エンジンのかかり具合では、中古車の状態を判断し難い?エンジンのかかりが悪い
中古車を購入するのに、中古車展示場で、、
「エンジンのかかり具合」で、その中古車の程度を判断する方も多いようですが、(エンジンが直ぐにかかったので調子が良い・・・ エンジンがなかなか掛からなかったので調子が悪そう・・・ みたいな)
これって、本当に ”程度” の良い悪いの判断になるのでしょうか?
的確な判断とは言えません
この判断方法は決して間違ってはいないのですが、完全に的確な判断方法でもありません。
何故なら、
展示車という特徴柄、長時間エンジンをかけていない状態である中古車も多いです。
なので長時間エンジンをかけていない中古車だった場合には、通常の車に比べ多少エンジン始動まで時間がかかる事も考えられます。
よくエンジンをかけている車は、常にエンジン付近まで燃料が来ていて? 始動性良いですが、長時間エンジンをかけないままでいると・・・ ガソリンが完全にタンクまで戻るからか? 始動性がやや鈍くなる傾向は見られます。 (一軒家などで、ガスの大元栓を閉めて数日間留守にした場合、数日後再度ガスコンロなどを使おうとした場合・・・ なかなかガスが回って来ず なかなか点火しないのと同じ現象かも?)
それと、やはり展示車という特徴柄、、 車両に残っている「燃料(ガソリンなど)」が非常に少ない事もあります。
ちなみに~ 燃料の残量が少なくなると、エンジンの始動にけっこう時間がかかる車種も意外と多いです。(特にホンダ車は、燃料が少ないと本当に始動に時間がかかります)
という事は、燃料の残量が少ない展示車だとエンジンのかかり具合は全くあてにならない・・・という事。
・・・というわけで、エンジンのかかり具合で車両状態を判断するには、、
ガソリンの残量に余裕があり、(少なくとも燃料警告灯が点灯していない状態で)
日常での一発目の始動を再現するが如く、試乗した翌日以降に再始動してチェックできる環境が必要かと。(出来れば、エンジンが暖まった直後にもチェック)
エンジンのかかりが悪い = エンジンの調子が悪い
と、いきなり誤判断してしまわないように ^^
ちなみに。。 なお、それよりも、、 「エンジンのかかりが悪く気になるので、きちんと診て整備しておいて」といった購入方法の方が、逆にいくぶんスマートかもしれませんね。
以上、ご参考までに。
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