職人!?カーライフ.com
鑑定裏から本音を込めて〜 査定協会認定店&資格保有査定士による下取り必勝ガイド

TOP PAGE > 下取り必勝ガイド > 損をしないために知っておきたい事 >

下取りは高くて買取りは安い?

「下取りは高くて買取りは安い」

これ本当?

自動車販売店の営業マンからよく聞き、世間的にごく普通に浸透しているウワサ話。 また半ば常識化している固定イメージとも言えるこの言葉。

ちなみにこの言葉。 やはりこれについて何だか勘違いしている人も多いようで、私がちょちょっと横ヤリを入れておきますね ^^

そもそも他店買取りが安いとは言っていない

実は〜 これ。

そもそも大半が、車屋さんの下取り価格と 買取り専門店の買取り価格とを比べてこう言っているのではないのです。

言っている根源は

あくまで同じ車屋さんでの下取り価格と買取り価格での話。

ご注意を。

 車屋さんはクルマを売ってナンボ。 だから同じ商談でも車が売れる下取りを優勢扱いするのは当然のこと。(クルマを売りたいからこうする) これをまるで買取り全般までが安いと捉えてしまわないように。 (最高額下取り!とか言いつつ、それは自社のみでの話であって 他社と比べたらそう大した額ではないのと似たような感じ?)

 ちなみに、こういった自社にての買取りと下取りの差を演出する時には、初めから買取り価格はうんと低く見積もられているのが基本中の基本だったりも。 (要はこの場合の買取り価格は、あくまで下取りを引き立たせるためだけのエサ。 そもそも真剣に価格提示なんてしておりません。 その辺りも予めお見知り置きを。 というかこの場合の買取り価格に混同されてしまっていると考えると、、、)

営業マンの言葉はあくまで営業トーク

でも車屋さんの営業マンは、

しきりに 「(自社)下取りは高くて(買取り専門店)買取りは安い」 と連呼する事も多いようですが?

これもあくまで ”営業トーク”。 建前のお言葉。

本音は 「ただの買取りで検討している人を、何とか代替購入へ向かせてやろう」 「下手に買取専門店へ行かれてしまうと、下取り価格がますます競合されてしまうので商談がやり難くなる。 それはマズい。 阻止しなければ・・・

その言葉にも踊らされることのないように。

過去の名残から来ているものも

「買取専門店」という、今までになかった新しいビジネススタイルが出始めた頃の `90年代半ばにおいては、

当時の自動車業界は 「買取り」 というスタイルに批判的・悲観的であった為に、(そんなの商売じゃない!ていうかクルマを買取りだけに出す人なんているの?みたいに)

とにかく、ある事ない事を強引痛烈に 「下取りは高くて買取りは安い」・・・ と、買取り業界を徹底批判する傾向がもの凄く強かったです。(車屋さんが批判)

また業界では、その流れで今だにそう伝承され続けている一面もあり、(古株営業マンは未だにそう言い続けている方も)

まあそれらから勘違いが根強く残っていたり誘発されていることもしばしば。

もちろん当時から昨今においても一切その根拠がありませんことも補足させて頂きますね ^^ (とにかくクルマ屋さんが批判したいがために言っていた言葉ですから)

 ちょっとした余談までに、、 この当時強烈なバッシングを浴びながらも〜 瞬く間に急成長したのがあの ”ガリバー” さんだったりも ^^
 なお、その時代よりもまだまだ以前の時代におきましては〜 (買取り店なんて全く存在していなかった頃) 買取り先はクルマ屋さんのみだったため、その当時は確かに買取りは完全に淘汰されていました。 (全ての店舗で下取り優遇・買取り冷遇であれば まあ当然そうなるかと)

 つまりこれのみはシロです。

 ただそれも何十年も前の話。。(もはや昔話化してます)

 これもまた余談話までに。 (ちなみにまだこの当時の知識までもが伝承されている事もあるようで、もちろん昨今においてはこれはクロ。 いずれにしてもこういった名残にもご注意を)

・・・というわけで、

そのようなウワサに翻弄・困惑されることのないように。

 ただ 「下取りが安くて買取が高い」 という保証もありませんが。。
車の下取り必勝ガイド

業界20年超、中古自動車査定士資格保有の日本自動車査定協会(JAAI)認定登録店店主。業界裏から裏と本音を語っております。

※ なお、ここに挙げます内容は〜 あくまで一例、かつ一部です。 その他にも、、 またこれら例は、必ずしもというわけでも御座いませんことも予め。 もちろん状況などによっては下取り査定の方が好条件であることも多く、いずれにしてもあくまで参考までに願います。

その他

Copyright(c) 職人!? カーライフ.com All Rights Reserved