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事故などで廃車にしたい時の所有権解除手続き方法

 ローン支払中の愛車が事故で無残な姿に。 もう乗れそうもないので廃車手続きをしたい、、

 以前ローンで買ったクルマだが、もうさすがに古くなって故障も多くなってきたので この度廃車にしたい、、

 と、そんな時の所有権解除手続きについて。

 ちょっと待って! 廃車されてしまう前に、、
 そのクルマ、無料廃車で納得されていませんか? 今の時代、例えボコボコの事故車でも ”売れる” 車は沢山御座います! また面倒な所有権解除手続きも丸投げで予想外の高額査定が得られるかも!? というわけでもしお心当たり御座いましたら・・・

 ⇒ 知ってなきゃ損! 廃車の裏知識集。 こちらぜひお手すきの時間にでも。
 注意 ///
 なお、ここに挙げますお手続き例はいずれもあくまで ”基本形” です。 実際のお手続きでは、経緯・流れや細かい事情、実態、留保事業者等によって異なる場合もあり、(地域で概要やローカル・ルールが異なることも) その辺りは予めご留意等のほどを願います。

1. 所有権解除可能な前提条件

 手続きの前に、当該解除可能な前提条件があり、その条件をクリアしない(していないと)と解除手続きは出来ません。 ご注意ください。(以下、いずれか一点クリア出来ていれば問題ありません

条件@ ローンが既に完済していること

 所有権留保はローンの担保目的に設定されるもの。 すれば解除するためには既に完済している必要は必然条件と言えるでしょう。

条件A ローンの完済が可能であること

 今はまだ完済していなくとも、現金一括などで残額を一括清算(一括返済)出来る状態であれば、、 その一括清算によって条件をクリアできるでしょう。

 なお当該一括清算には、組み替えローンなどを利用し現愛車の残債を一括返済可能とする場合、また買取り売却などで、売却額によって残債を相殺可能となる場合等も含みます。

条件B その他ローン会社の承諾を得られる場合 (主にローンの残った事故車

 事故車(事故して損傷・大破したままの状態)の場合で、それ以上乗り続けることが出来ないといったケースでは〜

 その状態を証明することによって、(おおむね事故の現状写真を送付したり書面に一筆が必要となったりするでしょう) 特例的に承諾を得られる場合が御座います。(承諾が得られる = 解除可能な前提条件をクリア)

 なおこのケースでは、故障車は原則的に対象外となります。(外的損傷が無い場合)

 またいくら事故車でも、最終的に承諾を出すか否かは信販会社次第ですから、(承諾には事前審査があり、その審査をクリアしなければ承諾は得られません) 修理する価値が十分に認められる場合や、損傷がそれほど大きくないもの、(簡易な修繕で乗り続けられると判断出来るもの) それからそもそもユーザーの信用実績が悪い場合等には、、 ここで言う承諾が得られない可能性も御座います。(特にユーザーの信用実績は重要です。 ローンの支払いを残したまま承諾するわけですから、信用の低い方だと承諾に応じてくれないのは必然的と言えるでしょう)

 これら予めご留意願います。
 ちなみにこの特例が認められた場合には、ローンの支払いを残したまま所有権解除のお手続きが可能となりますが、ローンの支払いまではチャラになるわけではありません。 解除後も引き続き返済は続きます。 これらも予めご留意願います。
 注意 ///
 このお手続きを踏まれる場合には、そのクルマは ”絶対廃車” 条件となります。 廃車をしようと思っていたが、、 買取り店や個人売買で売れそうな事実に気が付き、転じて売却しようと思っても転売することは出来ません。(廃車買取り等は除く) ご注意願います。

 ※ 一連のお手続き後、廃車手続きされた証明書を提出する必要が御座います。

 ※ ケースバイケースで、廃車先も指定される可能性も御座います。(こちらの自由に処分できない)

条件C そもそもローンを利用した覚えがない

 車屋さんによっては、ローンの有無に関係なく 所有権留保を行う場合もそこそこ見られますが、(⇒ 現金一括購入なのに所有権留保? /関連)

 この場合は留保本来の目的であるローンの取扱いがないため、そもそも解除依頼すれば無条件で条件はクリア出来るのが一般的でしょう。

2. 手続き手順

@ 必要に応じ残一括する

 ローン残がある場合には、まずその残債の一括精算額を調べ、信販会社の指定する方法で残一括処理を行います。

 ローン中の残一括は、元金へ一定の手数料が加算された額を清算することとなりますので、いくら支払えば完済するのかどうかは信販会社へ直接問い合わせなければ分かりません。(ちなみに信販会社の連絡先が分からない場合には、車屋さんへ問い合わせても問題ありません)
 注意 ///
 残一括の清算書(計算書)には支払期限があります。 その期限を過ぎると精算額が変わりますので、清算書の取扱いには念のためご注意を。
 条件B の手順の場合には、先ずはクルマ屋さん、もしくは信販会社へ直接ご相談ください。 その後審査などを経て承諾が下りれば、、 後は車屋さんや信販会社の指示に従いお手続きを行ってください。

A 購入した車屋さんへ連絡する

 「所有権解除」 と言えば直ぐに分かります。

 信販会社(ローン会社)へ所有権が付いている場合には 「信販会社へ直接連絡してくれ」 という対応となるケースも。
 手順 @A は入れ替わっても問題ありません。(所有権解除依頼をした際には必ず残債の有無を聞かれ、残がある場合には残一括前提に話が進められますので。。)

 ユーザーさんご自身のご都合に合わせ手順をすすめられてください。

A 必要書類を揃える

 所有権解除の旨の連絡をすると、何種類かの必要書類の段取りを言われるでしょう。

 なおこの時の必要書類につきましては、信販会社や車屋さんによって随分と異なりますので、その辺り細かい部分までにつきましてはここでは割愛させて頂きます。

B 必要書類を送る

 所定の方法で必要書類を送付。

C 解除書類一式が送られてくる

 書類を送ってから1週間〜2週間くらいで、必要書類一式が送られてくるはずです。(返送されてくる期間はクルマ屋さんなどによって異なります)

 これで一連のお手続きは終了となります。

 ちなみにその送られてきた書類一式は持っているだけでは廃車にはなってませんので、

 その書類をもって、後日廃車手続きなどへ。。

 事業者さんへ廃車手続きの代行をしてもらう場合には、それら書面はそのまま渡せば問題ないでしょう。

3. 廃車手続きに関する注意点

 廃車手続きを行う場合には、車屋さんや信販会社の所有者のまま廃車手続きされないようご注意ください。

 必ず所有者は自分名義へ移され、それからの廃車手続きを。(同時にお手続きする感じ)

 なお、こういった名義変更と廃車を同時に行う手続きのことを ”名変抹消” と言います。(移転抹消とも) 詳細については別途こちらにて ⇒ 移転抹消について
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