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中古車展示場や新車のショールームへ商品車を見に行くと、営業マンによって対応は異なるものの、、
「下取り査定をしてみましょうか?」
と、声を掛けられる事も多いのでは?
愛車の価値(下取り価額)は誰だって気になるもの。 査定を拒否する人はけっこう少ないようですが、しかし。。
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「査定しましょうか?(してみましょうか?)」 という言葉。 実はその営業マン、本音ではそのクルマを査定したいわけではありません。
その商談を営業マンのペースに持ち込みたいだけなんです。
営業マン: 「もしよろしければ査定してみましょうか?」
お客様: 「う〜ん。 じゃあお願いします」
はい。 もうこの時点で既に営業マンの手玉攻撃成功。 もちろん網を投げかけた営業マンも心の中ではニンマリ間違いなしの状態とも。
成約行き超特急にご乗車いただき誠に有難う御座います。 後はマニュアル化された営業テクニックのレールに沿って会話を加速させるだけ。。 みたいな。
百戦錬磨の熱いマシンガントーク炸裂か!? 心に訴えかける熱く盛り上がる商談に持ち込まれるか!? (お客様をどんどん熱くさせ盛り上げその勢いで成約に持ち込む対話術)
それとも ”スペシャル査定妙技” のオンパレードか!?
いずれにしても、一度乗りかかってしまった営業マンのペースからはそうそう簡単には降りれなくなってしまう事は必須でしょう。
じゃあどう対応すればいいの?
査定はこちらから、こちらのタイミングでお願いする形を取れば問題ないでしょう。(基本は後出し)
とまあこんな感じで。
それとこういった査定をしたがる傾向には、もうひとつ! 大きな理由が御座います。
車検証、及び車検証入れの中身を見たいんです。
でも何で?
実は車検証には、到底会話では得られない情報が豊富に含まれているからなんです。
個人情報はもちろんのことですが、(近年では見られなくなりましたが、随分昔には、車検証で得られた住所氏名を乱用し、自宅への営業訪問に使われる事も多かったですね。。)
登録年月日、(新車購入か中古車かが判別可能)
所有者情報、(ローン購入か否か、またどこで買ったクルマなのか等も)
備考欄、(年間走行距離や、車検状況から使用者の性格等なんてのも)
とにかく営業マンにとっては宝の山。
それから車検証入れ。
中には関連する業者の名刺がザクザク詰まっておりますし、
自動車保険の契約内容をチェックする好機になることも。(保険証書控えが入っていることが多いですので。 もちろんこういった情報は保険営業のネタのために。。)
またその他 見積り書など諸々と出て来たりもしますし。。(見積り書からユーザーの性格を分析できることも)
これもまた金銀財宝の如し。
とまあ これもこんな感じまでに。
業界20年超、中古自動車査定士資格保有の日本自動車査定協会(JAAI)認定登録店店主。業界裏から裏と本音を語っております。
※ なお、ここに挙げます内容は〜 あくまで一例、かつ一部です。 その他にも、、 またこれら例は、必ずしもというわけでも御座いませんことも予め。