再生バッテリー・リサイクルバッテリーはどう? 車屋から見るレビュー
エコブームの最近になって「再生バッテリー」という物が多く流通しているようです。
この再生バッテリーは価格が非常に低価格で、性能は新品並・・・ という事で、少しずつではありますが確実に需要は上がっているようです。
価格面で非常に魅力的なので、私のお店でも3~4年前くらいから再生バッテリーを導入しておりますが、(但しまだ今のところはデモンストレーション?テストを兼ね、プレゼント用としてですが・・・)
今の所、特に不具合を感じた事もありませんし、極度に劣化が早い・・・ といった事もないようです。
そもそも再生バッテリーとは?
主にバッテリー劣化の原因となる電極を修復し(サルフェーションとか何とか・・・)、バッテリー本来の寿命を復活させた物だそうです。
ただし! 再生バッテリーでは内容液に手を加えるなど場合も多いので、そのバッテリーの新品時の製品能力がそっくりそのまま受け継がれているかどうか・・・ まではちょっと謎ですが・・・ (^v^A
つまり、元々はハイパワーを売り文句にしているグレード(商品の外観)だからと言って、その根拠となるハイパワーのまま再生されるのかどうかについては、ちょっと疑問に思う所。 またその辺りの正確性までは分かりません。
※ 近年では充電制御向けのバッテリーも多く普及し始めておりますが、それら対応の可否についてもこれらと同じことが言えるでしょう。
ちなみに価格帯についてはけっこうバラバラです。
再生バッテリーは意外と以前から存在するものなので(ここ最近のブーム? 以前からも)、探してみると~ 軽自動車クラスで一個あたり1,000円以下・・というお店もあるようです。(ただここまで安いモノになると基本業者向けで ばら売りにまでは対応してくれないかと思われますが。。)
参考までに。
懸念点
ところで~ なお、さすがにここまで需要が上がってくると今後はその取り扱う業者(会社生産、個人生産)も増加傾向になりつつあり、また品質などに大きな違いがある可能性も否定出来なくはなって来ようかとも思われますので、(場合によっては、いわゆる粗悪品の便乗商売が増えたりも)
今後は、その性能等の見極めが難しくはなって来るかと思われます。
またこの辺りは、もし個人ユーザー様が手を出される場合には、最寄のクルマ屋さんなどに相談するなどその選択は出来るだけ ”慎重に” がオススメかな。
今現在では、まだこれらリサイクルバッテリーなどに関する ”公的な基準” なるモノ等も存在しておらず、つまりは・・・ 言うなれば ”ただ外観をピカピカにしてごく一般的な充電器で充電した程度のモノ” でもそれが使えれば、それはそれで ”再生 (リサイクル)” を名乗る事が出来ようかとも思われ、その辺りは特に ある程度予めのご留意は必要かと。
以上、クルマ屋さん一個人の意見として追っての参考までに。