ユーザー車検代行について。　概要、相場、メリット・デメリットなど

一般的にはその代行業者は 「法定点検（２４ヵ月点検）」に関する点検整備は一切行わず、（代行業者は基本的に認証整備工場を保有していないので、業者自身が法定点検を行う事は一切出来ない事となっております）

運輸支局等、又は軽自動車検査協会の検査場へ直接車両を持ち込み、自動車検査のみ合格させ〜　新しい車検証の交付を受けるまでの業務となる場合が多いので、

一般的に 「格安車検」と称される場合も多い。

尚、ユーザー車検代行での車検で 「法定点検」を省いた場合には、もちろん！　その法定点検を実施する義務は当該車両の所有者にあるため、その車検（自動車検査）の前後においてユーザー自身が法定点検内容に沿った点検と整備を行わなければいけない事となっております。（法律で定められています）

実際の話・・・　法定点検を怠っていたために〜　街のど真ん中！　しかもクルマの通りの多い交差点の右折待ち中にいきなりクルマが止まってしまった・・・　なんて事もありますので、（ベルトの老朽化が原因で、ベルト切れによるバッテリーの充電量不足によるトラブル）

法定点検（２４ヵ月点検）は絶対に軽視されないように！　（`△'）ノ

ちなみに〜　やはりどうしても 「法定点検」も業者に任せたい・・・　といった場合には、まあその代行業者を通して 「外注」という形であれば法定点検の実施は可能と思われるが、（代行業者は基本的に認証整備工場を保有していないので、業者自身が法定点検を行う事は一切出来ない事となっており、よって外注という形となろうかと。。）

ただ実際 「法定点検」までお願いしてしまうと〜　他のごく一般的な業者車検と何ら代わらない車検となってしまうので、「安さ」の魅力の大半が薄れてしまうのも現実のお話。（４，０００円前後の 「検査料」がお得になる程度）

また、その代行業者に可能な範囲の整備をお願いしたい場合でも、（自動車検査にて 「不合格」となった部分の手直しなど）

その代行業者は必ずしも 「整備士」であるとも限らず、（バイト感覚で代行をやっている業者さん？もけっこう多いです。　もちろんそれらの整備保証は 「無し」と考えるのが普通）

しかも、整備工場のようなある程度の設備をも持ち合わせていない場合も多いため、技術力だけでなく、設備的にもやや不安があることも否めません。（整備の全てが外注〜　という代行業者さんもいらっしゃるようですが、「外注」だとさらに費用的にも・・・）

というわけで、上記のような 「ユーザー車検代行」という業者の実態を十分に理解され、尚且つ車両の所有者であるという車両管理責任を意識し、法定点検という 「法で定められた点検＆整備」を自己責任において自身で実施＆遂行出来る方であれば〜　ユーザー車検代行という手段も十分に 「アリ」だとは思いますが、ほんの少しでも「ユーザー車検代行」に対して不安がある方や、「法定点検って何？」「点検＆整備はきっちりやっておきたい」という方には、正直！　ユーザー車検代行はあまりオススメが出来ないのが〜　クルマ屋さんでもある私の個人的、且つ素直な意見です。