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契約書は必要?

 個人売買でも契約書はあった方がいい、、 そうおっしゃられる方も多いようですが、

 本当に必要? あった方がいい?

基本的にはあったに越したことはない

 契約書は、双方その条件に合意し売買に至ったという証書。

 あって無駄になるということは絶対にありえません。

 なので可能であれば、こういった契約書を交わしておくのもいいでしょう。

 ※ 契約書は、日本法令から出版されている ”自動車売買契約書” というものがオススメ。 500円くらいしますが、最新の法律に合わせたフォームはもちろんのこと、専門の書士さんに代行してもらわずとも証書として必要な書面が出来上がりますので。

 またこういった書面を交わすことで、

 双方きちんとした取引きを意識することにもなろうかと思われますので、(ヤフオクなどであれば、入札前に契約書の取り交わしが可能かどうか質問してみるのがいいでしょう。 また出品者であれば、その旨を商品説明へ入れておき、落札条件として予め提示しておいてみては?)

 むしろ積極的に採用しておくべきかとも。。

 買い手にとってのメリット ///
 ※ 不正は証拠を嫌がります。 なので何かしら思い当たる節があれば〜 まず快諾してくれることはないのでは。(出品者) また走行距離や修復歴など、その商品価値を大きく左右しよう要素は証拠を残しておくことで、もし万が一の証拠にもなろうかと。。
 売り手にとってのメリット ///
 ※ 特に名義変更を買い手にやってもらう場合、一定条件の合意の証書としてかなり重要なものとなろうかと。(例: ○月○日まで名義変更し、名義変更確認のため車検証のコピーをファックスすること。 もし期限が守られない場合は、、 うんぬん。 みたいな)

ちなみに契約書に残しておきたい事項は?

 双方お互いに間違いのない個人情報記載はもちろんのこと、(免許証などでお互いの所在を確認したり、名義変更時に必要な公的書面などでも確認可)

 車両個々を判別可能な車台番号の記載、(車名などは当然として)

 修復歴の有無や現走行距離の明示、

 後は、お互いが懸念する不安を取り除ける契約締結条件。

 買い手にとっての懸念点例 ///
 ※ 修復歴や走行距離の適正指示はもちろんのこと、車検付の車の場合には自動車税の未払いがないかどうか。 また可能であれば、重大な欠陥があれば瑕疵に関する取り決めとかも。。
 売り手にとっての懸念点例 ///
 ※ 車検付の車の場合には名義変更に関する事項はもちろんのこと、渡す書類の取扱いについて、(印鑑証明書や譲渡証明書の取扱い等。 但し買い手が名義変更する場合に限る) 現状販売であればノークレームノーリターンといった旨なども。

 とまあこんな感じでしょうか。

 ちなみに契約書は、あくまで ”双方合意の証”。

 一方的過ぎることのないよう、お互いの合意点を話合い、、 後出しにもならぬよう予め相談や事前告知するなどして取り交わす事も忘れずに。

 注意点 ///
 契約書を取り交わされる場合では、お互い身分証明などを提示し、お互い個人の記載情報に間違いないかのご確認も忘れずに。

注意点

 なお、契約書は取引き条件などの証として残せる重要書類、、 ですが、

 ただ個人売買の場合にはあくまで ”建前” 的なものにしかならない可能性もあります事は 予め。

 つまりそれ自体には条件厳守の拘束力はなく、(もし守られなかったからと言っても 何かによって圧力がかかったり強制されたり罰せられたりするわけではない)

 業者相手なら相応の相談先も多々御座いますが。。

 また契約書にあるからと言って 必ずしも強制的な執行力(権力)があるというわけでもなく、、(契約条件だと言って一方的に個人判断で執行したら、逆に訴えられて敗訴したという例も。。)

 いずれにしても それ以上求めるなら係争他手段はないとも言え、、(いわゆる法的手段)

 ちなみに法的手段とまでなると はっきり言って面倒でしかないです。 費用もどっさり掛かりますし。。 また法的見解からすると契約書の全てが認められるわけでもないようですし、、(法廷は双方和解の合理点を見出すもの。 契約書に書いてあるからと言って、それがそのまま結果になるとは限りません)
 なお、約束を破られた〜 騙された〜 といってすぐに ”詐欺” を思い浮かべられる方も多いかもしれませんが、しかし詐欺を立証・確証するには上記係争をするよりももっともっと困難であり、(よほど悪意があってもそれでもなかなか。。) むしろそちら方面の考えはゼロで考えられておくことを推奨。(まあ事件的なモノは除くかもしれませんが)

 まあ現実的には欠点が多いことも一応お含みおき等のほどを。

 一応、その気になればイザとなれば重要性高い書類になるかもしれませんが、ただ基本的には〜 言うなれば心理的要素の強いひとつの ”ブラフ” として考えておかれるのが無難かと。。

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