中古並行とは〜 現地から直輸入された中古車のこと。 またその国内へ流通したもの。 (関連: ⇒ そもそも並行輸入車って?)
しかし中古車と単純に言っても、国内を流通している国産中古車とはワケが異なり、、
知識なく手出ししてしまうと後々痛い目を見てしまう事も。。
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中古車を買う上で最重要項目であるひとつ ”年式”。
しかしこの年式は、中古並行においては何の意味も持たない事が多いので〜 十分ご注意のほどを。
なんで?
それはあくまで ”日本へ直輸入され、日本ではじめて新規登録を受けた日” = ”年式” であるため。
つまり例えば本国で2000年式(日本式では平成12年式)だったクルマを、現地で10年ほど乗られた後に ⇒ 日本へ中古並行として直輸入 ⇒ 2010年(平成22年)に日本で新規登録を受ける ⇒ 車検証上の初度登録年月は平成22年○月で登録される ⇒ 日本国内では平成22年式として流通する。
すると本来は平成12年式に該当するクルマなのだが、国内では平成22年式として販売されることとなり、、(国内へ現存する限り永久に22年式として流通)
まあ年式が何の意味も持たないのが十分ご理解頂けるかと。
個人売買などで、中古並行とかよく分からず〜 お! 年式新しいじゃん! とかいって飛付くことのないように。
年式が新規登録基準なら〜 もちろん走行距離だって。
本国では既に30万キロほど乗られており、しかし途中メーター故障で交換修理し〜 読み3万キロで日本へ直輸入されてしまったら?
おおよそ3万キロの中古車として流通してしまう恐れもあり、またもし不審に思ってもそれが不正か否かといった点で立証することも極めて困難であるため、、
まあこういった大きなリスクも。
やはり先ず知識ない方は手を出されないのが最善手。
そもそも並行輸入車は部品調達が困難であることも多いのですが、
それがこと更に中古車である場合には〜
既にクルマも部品も絶版となっていて より部品調達が困難極めてしまう可能性も高く、
そういったリスクも。
これは少々イレギュラーなパターンなのですが、
正規仕様にはない改変車に当たってしまうことも。(本来仕様にはない、さらにまた国外の安価なエンジンが乗っていたり、、 まあここ近年ではあまり聞かなくなりましたが、過去初代ビートルではけっこうありました。 まあ全世界的人気車ゆえというのもあったかもしれませんが)
それから2次流通・3次流通品である可能性も。(輸入元の本国からして元々他の国から輸入していたものだったとか。 輸入してさらに輸入される〜 みたいな)
とまあ以上こんな感じで。
ここが知りたい!? 海外からの異文化 ”外国の自動車”