古いナンバープレートのもらい方(記念所蔵)
本来、自動車のナンバープレートは”借り物”であり、車を手放すなどして使い終わったプレートは 必ず運輸支局等に返納しなければならないとされておりました。
しかしここ近年、ご当地ナンバーや記念ナンバー等の普及に伴い、そうしたナンバーの使用後の返却義務に疑問を抱くユーザーの声も非常に多く寄せられるようになったため、(疑問というより、記念にとっておきたいという声が非常に増えていたそうです)
昨今では”希望あれば”ユーザー側で引き取りすることも可能となっております。(記念にもらえる)
ちなみにそのもらい方はどうするの?(記念所蔵)
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貰えるのは自動車のみ
まずその記念所蔵可能な対象は、現在のところ自動車のみとなっております。
バイク等には今のところ適用されておりません。
貰い方。もらえる条件等
① 必要な前提条件
記念所蔵には、まずはプレートの返却前提の条件が必要となります。
例えば車を廃車するにあたってプレートを返納するタイミング等ですね。(名義変更などでナンバー変更され、古いプレートが返却される場合も)
つまり使い終わった、もしくは使う必要のなくなったプレートでないと もらうことは出来ません。
② 破壊措置が必要です
それからもらえると言っても~ ありのままそのまま持って帰れるというわけではありません。
”破壊措置” と呼ばれる、ナンバープレートとしての機能を抹消する穴あけ処理をしないともらえません。(本来の手続きであった返納に変わり、使えなくする抹消処理)
穴の大きさは直径4センチ以上必要で、なお穴をあける箇所は特に指定はなく 大きささえきちんと守れていれば何処に穴をあけても問題ないようです。
ちなみにプレートって金属ですし、意外と分厚く、、 普通の人だと工具もなく穴あけはほぼ無理。 なので有料ですが、運輸支局ナンバープレート返却窓口などで依頼すれば、個別に穴あけしてもらうことも可能です。(この場合手続きも同時に済みます)
穴あけ費用は地域によって差があるようです。安いところだと300円くらい、高いところだと500円くらい取られるようです。(箇所指定で価格が変わることも)(ウチのよく出入りする支局では一律税別500円でした)
③ 一筆書けば、穴あけせずに貰えるって聞いたのですが?
穴あけは必須です。
それは出来ません。
ただ一筆書いて、後日自分で穴あけ・・ というパターンは可能な場合は御座います。(これは地域によります)
本来、役目を終えたナンバーは返納する義務があって、返納が確認されてからでないとその後の廃車などの手続きが出来ません。 なのでそれに代わった破壊措置も同様。 破壊が確認されてからでないとその後のお手続きが出来ないのが常。
つまり原則的には穴あけが確認できないともらうことは出来ません。
しかし地域によってはこういった手順が大きく変わっていたり、また廃車当日現車で支局を訪れ、帰りは仮ナンバーで、、といったパターンだと、事前に穴あけが出来ないパターンなんてのも予め想定できるため、
一部の地域では例外的に、一筆書けば後日破壊でも可能としているケースはあるようです。(ちなみにウチの地域では一筆制度はありません。必ず破壊し確認してもらわないと持ち帰りできないようになっております)
なお一筆対応可能だとしても、後日必ず破壊措置は行わなければなりません。その点は十分ご注意願います。(つまりもしこういった制度があったとしても、いずれにしても穴あけは必須で、そのまま保管することは出来ません! と)
④ お手続き方法
廃車の手続き時において、予め穴をあけたナンバープレートを持ち込むか、当日支局などで穴あけしてもらえば それでOKです。
地域によっては申請書が必要になるケースもあるようですが、
いずれにしてもこの流れで 帰宅時には持ち帰ることが可能となるはずです。
注意! ナンバーに穴の開いた状態で公道走行は出来ません。間違っても自宅で穴あけし、そのナンバーで自走して支局等へ行く、、なんてことはやらないように!(もちろん帰路も)
持ち込む場所は 普通車は運輸局の地方支局等、軽自動車は軽自動車検査協会です。
車屋さんへ下取りや買取りしてもらう場合には?
そういったケースでは車屋さんへご相談ください。
基本的には、車屋さんへ譲渡された自動車は名義変更等が行われるゆえ、「代行」という形となるでしょうが、
おおむね対応は行ってくれるでしょう。
ただ状況によっては、車屋さんにとって不用意なナンバー返納(変更)が強いられてしまうことも多く、また原則的に「代行」手続きとなってしまうため、
ある程度の費用が発生することも御座いますので、
その辺りは予めご留意願います。(もらえるまで最大3か月近くかかることも)
もちろん車屋さんによっては対応してくれない場合もあるでしょう。
● 穴あけとプレート返納(もらう手続き)だけ自分で出来ない?
それは無理です。どうやっても出来ません。
方法もないです。
記念所蔵について少々補足
支局や軽自動車検査協会などで穴あけ破壊措置をしてもらうと~
こんな穴埋めグッツのようなものがもらえます。
空いた穴は意外と大きいので、(封印冠程度の大きさという人もいますが、それより全然一回りも二回りも大きいです)
穴隠しなどに、これはけっこういいオプションサービスかと。(絵柄は地域によって異なるようです。また選べる地域もあるようです)
本来事由は、くりぬいた穴の切断面で指など切らないように 保護目的で配布されているようです。
● 破壊済みのプレートは永久的に再利用できません
なお最後に、穴あけされ破壊済みのナンバープレートは、、 その時点でナンバーとしての機能は完全に抹消されております。
またどうやっても再利用することも出来ません。
なのでその記念所蔵されるプレートはあくまで”記念”であって、車に付けて公道走行することは決してないように十分ご注意願います。
以上、各参考等までに。