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ヤフオク等個人売買と買取り査定、そして下取り査定。比較し一番高く売れるのは?

 
2018/09/24
 

まずはじめに一言。

車の売買は買い手と売り手とタイミングの相互関係でかなり変動しますから、(タイミングが合えば予想外に跳ね上がる可能性がある一方、悪ければ相場でもなかなか食い付いてくれない等)

ここで触れる内容はあくまで ”可能性” です。

その辺り十分ご理解頂いた上でご閲覧願います m(_ _)m

それでは本題へ戻りましょうか。

愛車を手放そうと検討しはじめてから、車の売却方法として主に3種岐路が存在することに気が付くでしょう。

先ずこの手の常套とも言える ”下取り”。 そして安定感は抜群、選り好みされ難く私はけっこう押すこともおおい ”買取り”。(→ 関連) それから買い手へ直接アプローチ出来るから、クルマ屋さんなど余分なマージンが存在せず 時として爆発的な威力を発揮する ”個人売買”。

この3つ。

ちなみにこの3つで、ズバリ! 一番愛車を高く売れる可能性を秘めているのは?

マイペースな下取り

一番無難と言われる下取り。

しかし内情はかなりマイペースである事が多く~ とにかく高額査定を望まれる場合にはちょっと頼りない一面も。。

但し! そうとは言っても~

主業は販売事業者という点で、買い手との接点も非常に近い位置にありますから、

もし既存の買い手のニーズにリンクした場合には、突発的に高額査定につながる可能性もあるんですけどもね ^^

例えばその車屋さんの他のお客様から、22年式の白のクラウンロイヤルサルーン・走行5万キロくらい といった車を買いたい欲しいと、営業マンが仕入れオーダーを受けていたとして、そこへたまたま自身の愛車が 22年式の白のクラウンロイヤルサルーン・走行5万キロくらい で、その愛車を買い替えようと下取り査定してもらったなら?

まあここまでの偶然ってそうそうあるものではないですが、間違いなく! そのお店は~ その下取りを何が何でも欲しいと いつもより奮起して査定に望んで来る事でしょう。

何故なら– 通常、そういった仕入れオーダーのほとんどは、お店の自社在庫で合致するものはそうなかなか都合よくなく、他のお店の買取りや下取り等が流れてくるオートオークションという競り市場で競り上げ、加え高い陸送費や成約手数料、消費税等も払い~ かなり大枚をはたいて買い付けて来るのが一般的なのですが、(ちなみにこの仕入ルートが一番高いです。 ただ全国各地では毎週何十万台という車が競りに掛けられているわけですから、お店の欲しい細かな条件にあった車をかつ欲しいタイミングで手が出せ、余計な在庫リスクも背負わなくてもいいですし、実情では 車屋さんの仕入れ業務に絶対なくてはならない存在とも)

しかし目の前に下取りという形でチャンス到来! しているなら、他業者マージンも陸送費用も成約手数料も消費税も必要ない目の前の下取り査定に血眼になるのは当然。(同じ車を仕入れようと思ったら、少々無理してでもそれでもまだまだ下取り有利ですし、しかもオートオークションよりより細かく実車を視察出来るという有利な点も)

とまあこんな感じで、僅かながらもこんな例外もありますことは一応予め。

一発千金!ヤフオク個人売買

もはや国内において知らない人はいないのでは? と、そう思えるほどに知名度の高いヤフオク。

もちろんヤフオクで個人売買することも可能。

ちなみにこのパターンでは、個人売買という 買い手へ直接売買を持ちかける事が出来る唯一の市場であるため、(まあ委託販売という手もないことはないですが、ただ仲介業者にけっこうやられちゃう可能性もありますし、、 ⇒ 委託販売のネックやリスクについてはこちらが分かりやすいでしょう

当たれば 下取り査定よりも~ もちろん買取り査定よりも~ より高額な売却方法になる事も。

実際、ヤフオクへ個人出品するほとんどの方は~ 車屋さんでの下取りや買取り価格で満足しなかったため、またそんな査定よりもより高く売ろうと考え出すわけですから。 またそんな取引きが成立しないなら、、 そもそもそんな手段は誰も選ばないでしょうし。。

但し! まあこれはお決まりのリスクかもしれませんが、

売ったはいいが名義変更してもらえずにトラブルに巻き込まれたり、、 ということは、少なくとも買取りや下取りにはほぼ考えられないリスクですし、(その他、落札だけされトンズラなんてのも)

あ! そうそう、実はここだけの話、、、

これはクルマ屋さんとしての私が、これまでヤフオク取引きをよくよく観察してきた結論とも言えるのですが、(ちなみにヤフオク歴も10年以上あるかな。。 ウチ。 まあ基本は部品とかですが)

落札され取引きされる額のほとんどは、不思議と 自動車業界内での ”業販価格” に近いという意外なデータもあり、(但し、明らかにクルマ屋さんなど事業者と思われる出品車は除く)

業販価格とは–
車屋さんが下取りや買取りした在庫車を、オートオークション経由で 同業者同士で売買される価格、また他社在庫を買い付けする時に、一般小売よりも安く仕切ってもらい仕入れる いわゆる事業者経由での仕入れ価格のこと。

まあよくよく考えると、ヤフオクで売ろうというきっかけは買取りや下取りよりも高く売りたい~ に対し、逆に買い手にとっては、クルマ屋さん等業者さんから買うよりも安く上げたい~ と、そう望んで入札するわけですから、ちょうどその両立バランスのとれるポイントが、、 業界内での業販価格に近くなっているのは、そもそも必然的とも言えるのではないでしょうか。

ということは!?

下取りや買取りなどでも、そもそも本気を出して査定すれば 十分にかなう可能性のある金額(売価)でもあると。。(実際に、クルマ屋さん等が欲すれば それに近い値で業販成立しているわけですから、、 条件やタイミング等さえ合えば、買取りだろうと下取りだろうとそれは実現する可能性は十分に。。)

こういった盲点があることも一応念のため。(ちなみにもしヤフオク好相場で買取りが可能となれば、手間やリスクを背負ってまでわざわざヤフオクを活用する意味は全くないですね ^^

あ、そう言えば、、 車屋さんって、稀にヤフオクを仕入れ先とすることもありますよ ^^ (時として、オートオークション経由より業販より情報量が豊富であるため) ということは、こういった面からも。。

なお、ヤフオク相場(落札相場)が10万円以内、もしくは10万そこそこの車の場合は、、 ヤフオクのような個人売買が有利になることは多いでしょう。 このくらいの価格帯の自動車売買の場合、売値と仕入れ値のバランス上、、、 あ- ちょっとここは説明するのが難しいですね。 なので細かくは割愛させて頂きますが、まあそういった傾向も一応参考までに。

本命!?買取り

最後に! これぞ本命? に相応しいかな。。 買取り。

まあまず、下取りに対する買取りの優位性は 今一度こちらをご参考頂くとして、

さらにこれぞ最大のポイント!

それが ”複数” チャレンジできるという点。

下取りはいわゆるオンリーワン。 他店で、、 といっても、なかなかその代わりは効かないもの。 いくら納得がいかなくても~ 時として涙をのまざるをえない事だって。。

しかし買取り中心に考えれば、その可能性は無限大に広がるといっても過言ではないでしょう。

販売事業も手掛ける買取り店であれば?(近年では、自動車販売店がかたわらで買取り店を経営することも増えてきましたし、また買取り店が販売事業へ進出してきた例も多くなっていますし、、 今では意外とこのタイプの買取り店は多いでしょう) 先ほど下取り編でも触れた ”既存の買い手のニーズにリンクした突発的な高額査定” のチャンスもぐっと増えるでしょうし。

というわけで、今回この三つ巴はこんな感じで締めておこうかな。

え? じゃあ結局はどれがイイの?

まあ実際にはどれもタイミング次第なので、結局はどれとも取れないですね。。 スミマセン m(_ _)m そんな結論で。

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⇒ 車屋さんが業界ウラから見る 買取り査定攻略術 まあもし宜しければついでに寄ってってくださいな ^^

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ヤフオクで車の個人売買をご検討中の貴方へ! ⇒ 車屋さんの私が本音で語る、また私が徹底解説した失敗しないための個人売買マニュアル 車屋さんの私が、トラブル回避術から少しでも得する技、取引きに必要な知識など~ 個人売買に必要な情報を満載にまとめております。 合わせどうぞ宜しく m(_ _)m

 

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