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窓を開けて走ると燃費は悪くなる? どのくらい落ちる?

自動車の窓(ウインドウ)を開けて走っていると、けっこうな勢いで車室内へ風が流れ込ん出来ますが、この風が何かしら車両の整流を乱し、また空気抵抗となり〜 燃費へ影響してくることってあるのでしょうか?

ちょっととある実験をしてみました。

※ なお、計測車両は箱型のミニバンタイプです。

※ 測定結果などはあくまで参考値です。 車種や天候、様々な要素によって数値は変わってくるおそれがあり、その辺りは予めご理解頂いた上でご参照等願います。

スピードテスト

実験は、そこそこ勾配のある下り坂を停止状態から惰性だけで発進させ(ギアは5速MT車でニュートラル測定)、、 測定地点通過時にスピードが何キロ出ているのか? といった単純なもの。(窓ガラスを開けたり閉めたり色々なパターンで)

もしこの実験で、窓ガラスを開けることによって地点スピードが落ちるようであれば(逆の可能性も?) ⇒ 空気抵抗増大 ⇒ 燃費低下 といった関係が十分成り立つと思われ、燃費への影響の有無が目視的に分かるようになるのではないでしょうか。

測定結果

先ず全ての窓を閉め切った状態を ”プラスマイナス・ゼロ” とした場合---

@ 窓を全て閉める ±0

A 運転席ガラスのみ開ける -1.5km/h

B 助手席ガラスのみ開ける -1.5km/h

C 前席と後席、片側のみ前後で2枚開ける -1km/h

D 運転席の窓ガラスと、後部助手席側の窓を対角に開ける -2km/h

と、こんな結果に。

いずれも窓ガラスを開けた状態だと地点スピードが落ちており ⇒ それだけ空気抵抗も増していると考えられ ⇒ 相応燃費も下がる傾向なのは間違いないのでは?

どのくらい燃費は変わってくるの?

これについては、その部位のみでの燃費計測をとることは非常に難しく、検証数値として表すことはほぼ無理と言えますが、、

おそらく少なくともリッター1kmくらいは変わってくるのではないでしょうか?

 根拠 ///
 上記計測時期は外気温17〜18度。 加え外気温27〜28度の時期に再度全閉実験を行っており(全て同条件で)、、 この時、暑い時期では全閉 +2km/hをマークしており、ということは? この気温変化による空気抵抗減と窓ガラスを開け→閉めた場合の空気抵抗減の値幅はほぼ同等とも考えられ、

 さらに過去の実験で、外気温10度 → 25度(差幅15度) の差で約3キロほど燃費差を計測しており、(もちろん暑いときの方が3キロ燃費が良かった)

 つまりこれら全てのデータから、少なくとも1km、かなり条件悪いと最大で2kmくらいは変わってくるのでは? と。(なおこれらデータは同じミニバンでの計測に統一しておりますが、セダンなど車種が変わるとこれら見解も変わる可能性は御座います)

とまあ以上こんな感じで。

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