰っている状態)

 それを値引き枠に回すんです!

 すると契約上では15万円分の値引きをしていることとなっているのですが、経理上ではプールされたお金から差し引かれただけとなり〜

 あろうことか車両価格から一円も値引きされていないも同然の状態に。

 しかもそれでも5万円のプール金が残っているので、、 一応残った5万円へ下取り査定へ振り戻してみて

 査定も5万円安く下取れたダブルラッキー状態に。

 車屋さん的にはもう笑いが止まりません。(実質、値引きは一円もしていない上に、下取りも通常査定額よりも5万円も安く取れたわけですから。。)

 というわけで、固定的に下取りイメージを持つ事のないよう、、 世の中は広いです! やはり視野は出来るだけ広く柔軟に。(もし買取り店で査定してもらっていれば〜 例えもしその下取り本来額と同レベルでも。。)

 なお、これら例話は、、 下取りという範囲内でのみ考察した場合です。 つまり100万円という当該下取り相場を基準に〜 もし買取り店がそれよりも良い値を付けることが出来たなら? 当然損失回避だけでなく〜 より有意義な買い物となっていた可能性も考えられ、そこら辺りポイントにも一応。。 (但し同時に、買取り価格が必ずしも優勢ではない事も一応予め)
 但し、これは諸刃の剣的な営業テクニックですので、よほどその下取り最高伝説を信じ切っているお客様に対してでないと使わないでしょう。 だって一通りの商談後、買取り店でより良い条件を出されそちらに下取り車が流れてしまっては〜 既に出した値引きは最低限守らなくてはならなくなるので。。

 まあ固定されたイメージあると、こういった可能性も、、 といった一例までに。

奥義

 ちなみに、下取りを盾にされた営業テクニックはこれだけではないです!

 例えば、、 値引きと合わせて下取り○○万円! どうですか! みたいな、値引きがいくらで下取りがいくらなのかも不明瞭な誤魔化し技も。

 但し! これ以上ここで話をまとめてしまうのは難しいので、

 後はこちらもコチラ ↑ でじっくりと。

 というわけで の下取り価格を制するものは商談も制す! 後は皆様のご健闘を祈るのみです m(_ _)m


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