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保安基準適合証とは?限定保安基準適合証とは??

 
2018/10/01
 


保安基準適合証

簡単に言えば、指定整備工場のみが発行できる、車検(自動車検査)に合格した事を証する書面の事。(上記画像のものがソレ)

これがあれば運輸支局、又は軽自動車検査協会などでの車検場でわざわざ車検を受けなくとも~ 申請すれば即 車検期限が更新された車検証が交付される。(税金や手数料などの支払いは別途)

ちなみにこの証書ひとつで、自賠責保険の有効性や法定24ヶ月点検の完了も確認できるので、車検証交付時には別途自賠責保険や点検整備記録簿などの提出も省略できることとなっております。(指定整備工場は、検査前に必ず法定点検を実施しなければならない事となっておりますので。。 尚、ナンバー無し車の車検や予備検査など、自賠責締結を後日扱いにする場合では別途登録時等に自賠責原本は必要になります)

一般的皆さんに最も身近な車検形態の場合、車検は— ①法定24ヵ月点検 ⇒ ②自動車検査(車検) ⇒ ③新しく車検期限が延長された車検証更新(同時に納税) ⇒ 納車。 と言う流れだが、当該適合証は②の車検まで完成した状態で発行されるもの。 つまりこの適合証を発行してもらった場合には、別途個別に(自分で)車検証更新手続きと納税をしない限り新しい車検証はもらえません という感じ。(手続き期限有り)

発行してもらうメリットは?

車検証更新を自分でやるので、車検代行料等が削減できる。(ただ運輸支局や軽自動車検査協会等まで行く必要ありますが) またナンバー無し車両の名義変更などにおいて、ユーザー車検を受けなくても一気に名義変更まで完結できるなど。

なお、この証書は一般的に、外注業者向けに交付している場合が多く、個人向けには交付してくれない場合も多いので、一般の方はあまりお目にかかることはないかと思われます。 また有効期限は発行日より15日間ほどしかないので、もし取扱いされる場合にはその辺りも厳重に注意が必要。(名義変更も含め、期限内に新しい車検証交付を受けなければ無効になる。 もし期限が切れてしまうと再度車検を受け直したり、また場合によっては自賠責保険の追加加入が必要となったり~ 色々と面倒)

余談までに、、 この適合証と似たもので ”保安基準適合標章” というものがあるが、ただそれはここで言う適合証とは全く別の物です。 一応念のためご注意ください。

※ 関連: ⇒ 保安基準適合標章とは。適合証との違い等について。

限定保安基準適合証

これはユーザー車検などで、個人本人では対応できない手直しが出てしまったなどで、、 後日整備工場でその当該不具合部分を手直ししてもらい、当該箇所は検査基準に合格しましたよ! という事を証明するための書面。(当日対応出来なかった箇所を、またわざわざ車検場に行く手間を省くため~ 最寄の整備工場へ丸投げしてしまう時にも)

もちろんこれも指定整備工場でしか発行できません。

ちなみにこれも、一般の方には交付してくれない業者さんも多く、また交付してもらうために色々と条件だしされることもありますので~ その辺り予めご留意願います。

 

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