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TOP PAGE > ブログ > 自動車購入ガイド > 投稿・更新日 2017年02月21日

Goo鑑定とiD車両の違い。それからカーセンサー認定との比較など

 中古車情報サイトを色々と見あさっていると〜 近年では、「車両状態評価書(車両品質評価書)」 なるものが付随している在庫車も多く見られるようになりましたが、

 ただその評価書にも色々とありすぎて また凝りすぎていてよく分からん! という方が多いのも事実。(基準とか)

 というわけで国内ではほぼ2強と言われるグーさんとカーセンサーさんだけに絞ってみて、それら評価書について色々と違いや比較を行ってみました。(H29/2現在)

 皆様のお役に立てる部分あれば幸いです。

先ずはGoo-netの Goo鑑定とiD車両の違い

 グーネットを閲覧していると〜 ”Goo鑑定” と ”iD車両” という2種類の車両状態評価が存在していることに気が付くでしょう。

 何で2種類もあるの? ややこしい。

 先ずGoo鑑定。 これはいわゆる総合評価を分かりやすく文章などで伝えるもの。(いわゆる文字情報) そう考えて頂くと早いかもしれません。 但し、その販売店寄りの見方査定になってしまわないように、JAAA(日本自動車鑑定協会)という第三者機関が査定評価を行うこととしており、よりユーザー寄りの中立的に得られる情報だともお考えください。

 それからiD車両。 これはGoo鑑定よりも守備をやや広げ〜 文章などによる総合評価に加え、図表(展開図や表、コンディションノート)などを使い、ボディの何処にどんなキズがあるとか どこにどんな外板補修があるのか等をより明確化したものとお考えください。 但し、当該検査は各社にて異なる事も多く、その辺りは販売店を信用するしかないとは言っておきましょうか。 またその他。。

 ちなみにGoo鑑定によるiD車両というのも存在しており、これは従来のGoo鑑定へ、図表(展開図や表)などを使ったより明確詳細な資料が加わり、Goo鑑定とiD車両とのイイとこ取り的みたいな存在と、そうお考え頂くと簡単かな。

iD車両の欠点

 なお上記のとおり、iD車両はとても画期的。 しかし少々欠点も見え隠れしている部分も。

 なのでこれをもう少しだけ掘り下げておこうかな。

 図表などで車両状態を目視化するのは非常に重宝する情報となるでしょう。

 これまで業者オートオークション等ではこういった目視化された状態票というのは当然であり、無論業界標準な事でもありましたが、しかし何故かユーザーの目に直接触れる機会はほぼ皆無でした。 だから重宝され画期的だと。

 でも実は〜 ここに最大の欠点が潜んでいる場合も。

 それは目視化による過剰評価(過小評価)と、逆に現車を見ずの過度な二次元空想化。

 例えば〜 状態票(コンディションノート)にはアレコレとキズや凹みなどが書かれ、また補修跡もさんざん散見されていても〜 実車を見ると 「この何処にキズがあるの? ん- あ、これか! 全然分からんじゃん。。 この補修跡ってのは? スゲーキレイに直ってるから、逆にあえて言わなくてもいいくらいでは?」と、ユーザーの思いよりはるかに実物の状態が良かった! なんて事も十分に考えられ、現車を目にしていれば買えていたが〜 状態票で過剰になりすぎてスルーしてしまい、かなりの掘り出し物を見逃し見落とししてしまう恐れが。

 それといくら評価書(状態票)があっても〜 状態全てを図や文字に変換することはまず不可能な話。 なのでいずれもそもそもは ”現車第一(現車確認前提)” なのは最低限のルールであり予めの規定・設定。 しかしそこをはき違え、現車ではなく評価書のものを買ったと思い込んでしまう方も非常に多くなるとも考えられ、、 もしそこへ双方の評価基準や思いの食い違いがあったとしたら? おそらくおおよそ 「あったなかった聞いてない」 のトラブルに発展する恐れも十分に考えられ、まあこういった面もあろうかと。。

 つまりまあ、使い慣れない図表から具現化した場合、その具現化したものと実物とのギャップが大きくなりすぎてしまう可能性があり、そこに大きな欠点が潜んでいるとも。

 なおこれらは、業界人の私から見た ”思う可能性” だけでなく、実際にこれに近い状態が起こった実話も入っており、(ていうか実話が元ネタ) その欠点は意外と身近にあるとも。 (特に前者。 自身の新しい車となるとやはり誰もが過剰になるもの。 出来るだけあまり書かれていないキレイな状態票に魅かれがち。。 でも空想と現実はけっこう違うことも多いですよ。 ご留意くださいね ^^)

それからグーネットとカーセンサーの車両状態評価書の違い

 グーネットに関しては既出部分をご参照頂くとして、

 カーセンサーにも同様の ”カーセンサー認定” という評価書制度があり、、

 ちなみにこちらカーセンサー認定は、グーさんで言うところの ”Goo鑑定” と同等ラインのものかな。(iD車両のようなコンディションノートは見られません)

 但し、検査を行う第三者機関は ”AIS” という機関であって、そこら辺りが少々異なっております。

ところでJAAAとAISは?

 ところで- グーさんとこのGoo鑑定 = JAAAという第三者機関による評価。 カーセンサーさんとこのカーセンサー認定 = AISという第三者機関による評価。 と、ここら辺りの違いがあるようですが、

 これらはどうなん?

 先ずJAAA

 特定非営利活動法人(NPO法人)日本自動車鑑定協会 ということなんですが、ぶっちゃけ業界20年超の私でも実態はよく分かりません。 公式ホームページから協会正会員にプロトコーポレーションの子会社が見られるところから、おそらくプロトコーポレーションの呼びかけで大半Goo鑑定向けに発足した建前的な協会(団体)かと思われます。(設立は平成17年ということで、翌18年にGoo鑑定がニューリリースされたところからも、、 何となく合致するポイントもありますし。 また公式ホームページにかなり活動の痕跡が見られないところからも。。)

 でもなんで建前的なの?

 だってグーの子会社が鑑定しました! なんて証明、どう考えても販売店寄りでしか考えられませんし、また他の第三者としてよく分からない何とか株式会社が鑑定しました! といっても、何処の馬の骨? 的になんだかこれも ”押し” に全く効果が期待できませんから、そこへ日本人の弱い ”なんとか法人・日本なんたら協会(略してJA○○)” 的なアレを持ってくれば〜 例えその団体が良く分からなくとも何となくソレっぽく効果がありそうですよね〜 つまり消費者心理をがっちりつかむためにも必然的にソレが必要だとも。

 ちなみにこう書いてみると〜 何だかウラがありありっぽく感じられるかもしれませんが、しかしいずれにしても ”消費者の思い” を最優先してのこういった活動ですから、またGooという大きな看板を背負って業務が行われるわけですから、鑑定員には一定水準を超えるスキルなどは絶対的に備わっているはずで、

 つまり例え取っ手付けたような形だとしても、、 消費者ユーザーの見方であることは間違いなく、その辺りまで混同してしまわないようにご注意は願います。

 それからカーセンサーさんとこのAIS

 こちらは株式会社AISという、オークネットという衛星TVオークション(もちろん中古車の)を世界初で始めた企業から独立した会社で、しかしまあこう説明しても一般ユーザーの方にはなかなかピンと来ないでしょうから、

 先ずはこちら ↓ 関連参考を。

 関連参考 ⇒ オークネット.jp

 ちなみに一応補足しておきますと、提携以外でAISとカーセンサーとの関係は完全に全くつながりがありません。(言うなれば、ある意味完全なる第三者機関とも言えるでしょう) 参考までに。

最後に、そもそも評価書のある店とない店について

 なお最後に、これまで評価書などについてその比較や違いなどを解説してきてみましたが、

 しかしそれ以前に! 同じグーやカーセンサーに掲載する在庫でも〜 こういった評価書を提示しているところと提示していないお店の両方があり、

 ちなみにそれは何で??

 ズバリ ”オプション料金” が必要だから。(販売店がグーやカーセンサーに支払う在庫掲載料などへ上乗せ加算)

 こういった評価書には ”Goo鑑定” とか ”カーセンサー認定” とか、その頭には中古車情報サイトの冠が付いていますよね? しかもちょっとした冠ではなく ”ビッグネーム” 的なもの。 もちろんその冠 有するものを販売店が使おうとすれば〜 そこに ”使用料” という金銭費用が付いてくるのは必然的な事。 ましてやそう安いものではないモノだということも明白でしょう。

 つまり その費用負担が出来る出来ない・したいしたくない が、この差というワケ。

 なお、一部クルマ屋さん側の意見として〜 費用がかかっても出すべき! それがお客様へ見えるネット上の誠意!! もしその程度も出来ない業者は何かを隠したがっている!!! といった声も稀に聞きますが、確かにそういった裏面もあるでしょう。(お客様へ特に説明義務がないものでも、べらべらと事細かに公開されては商売がやり難い! と、そう思う業者さんも多いでしょう)

 しかしそうは言ってもそれは全てが全てではないでしょう。

 ディーラーのような大きな看板がないからと薄利多売でやらざるをえないような小さなお店にとっては、誠意あってもその費用までは出せないということも少なくないでしょうから。(費用がかかっちゃうと薄利多売が出来なくなっちゃいますんでね)

 またその他。。(この辺りまで触れちゃうとちょっと記事がごちゃごちゃとしてしまいますので、今回はここまでは割愛ということで)

 というわけで今回は中古車情報から在庫を選定する上で〜 気になるアノ ”評価書” についてのアレコレでした。

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