車屋さんの自動車情報Blog

    

    車屋さんの自動車情報Blog   

 
         

カーナビ取り付け方法講座その2(初期手順オーディオの取り外し等編)

 
2020/04/19
 

さて、前回の準備編で用意した工具を使っていよいよカーナビの取り付け作業に移るとしますか~ ^^

・・・で、カーナビを取り付けるためには先ず! カーオーディオを取り外す必要があります。(もしくはオーディオスペースを開放する)

というわけで、今回はこのカーオーディオの取り外し作業等をメインにカーナビ取付の解説を進めていきたいと思います \(^-^

1.バッテリーのマイナス端子を取り外す。(取り外し方)

先ずこの作業は必須です。

私は以前、ちょっとぐらい・・・ という気持ちで、カーオーディオ・パーツをいくつ壊した事やら・・・ (アルパインのアンプを数基やった時はさすがに泣きそうでした)

なので、

またカーオーディオやカーナビ等だけに限ったことではなく、車に装備されている・装備する電装品をイジる時には必ず絶対に何が何でも! バッテリーのマイナス端子を外してから~ を、徹底厳守で願います ^^

バッテリーのマイナス端子

バッテリーのマイナス端子は、10mmのスパナやメガネレンチ等が一本あれば誰でも簡単に取り外しが可能かと。

バッテリーの位置を確認して、とにかく先ずはマイナス端子を外して下さいね~

※ なおこの時、長い工具を使ってしまうなどして 緩めるレンチ等がプラス端子へ直接接触してしまわないようにご注意を! マイナス電気を帯びている工具がプラス端子に当たってしまうと~ ショートして火花や火災、破裂・爆発 その他電装品などの故障の可能性など大変危険ですから。。(作業者もやけどを負ったりすることも)

それと! ここでは、

間違ってもプラス端子は絶対に取り外さない事! プラス端子には絶対に手を出さない事!

お願い致します。

プラスのみを取り外す事による危険性はもちろんの事、もちろんプラスマイナス両方外す事にもトラブルの可能性は隠れておりますので。(間違ってプラスを先に外してしまったり、またプラスのみを取り外す行為等は非常に危険です。作業中は工具がステーなんかに当たる可能性は非常に高く、もし軽くでも当たってしまうと。。。 その他適正な取り扱いを心がけていたとしても、少なくとも ”うっかり” とか ”不測” のトラブルの可能性もまた低くとも付いて回りますので)

取り外すのはマイナス端子だけです。 お間違えのないように。

ちなみにここで取り外したマイナス端子は、再度バッテリーのマイナス端子に接触したり引っ付いていったりしないように、適当な場所へ回避させ固定させておくなどのご対応も願います。(作業中気づかないうちにマイナス端子に触れてしまっていると、バッテリーに接続しているままの状態と何ら変わりない状態であり、また ”外している・外れている” との思い込みは、時としてこの上ない危険な状態とも言えますので。。)

2.オーディオの取り外し手順(カーステレオやパネル枠等の取り外し方)

カーオーディオを取り外すためには、またオーディオスペースを開放するには・・・ まずオーディオの廻りに色々と付いているパネルなどの内装部品を取り外していく必要があります。

※ ちなみに現在オーディオレスの場合でも、パネル等の部品の取り外しは必須です。(オーディオスペースを開放する)

で、これらの内装パーツには、ネジでとまっている所やピンでとまっている所など、、その部分部位に応じた取り外し方があり、

ちなみにもし間違った強引な取り外しをしてしまうと、、、 これら内装パーツ等が割れたり壊れたりするので要注意です。

しかし 「え~ そんな取り外し方や手順なんか分からないよ~」という方も多いでしょう。 なのでここでひとつイイものを紹介しておきましょう。

この「カーオーディオ車種別取付図」。 かなり重宝します。

車種別で、カーオーディオの取り外しや取り付けに至るまでの必要な情報が掲載されており (何処にどんなピンとかネジとかが隠れているとかも)、これさえあればカーオーディオの脱着に困ることはほぼないかと。。。

また同時に、今後の取り付け作業上でも幾度となくお世話になろうかと思われる ”車両配線図” 情報まで網羅されておりますので、

もし今カーオーディオの脱着には困っていなくとも、これはみなさん! 保存版的にも必ず一度はチェックされておきましょうね ^-^)ノ

 

必要な情報が揃うなどしましたら~ いよいよ実践的な取り外し手順・作業へと進んで行きましょうか。

先ずは養生作業から。

ここでは、これから取り外す内張りや内装の各所に、必要に応じてマスキングテープ等を貼っておく作業となります。 ちなみに貼る箇所、養生すべき箇所は「工具の当たる場所」です。

内張りや内装をはがすには、おおよそ内張りはがし等の専用工具の活用が必須となるわけなんですが、ただこれらの工具を使うときには~ 必ずと言っていいほど色々な部分への接触箇所が発生し、かつ都度キズなどの恐れが付いて回ります。

なので、こういった工具の当たりそうな部分には予めマスキングテープ等で ”養生” をしておき、また必要あれば、その都度その都度養生箇所を増やしていくような作業などが必要となるんですね~ ^^

内装外し養生例1パネル

ダッシュボードの工具キズからの養生例

↑ こんな感じでマスキングテープで養生しておきます。

※ テープが薄い場合には何重かにしておいてもOK。

なお、これら養生に用いるテープは、キズさえ防げれば何も ”マスキングテープ” でなくとも問題はないのですが、ただマスキングテープ以外を使っちゃうと、今度はそれらテープを剥がしたりする時に ”粘着(のり)” が残ってしまって厄介・・・ というパターンも非常に多いため、ここらは出来るだけマスキングテープ以外のモノは使われない方がいいでしょう。(マスキングテープは養生向けのテープなので、はがす際にはノリが残り難く作ってあります)

それと~ これら養生作業と同時に、工具が当たる ”受け側” だけの対策でなく、内装はがし等の直接的工具にもちょっとした ”養生” や ”工夫” をしておくことで これら養生のクオリティが一気に向上しますので、

一応これらも参考までに。

※ 具体的には、上記画像の私の使う工具のように、内装に直接触れる工具にはその直接当たる部分に予めビニールテープを巻くなどして、(ここでは逆に、工具に多少の粘着は残りますが、あえてビニールテープなどクッション性のあるテープが良いでしょう)

全体の養生(内装保護)の効果をより高めておくような対策。

なおこれら養生に関しましては、これら作業だけでは必ずしも内装への工具キズなどが完全に防げるわけではありません。 やはり極力キズを避けての作業にはそれなりの作業経験とか車種別での内装のクセ、その他工具への慣れとかも関連して来ますので、、、(ちなみに場合によっては、キズうんぬん 割れるなどの ”損傷” の可能性までも)

またどうしても最低限 工具などの露出部位の接触が必要だったり、かつ工具ならではの ”一点集中型のパワー” を取り扱う事にもなりますので~(またこれら作業の性質上、そもそもどうしても ”外的な力” を加えての作業が必要となりますゆえに。 しかもその車両の内装の状況・状態・環境などによっても。。)

これら作業上、内装パーツなどへのある程度のキズ、及びそれ以上の損傷など(変形や割れ等)の可能性も含みである事は、予め許容されてのご作業を願います。

養生作業が済みましたら~

今度こそいよいよ、各内装や内張りなどピンで留まっている箇所は「内装はがし」で、(外すときは ”テコの原理” を利用してパキパキッと)

もちろんネジ部分はドライバーを使っていっての作業となるわけなんですが、(ちなみに、そういった工具をパネルなどへ差し込まれる際には、パネルを手の力でスライドさせるなどし、極力隙間を作った状態での挿入が望ましいと言えるでしょう。 /これも工具キズ軽減策のひとつ)

ただ車種によっては意外と堅く留まっている場合も多く、(特に新車とか、また今まで一度もパネルを取り外した事のないクルマなんかも)

と、そんな時には、、、 一応念のため、今一度「カーオーディオ車種別取付図」でネジやピンなどの位置を再確認されておき、(隠れネジには要注意)

やはりどう見てもその箇所はピンでしか留まっていないと確信出来るならば~ そこは今まで以上に勢いよく思い切って引っこ抜く感じで一気に。(但し、勢いよく外れた反動での打撲とか部品・工具などとの接触など、ケガには要注意のほどを!)

なお、パネルなどの内装の取り外しには ”順番” もありますので、その辺りにも抜かりはないか再確認のほどを。(順番が間違っていると外れませんし、そもそも内装が壊れてしまう可能性も。。)

※ とにかく力を入れる前には再確認に再確認を重ね十分ご注意を。

なおこれら内張りはがしの作業上では、ここでも極力の内装保護などの観点から、内張りはがしなどの工具は出来るだけ必要最小限で使われる事にもご留意願います。(これらも一応テクニックのひとつかと。。)

手指が入るところは手指を使おう

もし指が入りそうな隙間があれば (隙間が出来れば)、また指や手などでつまんで引っ張れそうなポイントがあれば~ そこは、あるいはそこまでは無理して工具は使用せず、適所内装に傷の付かないやわらかい手などを使っての取り外し作業も。(但し、内装やパネルなどの角や端は比較的鋭利になっている事も多く、それら手などを使っての作業をされる場合には、指を切るなどのケガはされませんよう細心の注意を払ってのご作業を願います)

オーディオを取り外すための内装やパネル等全て外れましたら~

オーディオが取り外せる状態

オーディオはむき出し状態となり、あと残すところはオーディオを固定しているネジの取り外し作業 & オーディオの取り外し作業 と。

オーディオの取り付けステーのネジ取り外し

オーディオを固定しているネジ(取り付け金具のステーのネジ)を取り外せば~

ここはオーディオを軽く手前へ引っ張るだけで、あまり力入れることもなくすんなり本体が抜けてくれるでしょう。

但し! この時~ オーディオの裏側にはまだ各種配線が接続されており、それら配線も一緒に引っ張り付いて出て来ていますので、途中引っ掛かりがあるからと言ってもそこは無理に引っ張ったりすることはないようにご注意願います。

オーディオ裏のコネクター類

で、その裏側の各種配線は ↑こんな感じ。

配線類は束ねられ数個のコネクターで接続されており、またコネクターの上部中央には「抜け防止」のポッチがあり、そこでロックされた状態で接続されているのが一般的かと。

もちろんこのコネクターはオーディオを取り外すためには全て取り外さないといけませんので、その「抜け防止」のポッチを押しながら引っこ抜く感じで。

※ ちなみにこのコネクター。これもけっこうガチガチに堅いです。ちょっとコツを掴めば意外とすんなりなんですが、そうですね・・・

このポッチを細マイナスドライバーで上から押し、そのまま外側へコジって 同時にコネクターも手を添え揺さぶり抜くような感じにすれば比較的簡単に外れてくれるかと。(ただオーディオ裏とコネクターにはややキズが入ってしまいますが)

但しこの時、やはりこれらコネクターも家電製品の電源プラグと同じように、配線の部分は決して引っ張らぬように、引っ張るのはコネクターの部分のみを!

尚このオーディオを取り外す・取り出す場面では、特に裏側の配線を外す時などに~ オーディオに付いている金具などが内装パネルなどに接触し傷が付いてしまう事が非常に多いので、またそれら作業中のオーディオ本体も思いの他重かったり不安定だったりもしますので~

ダンボールなどでの養生例

↑ こんな感じに オーディオの取りだし口下部にはダンボール、その他にはテープや厚紙などで養生するなどしての作業が望ましいと言えるでしょう。

※ このダンボールは、その上にちょこっとオーディオを置いて作業するために。。。 こうやるとけっこう作業しやすいですよ ^^ ただ下部には十分な土台なるモノがないため、作業中の本体落下などにはご注意を。

オーディオは取れましたか? 外れましたか?

とまあこんな感じで、カーオーディオやパネル等の取り外し作業編。 お疲れ様でした ^^

///// 関連動画 /////
カーナビ取り付け講座①。取り付けに必要なもの~初期のパネルやオーディオ取り外しまで。


また以上、各ご参考までに。

 

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 車屋さんの自動車情報Blog , 2009 All Rights Reserved.