確かに、エアコン(冷房クーラー)をオンにして走行すると、燃費がやや悪くなる傾向には御座います。
これはエアコン使用時に ”コンプレッサー” という機器をエンジンパワーによって回転(駆動)させるため、(エアコンベルトを通して駆動させます)
またこのコンプレッサーはかなり負荷が高く、、 そちらにパワーを取られてしまわないように ”アイドルアップ(エンジンの回転数を上げる)” の自動制御も加わってしまうため〜 (停車中に、カチっという音と共にエンジン音が上がる現象がまさにソレ。 ちなみにカチっという音はコンプレッサーの稼働がONになった音です)
必然的にどうしても燃料消費は増えてしまうわけで。。
補足@ ///
なお、こういった結論から、、 夏場はエアコンを我慢して窓を開けてエコ走行! とかおっしゃられる方がいますが、それに関してまでは必ずしも正論というわけでは御座いませんので、念のためご注意を。 だって窓を開けて走るとそれでも燃費が悪くなりますので。。(エアコンOFFで悪化を防げたとしても〜 代わりに窓を開けてそちらで燃費を悪化させてますので)
参考 ⇒ 窓を開けて走ると燃費は悪くなる? 実験してみました。
※ ちなみにどちらが・・ という比較までは難しいです。 窓開けによる空気抵抗は高速域ではかなり影響が高いと思われますが、逆に低速ほど受けにくくなり〜 止まっている状態(信号待ちや渋滞等)では全く影響はなくなり、、 しかしエアコンによる影響は止まっている状態でも影響を受けているわけで・・ ゆえどちらがどっちと容易に振り分けることは困難であり。。 まあこの件については各自見解にお任せするということで。。。
補足A ///
エアコン駆動は夏場だけに限りません。 冬場の暖房時にも ”A/C” スイッチが入っていればコンプレッサーの駆動は時折入ります。(夏のクーラーほどではないですが) もちろんその場合も夏場のエアコン同様に。。
※ ちなみに、暖房は ”A/C” スイッチをOFFにしておいても効きますので、必要なければ切っておけばこれは容易に解消できるでしょう。(冬場のA/Cは除湿効果がある程度。 切っておいても先ず困る事はないでしょう。 なおクーラーは切ると冷えなくなります)
※ A/Cスイッチは、送風機能とは別に独立しており、一般的に任意にON/OFFすることが可能です。(特殊なオートエアコン車など、出来ないものもあるようですが)
これはちょっと補足?ですが、
弱っているバッテリーは、自動車の燃料消費を増やしてしまう可能性があるということはご存知でしょうか?
バッテリーが弱ってくると蓄電能力や充電性能が落ちて来 ⇒ 充電制御車は充電回数や充電ON時間が増え、またそうでないクルマでも充電量を安定させようと回転数制御が働く(停車時にエンジン回転数を上げ発電量を増やす)などエンジン負荷が多くなり ⇒ 相応に燃料消費が増える。。 と、こんな感じに。
充電制御車とは? ///
発電はエンジンへの負担が大きいので、(その分燃料消費が増える) 満充電時には発電を抑制するなど 充電量を常に監視し必要に応じ発電装置をON/OFF制御する一種の燃費向上装置を搭載する自動車のこと。(
⇒ もっと詳しく)
特に自然と能力低下してしまう冬季には、(低温下ではバッテリーの性能が落ちます) さらに著しく能力低下を招きエンジン負荷も相当に激増してしまう恐れも。(バッテリー上がりを起こす可能性も)
皆さんのバッテリーは大丈夫ですか?