専門店や正規ディーラーで輸入車を買う時、その下取り価格（外車・国産不問）は知らぬところで餌食になる

　とことんこれでもか！　というくらい叩かれます。　叩かれるというより-　むしろまともに相手にされていないです。

　営業マンは頑張っている風だったり、とても腰が低く、一生懸命っぽく、もちろんそつのない上級対応で　かつ御店のイメージを崩さぬ姿勢で受け答えされていると思いますが、

　とにかくその商談に流されるとほぼ100％下取り価格で格損しますので、何がなんでも要注意を。

　でも何でなの？

　もしその購入検討中の車を買おうと思った時、他社、もしくは他車で比較検討できる　”競合”　らしき存在はありますか？

　おそらくその欲しい車種は特定のお店に偏っていたり、もしくは他のお店では二次候補すらない状態でしょう。

　また取扱いしているお店の特徴上、　（専門店や正規ディーラー等、接客や在庫品質はもちろんのこと、信頼や安心に代えられない魅力があるなど）

　他社在庫あれど、そもそもそちらで買う気も起らない方も多いのでは？　（意識的に競合が存在しない）

　つまりこう簡単に考えてみただけでも、輸入車を買うに当たって、市場は必然的に他社競合が少ない稀で閉鎖的なマーケットであり、

　ゆえそもそも下取り価格で頑張る気なんて毛頭もないと。

　一般的な販売店はこんな感じ　⇒　店員：　「値引き頑張ります！　下取り価格ももっともっと頑張りますので、買ってください！　お願いします！」

　でもブランドイメージの高いお店ではそんな営業ありえません。

　高級ブランドのブティック　⇒　店員：　「うちの商品は品物もサービスも一流です。　値引きや下取り価格に頼って売るような商品は一切取扱っておりません。　それ以上の価値にご納得頂けるサービスと商品を販売してまいります」

　おおよそこんな感じでしょう。

　また一般的なお店だと、買い手も　⇒　客：　「えー　もっと安くならない？　もっと下取り高くしてよ！　これくらいになるなら考えるよ〜」

　こんな感じでガツガツ言えますが、

　しかし高級ブランドのブティックでは　⇒　客：　「・・・・・。　ふむふむ、じゃあこれもらおうかな。　ビシッとピカピカで納車たのむよ！キミ。　あ、ガソリン常に満タンでないと気が済まない性格なんで、燃料くらいは満タン納車で頼むよ」

　これが限界・現実でしょう。

　つまり販売店や輸入車という雰囲気ゆえの、販売店の強気商売（ブランド価値）と買い手の見栄・欲（ステータス性）が見事に交差する市場が成り立っており、

　ゆえ下取り価格をわざわざと。。。

　外車販売において、その利益という面から見た内情は　国産車ではまず考えられなレベルです。

　とにかく利益重視！　わずか一台でも元を取りきろうという勢いほどに。

　で、それだけ聞けば気絶しそうなほど利益確保が必要な輸入車販売なんですが、

　通常は、もちろん販売や修理などの中から相当の利益を吸い上げていきます。

　しかしこれだけでは物足りませんし、時としてボーナス的に突出した貯蓄（ラッキーボーナス）も欲しく、、　またこれだけの利益確保が必要なゆえ取れる時・取れるところで取っておきたいという心情も強く、、　そこで肉汁滴るイケニエになるのが下取り車！

　下取りを徹底的に安く！安く！！安く！！！取れば　転売した時の利益もそれだけガッポリ入ってくるわけであって〜

　まあそれだけ外車を買う時の下取りには細心の注意を-　と。

　ちなみに今乗っているのがそもそも外車とか、もしくはこれから買う輸入車と同メーカーならさすがにそれはないだろう、、　と、そう高をくくられる方もいらっしゃるでしょう。

　しかしそれは　甘い　です。

　甘いというより、むしろそのパターンの方が　カモ　になる可能性大です。

　何故なら〜

　相手は専門店！　もうこの時点で既にお客様は、絶対に高額査定だろうという先入観アリアリだから。（一種のブラセボ効果とも）

　百戦錬磨のプロ集団はその先入観なんて百も承知。　というよりその先入観を有効利用するのがプロとも。　販売店の強い味方「先入観」参上！　またその先入観あるからこそ出来る必殺技も。

　秘技！　低額査定でも勝手に高額査定と思い込んでくれる術！　ちょっと「目一杯頑張ってます」と言うだけで円満査定の術！！

　しかも先述の通り、輸入車は利益が重要！　ということは・・・

　妙技！　販売の得意な車種だから、ここぞとばかりに激安査定して下取りし〜　いつもより大儲けしようの術！！！

　正に大技やりたい放題。

　先入観は自己が作り出す落とし穴。　相手への無償の大報酬。

　お気をつけて。

　ちなみにこれら他にも、ここでは絶対に公開できないような理由もあるんですが、、

　まあ理由はこれくらいにしておき、

　私の体験した実話も少々・・・　＾＾　（ウソや作り話でもなく、ホントの本気であった話です）

　私が以前勤務していた自動車会社は、中古車部門と新車ディーラー部門、輸入車正規ディラー部門と分けてグループ化している自動車会社でした。　（どの会社も社長は同じ人物）

　とある日、同じ会社グループ内で、国産新車と輸入車新車でたまたま車種の競合がありました。　（ちなみにこの時、お客様は同じグループ系列の会社同士とは全く知らなかった様子）

　で、その時のそれぞれでの下取り査定額は・・・

　でした。

　もちろんどちらも全く同じ車（下取り車）ですし、しかも下取り価格の査定評価をする幹部も同一人物です。（最終的に価格を決定する幹部）

　もうもろに輸入車特有の市場を考慮して、徹底的に査定価格を落としに来ているではありませんか！

　またその落とし方も半端ない！　と来たもんだ。

　100万円と60万円ですよ？　下手すれば半額に手が届きそうな勢いです。（ちなみにもし良い条件の査定と比較が出来たなら〜　ホンキで半額でしょうね　＾＾；）

　なおその査定評価した幹部曰く

　ちなみに話を進め、その商談結果も。

　なんと！　結局60万円の査定を出した輸入車ディーラーで外車を購入されました。

　もちろん下取り価格は微動だにしていませんでした。

　「下取り価格が高くて、必要のない欲しくない車」　VS　「下取り価格は安いけど、絶対に必要で欲しい車」

　どちらを選ばれますか？

　買った人はこんな感じだったのでしょうか。

　もちろんあります！　ていうか、まあ話の筋でなんとなく分かっちゃった方も多いのでは？

　そう---

　買取り専門店のフル活用　です。　（←　ちなみにリンク先のサイトは私の運営管理する買取り専門情報サイトです。　もちろんオススメ情報も満載と〜）

　先ず買取り店は　”買取り”　が最優先業務。

　ゆえ価格はとにかく頑張るのが当然！

　問題は愛車の売却価格のみですから、競合もやりたい放題ですし。。

　もちろんブランドイメージなんてあってはたまりませんので、ガンガン交渉に気兼ねも要りません！！

　さらに正規販売店等のように、恐怖におののくほどの経費が掛かるわけでなく〜　（まあそれでも、国産に比べれば在庫リスクが高くなったり、ユーザー小売を視野にいれるなら多少の経費はかかるようですが）

　その分　好査定が望めようかと。

　というわけで　この記事までたどり着いたのも何かのめぐり合わせ。　なにか良いご縁のお導き。

　是非是非ともとも。

　お世話になった思い出の詰まった愛車に有終の美を！　という気持ちも込めて　<(_ _)>