盗難防止装置や警報装置など・・・様々な防犯対策を行っていても、絶対100%の防犯対策はありません。
そこで、もしもの時の為に考えておきたいのが「車両保険」。
車両保険は、事故や災害による車両損害の補償だけではありません。
車両盗難や車上荒らしにも対応しているとても頼りになる保険ですので、盗難対策の必須項目として必ずチェック&見直しをされる事もおススメします ^^)/
※ なお、保険はあくまで契約者に過失や落ち度がない場合に限って補償されるもの。 ゆえキーを付けっ放しにしていて盗難にあったとか、ドアロックせずに駐車していて被害にあったとか、、 と言った場合には、まあ保険会社にもよるかもしれませんが〜 おおよそ補償の対象外とされますので、その辺りは前提事項として重々ご承知の上で願います。
車両保険には大きく分けて2種類あり、単独事故をカバーする「オールリスク・タイプ」と、単独事故を対象外とした「エコノミー・タイプ(車対車+A特約)」の2タイプの条件があります。
・・・で、一般的に高い車両保険と言われているのが「オールリスク・タイプ」ですが、車両の盗難は「エコノミー・タイプ(車対車+A特約)」でも補償されますので、後者を選べば車両保険を追加したとしても極端に保険料が上がる・・・ という事は無いかも ^^
ちなみに車対車+A特約は、当て逃げや単独事故を補償の対象外とすることにより、オールリスクタイプに比べてかなり保険料を抑えたリーズナブル?な車両保険です。 しかし車両の盗難以外にも、偶然の自然災害による損害も補償してくれますので、思っているより利便性も高いはず。。
車両盗難による損害補償には、ちょっとしたメリット? もあります。
通常、対物事故などによる保険利用は翌年の割引等級が3段階も下がりますが、「盗難」を含む「限定A」の対象となる事故の補償は、保険を利用した場合でも翌年の割引等級が下がらない「据え置き事故」としてカウントされるのです。
イザとなって補償を受けても〜 保険料が大幅に引き上げられず その辺りメリットも大きい。 といった感じで。
車両本体の盗難や、窓ガラス・鍵穴の破損など、盗難を目的とした被害も車両保険で補償されます。
決してカバー範囲が広いとは言えませんが、車上荒しにも有効です。
補償の適用範囲は「車に固定されている付属品」に限定。(脱着が簡単なポータブル・タイプを除くカーナビ・システムやオーディオ・デッキなどが対象)
車内に置いていたカバンや荷物は一切補償されません。
タイヤの単体盗難では補償対象外となりますが、タイヤの盗難時に、盗難が原因とされるボディ・ダメージ(傷など)が確認された場合には補償対象となります。
これは特に裏技テクニックではありません ^^ が、
きちんと保険の契約内容を見直す事によって、車両保険の保険料をグ〜ッと抑える事も可能です。
盗難対策で保険を〜 と考えてみたが、やはり負担増が気になる、、 また車両保険は割高になりそうだから・・・ と思う前に、一度オススメの方法(技)を試してみてはいかがでしょうか?
1.保険会社の見直し
この「保険会社の見直し」こそが、保険料を安くする為の一番オススメ・テクニックかな。
「な〜んだ・・・保険の見直しか〜」と、思っている人も、そう言わずに一度試してみられては? \(^o^)ノ
何故ここまで「一押し」するかと言いますと・・・
車両保険の保険料の基準になるデータには、車種別 (さらに同じ車種でも、グレードや年式別でも)のランク分けデータ (一般的には料率)が利用されており、統計的に、事故率の高い車は保険料の基準が高めに設定されていて、事故率の低い車は保険料の基準が低く設定されています。(これらは一部論です。 実際の基準算出など
(料率データ)には、事故損害額傾向など、もっと他の多くの要素も含め算出されておりますので、これら〜 まああくまで参考までに)
しかし、データーの基になる情報源は保険会社同士である程度共有されていますが、収集したデーターを基に保険料へ反映させる算出方法は保険会社によって違っています。
つまり! 全く同じ仕様の車種でも、保険会社が違えば保険料の金額も全く違うという事です!
現在、車両保険に加入している人も加入していない人も、もし保険の更新が近いようであれば、試しに一度くらいは見直してみる価値はありますよ〜 ^^ 電気屋さんで電化製品の値段比較をするように、気軽にサクサクッと ^^)/
2.保険の特約を最大限に活かす
自動車保険を安くするテクニックには、色々な条件特約を見直してリスク範囲を調整するのも吉。
「年齢条件」や「運転者限定」が代表的な条件特約ですが、このような条件特約以外での保険料調整も可能です。
例えば・・・ 「免責金額」なんかがそうですね。
「免責金額」というのは、車両保険を使う場合に支払う「自己負担額」の事で、事故などで保険金を請求した場合に、予め契約時に決めておいた免責金額分が差し引かれて保険金が支払われます。 つまりこの免責は、その額を大きくすればするほど保険料に反映しますので、(大きいほど保険料が安くなる)
ここら辺りも活用の仕方によっては グーンと利便性がイイものになる事も。
ちなみに免責金額は0円から、(免責なし) 5万・10万・15万円などかなり自由かつ任意に設定出来ますので、どのポイントが絶妙なバランスか〜 など、お時間に余裕があれば何通りか試算してもらい、条件とお財布との折り合いが付きそうなポイントを模索してみるのもいかがでしょうか。
3.盗難追跡装置で保険料が割引?
「セコム」などの車両追跡装置が装着されている場合には、保険会社によって車両保険の保険料が安くなる特約があります。
もしもの車両盗難対策の為に、車両追跡装置+車両保険で「お得」と「安心」が一気に手に入る可能性も!?
ちなみに、車両保険にはイモビライザー割引などもありますよ〜。
遭ってからでは遅い! 何も戻らない! 被害に遭う前に、誰でも出来るカーセキュリティ入門