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例え何も盗られなくとも被害は出る!

 車両の盗難狙いや車上荒らしは、何も盗られなくても被害があるという事を覚えておきましょう。

二次被害の脅威

 コレ ↓ 何だかわかりますか?

破壊されたキーシリンダー

 これは、車上狙いに鍵穴をドライバーか何かでグチャグチャにされたドアのキーシリンダーです。 うちのお客様の被害に遭われた一例です。

 このクルマは軽自動車でしたが、車内にはちょっと高価な良いカーオーディオが装着されており、そのカーオーディオ狙いだったのでしょうか。

 ちなみにそのカーオーディオは盗られずに済み無事だったのですが、(ドアロックの開錠までは出来なかったようです) この被害は助手席側とバックドアーの鍵穴まで全てに及ばれており、

 被害額はザッと8万円といったところでしょうか。(修理費用が8万掛かりました)

 正に ”何も盗られなくとも被害”。 二次被害とも。

 なおこの時、たまたまそのお客様の車はキーレス車でして、またシリンダーからロックに至るまでの内部システムまでは破壊されていませんでしたので、キーレスによってドアの開閉ができ乗り降り他移動など出来ましたが、もしキーレス車でなかったり あるいはシステム故障させられていたならば〜 ドアロック開錠のためのレスキュー費用なんかも掛かっていたことでしょう。

まとめ。他対策など

 ところで今回、身近にあった事件からその二次被害について触れてみましたが、

 もちろん! その他 色々な二次被害 多く御座います。

 ガラスを割られたり〜

 また盗難に至る過程で発生する破壊工作や、犯行後、証拠隠滅のために行う破壊工作なんかも二次被害と言えるでしょう。

 犯人にお目当てのモノを持ち去られてしまった上に〜 そのお目当てのモノを手っ取り早く盗るために、ダッシュボードやらセンターパネルやらをバールで無理矢理コジられて サンダーみたいなもので切り裂かれ、、 いわゆるそういった破壊工作。
 証拠隠滅に関しては、指紋摘出を恐れ室内へ○○○をぶちまけたり〜(はっきり言って、それやられちゃうとほぼ廃車になる事も多いでしょう。 もちろんクルマ屋さんの私も、やられちゃったお客様を見たこともありますし) これはニュースで見かけたのですが、火を放つツワモノまで居たそうですよ。。

 はっきり言って シャレにならんですね。。

 ていうか、盗られた物品の対価より、破壊された被害額の方がデカい事も多いのでは。。

 なおもうちょっと踏み込んで触れておくならば、お目当てのモノが盗れなかった事に対する逆ギレで、腹いせ的に行う三次被害なんてのも。。 盗ろうと思ったけど構造が複雑すぎて盗れなかった! 腹立つので その辺りの目につくものを破壊して八つ当たりしてやろう!! とか、あるいは標的を変え、他のモノを代わりに盗って行こう!! とか。

 ちなみにこういった二次被害等を防ぐためには〜 もう犯行の初動(衝動)から事前に食い止める他ないでしょう。(それでも効果のない3次被害も一部ありますが。。)

 盗る気を起こさせない。 萎えさせる。 手を出される前にあきらめさせる。

 コレ

 これだとまず、おおよそ車に手を出される事がありませんので、目的物の持ち去られはもちろんのこと〜 その前後での副産物的な被害も出ることはないでしょう。

 但し、それでも絶対はありません。 警報を恐れぬ輩や〜 止める前提で強引に来るもの。(手練れによる犯行) また知識が豊富であり、ダミーかどうか見破る事が容易な犯人とか。。

 それと、そもそもプロ窃盗団による車両本体の盗難目的に対しては、、 ほぼ何の効果も期待出来ませんので、その辺りも一応予め。
車の盗難防止・車上荒らし対策

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