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バッテリーの点検

 バッテリーは、エンジン始動の為だけでなく、充実した安全装備や快適装備にも無くてはならない重要な部品です。

 またバッテリーは超消耗品です。 古く弱く劣化・老朽化してしまうといきなりエンジン始動が困難(バッテリー上がり)になったり、快適装備が十分に発揮されない事もあります。(エアコンの効きが悪くなったり)

 外出先でいきなりエンジンがかからない・・・ といった具合にならないように、常日頃からバッテリーの状態には気を配っておきましょうね〜 ^^)ノ

カーバッテリー

バッテリー劣化チェック その1

 エンジンのかかりが悪い(セルモーターの回転が鈍い、だんだん遅くなってきた等)、エアコンの効き具合が悪い・・・ といった場合には、出来るだけ早急にバッテリーチェックされる事をオススメします!!! (整備工場などが保有するバッテリーチェッカーなど より専門的なチェックを)

 バッテリーの能力が低下していて電装品の補助が困難になりつつあるのかもしれません。

 「何だかいつもと違うなあ・・・」 と、思い込みだけで済ませてしまっていると、いきなり上がってしまうかもしれませんよ〜。

 実際、ここの所セルモーター(エンジン始動時の補助モーター) の回りがゆっくりになって来ているな〜 と思っていたら、いきなり朝、お出かけしようとした際に上がってしまっていて、、 予定が丸つぶれ〜 なんて事ありますし ^^;

バッテリー劣化チェック その2

 夜間ヘッドライトを点灯している時、ブレーキを踏んだ瞬間にヘッドライトが一瞬暗くなる・・・という事はありませんか〜?(ただHID系は電圧安定器が付いているので、この現象は起こり難いかも)

 その他、同じく夜間のヘッドライト点灯時に、ブレーキを踏んだ瞬間に室内のイルミネーションが一瞬暗くなる・・・という場合も要注意!(カーナビが付いていれば、ナビ画面も点けておきましょう)

 バッテリー能力がかなり低下している可能性が高いですよ〜 ^^ (バッテリーの負荷を一時的に高くしてみて、その負荷に対し息継ぎするようであれば〜 バッテリー能力が付いて来られていないと判断できるでしょう

 出来るだけ早めに、整備工場などで点検してもらいましょうね〜。(⇒ もう少し詳しく

 なお、最近カーナビを取り付けた〜 とか、後部モニターを追加した〜 とか、消費電力の大きな電装品を後付けした場合には、バッテリーの劣化うんぬん そもそもバッテリーがキャパ不足となっていることも多いです。 もちろんキャパ不足すれば同時に使う電装品が多ければ多いほど上記のような現象が起こりえますので、そういった場合にはバッテリーの容量アップの方を検討してみてはいかがでしょうか。。
 ここ近年では、LEDなど非常に消費電力の低い製品がよく使われるようになってきました。 ゆえここ最近では、こういったテスト方法ではこういった現象が起こり難い車種も多く見られ、、 つまりもしこれらチェックが大丈夫でも、必ずしもバッテリーが劣化していないとも限らないことは念のため。(その他発電機容量が大きいため、バッテリー負荷がかかりにくくチェックし難い例も) また車種によっては、そもそも正常時からこういった現象が起こりやすい車種というのもあり、つまりこれらチェックで怪しいと見解していても、必ずしも劣化しているとは限らないことも。。

バッテリー劣化チェック その3

 ヘッドライトをつけたまま空ぶかしし、エンジン回転数が上がるとともにヘッドライトがやや明るくなったり、室内灯、その他計器類の明かりがやや明るくなったかどうかでの判別方法も。

 車に装備されている発電機は、回転数が上がると発電量も増えるのが一般的です。

 その時、ヘッドライトなどが連動して明るくなるということは〜

 そもそもアイドリング状態ではバッテリー能力が追い付いていないと考えられ、イコール 劣化・老朽化している可能性へともつながるでしょう。

 但し、やはりこれも完全正確に把握できるチェック方法ではありません。 車両個体によっては正常時からしてこういった現象が起こりやすいもの、起こらずとも劣化があるもの、、 等々--- あくまで簡易的なものとお考えください。 

本格的なチェック

 これまでは ”ごく簡易的” なチェック方法について触れてきましたが、(誰でも簡単に出来るもの)

 やはり簡易であるゆえ より正確性には限界があるのも正直なところ。

 なのでもう少し踏み込んで、、 そのかわりちょっと知識や道具などが必要となってきますが、、、

 少し高度・専門的なチェック方法についても触れておこうかと。(但しより高度とは言っても、比較的一般の方でも手の出やすい初級系ということで)

その他メンテナンス

 バッテリーは内部の溶液が少なくなっても性能が格段に落ちてしまいます。

 なのでチェックには〜 液量メンテナンスも同時に。

バッテリーの弱点

 
 バッテリーにとって、一番過酷な条件下はどのような状況かご存知ですか?

 なんと! バッテリーは低温下では性能が著しく低下してしまい、高温下では寿命が早くなってしまうのです!

 で、そんな弱点の中でも、特に低温下での性能ダウンには十二分に注意して下さい!

 低温下で性能ダウンすると、本来の実力容量よりもかなり少ない容量しか実力が発揮出来なくなります。

 つまり、本来は「100」あるはずの充電容量が、低温下では「80」や「70」しか使えなくなる・・・という事。

 乾電池に例えると、同じ新品の乾電池でも、20℃前後の室内ではおもちゃが 1時間くらい動くが、寒い低温下では30分程度しか動かない・・・ といった感じです。

 もし、ある程度能力が弱っているバッテリーのまま寒冷地(スキー場など)へ行ってしまうと・・・ 今まで問題なく正常にエンジンがかかっていたのに、寒いスキー場へ行った途端 エンジンがかからなくなる・・・という事も十分に考えられます。

 冬場になってバッテリー上がりのトラブルが多くなるのは、こういった理由からなんですね〜 ^^

 冬場を迎える前には、整備工場などで今一度バッテリーのチェックを! \(^o^)ノ

 ちなみに・・・ 新車の購入時に選べる 「寒冷地仕様」が、通常標準装備されているバッテリーよりもかなり容量アップされた大きなバッテリーとなっているのは、このような理由があるからなんですね〜 ^^ (寒冷地仕様車は、ほぼ全てバッテリー容量が大きいサイズに変更されています。 もちろん例外もありますが)

 冬場にスキー場へよく行かれる方や、比較的寒冷地に住まわれている方で寒冷地仕様になっていない中古車を購入した方などは、、 今現在はバッテリーに問題がなくても、バッテリーの容量アップは考えておいた方が良いですよ〜 ^^)ノ

 なお寒冷地仕様でなくとも、4WD車は無条件ではじめから寒冷地仕様になっている場合も御座います。 こういった仕様についてのより詳しくは 最寄の自動車メーカー・ディーラなどで。
 関連 /// その他関連知識については・・・ 「バッテリーの知識」編もご参照下さい \(^o^)ノ

 とまあこんな感じで、以上 誰でも簡単に出来そうなバッテリー点検方法についてでした。

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