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先ず初めに。
今現在では ”新古車” という言い方は少なくなってきたかな。 過去に 新古車 ⇒ 未使用車 という表記換えを公正取引協議会指導のもと行われ、既に協議会会員販売店ではこれら用語は使用禁止になっていますし、カーセンサーやグーでも協議会方針に基づき 掲載車両の一切において当該表記を禁止しておりますので。。(誤解されやすい言葉という事で不当表示扱いされ、使用禁止とされております)
しかし未だ意外と使う方も多いので、当サイトではあえて ”新古車” という表現も使っております。 予めご了承願います。
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新車卸しの誰のオーナーも付いていない車だが、ナンバー登録しているし、展示場で多少使われるなどしている中古車でもあるので、、 だからといって中古車と言っていたのではその特性が活きてこないので、新車と中古車の ”あいのこ” という意味合いで新古車。
なお、昨今その代わりに使用されている ”未使用車” も、この基準と同等にお考えください。
参考までに、、 ついでに似たような類語も。
新同車 (⇒ 新品同様の中古車 という意味) 準新車 (⇒ 新車ではないが、その次に位置するもの という意味? まあ取りあえず意味合いはこれまでに同じということで)
販売店の台数ノルマをクリアする為に故意的に新車を仕入れた物。
ショールーム展示車として仕入れた物。(展示車入れ替え時に残る在庫などが新古車に)
新車オーダー後、契約キャンセルによる余剰在庫など・・・ 色々ですが、
当初はそういった自動車がいわゆる ”新古車” として稀に密に安価でさばかれておりましたが、(当時、ディーラーは中古車販売に全く積極的ではありませんでしたので、かなりクローズドな市場でしか取引きされておりませんでしたが)
しかしそれがいつしか注目を浴びだし、、(いわゆる堀だしモノですので、ウワサがウワサを呼び あえてそれを求める人がけっこう増えてましたね)
またちょうどその頃、新車ディーラーがこれまでかたくなに拒んできた中古車販売に本腰を入れだし、ますます新古車の存在もオープンになりはじめ。。(表向きに中古車も扱うようになったので、自爆営業も次第にエスカレート)
すると瞬く間に人気が爆発。(そりゃ〜 ほぼ新車のような車が新車より安く買えるわけですから、今でいうアウトレット人気のような感じかな)
もちろんその人気に便乗しようと従来からの中古車販売店にまで飛び火し〜
空前の新古車ブームに突入。
もうこうなれば何でもアリな状態へ。
これまで自爆分をちょこちょこ店頭小売していた新車ディーラーも量販ビジネス化されてしまい、故意に新車をガンガン卸してカーオークションへじゃんじゃん横流し状態とか、(このオークションへ流れ出た新古車を中古車販売店が買いあさる無限ループ)
また自社展示場(中古車販売店)へ並べるための新古車を作るため、わざわざ新車ディーラーより業販価格で新車を買いあさるツワモノまで。(買った新車は一旦登録され、もちろん新古車に。 ちなみに新車ディーラーも軒並み販売増となるので、ここでも新車ディーラーは半ばビジネス視しかなり協力的でしたね)
しかもちょうどその当時、軽トールワゴンのエアロ仕様もブームの気が見られており、、(特にホンダライフのエアロ仕様が大流行)
新古車に量産安価なエアロをまとった カスタム新古車まで登場。
それから何を血迷ったか? 新古車の慢性玉不足から 走行距離の少ない高年式の車両に目を付けだす輩まで登場しだし、(これだけのブーム。 ピーク時はもう本当に〜 需要があまりにも増えすぎて慢性玉不足状態にまで)
どう見ても新古車でないクルマにまで ”新古車” と名を打ち、展示場に並べる業者も。
ていうかこの時すでに、新古車! と言えば売れるほどに市場は拡大していたので、もう無理矢理 新古車にこぎつけた販売手法も入り乱れ出す始末にまで成長。
まさに新古車戦国時代。(新古車はたまたま流れてくるものから作る時代へ みたいな)
なお、さすがにここまで来ると それを危険視するメーカーも出だし、(肝心な新車が売り難くなりますからね)
また消費者からも苦情が相次ぎだし、、
この状況を抑制するため、メーカー社長から直々に通達が出たり、(スズキ社長の通達が有名かな) インセンティブ制度の見直し案も出、(マツダとか) それから自動車公正取引協議会では〜 例の新古車表記の規制化などへ本腰を入れ始め、、
まあ今に至っている〜 といった感じかな。
何と言っても新古車最大の醍醐味は〜 新車同様の車が新車より大幅ディスカウント価格で手に入る事。 これに尽きるでしょう。
しかし! これはあくまで流行り始めにおいての定義。
今現在では〜 まあ確かに新車より割安に買えるものが大半ですが、かつてほどの割安感はないかな。(やはり掘り出し物は特別感あるもの。 これだけ市場に多く出回って需要も上がれば〜 相応犠牲になる部分は出てくるもの。 ただそれでもわずかでもディスカウントには違いありませんから、そこのところを狙われる方には十分十二分相応の価値はあるでしょうけど)
それとこれは昨今ではやや目減り傾向ですが、
例の如くの新古車ブームに便乗し、安くもない新古車が所狭しと並んでいたり〜 よくよく商談してみれば、、 新車の方がぜんぜん安いじゃん! なんて事もまだまだ稀に御座いますので、
これには十分ご注意を。
一番大きなデメリットは、新車オーダー時のメーカーオプション(サンルーフなどの生産過程での付属品)が付けられない事や、色やグレードを指定できない事かな。
ちなみに多く流通しているのは中級グレード以下・オプション装備なしの車両です。 ゆえ上級グレードやコダワリの装備などがある方には不向きかもしれません。
また新車ではありませんので、展示や洗車の際の小キズなども多少考えられます。
先述のように、新古車には基本、新車時の保証がそのまま付随しており、またこれがひとつの売りとも。
但し、新車保証は当該車両が新規にナンバー登録されてから発動するものですから、年式落ちの在庫車などとなると 既に新車保証の一部が終了している場合もありますので、その辺りには十分気を付けられておかれたし。
またこれはやや稀かもしれませんが、
保証書が紛失しており、既に保証が受けられない状態にある新古車もあるようです。(これをポイントにして安売りしているものも)
一応念のため、購入時には保証書がきちんとあるかどうかの確認なども。
最後に!
新古車はけっこう車体 ”素” のままが多いです。
中古車であれば〜 おおよそフロアマットとかサンバイザーとか何も言わずとも付いておりますが、新古車ではこれら最低限と思われるものですら付いていない場合が多いようです。
買えば軽く2-3万はするもの。
商談時にサービスくらいは交渉されてみては?
また展示用マットで気が付かないことも多いので、チェックも十分入念に。
商談しよお〜 交渉しよお〜〜