キーレスの故障診断。電池切れの確認方法・チェック方法
今日はちょっと役に立つかも・・・。
キーレスエントリーがきかなくて、故障かな？？ 電池切れかな？？？ と思った時シリーズ第一話。
赤外線タイプのチェック方法
最近の電波式キーレスエントリーでは出来ない技ですが、（イモビライザー内蔵タイプや ボタン開錠やボタン・スターターが可能なスマートキー等） ちょっと古い形の「赤外線リモコンタイプ」のキーレスには有効。（キーレスに、テレビリモコンのような赤外線信号の発信部 （送信部）が付いているのが特徴かと。。。）
手持ちの携帯電話をカメラモード（撮影モード）にして、携帯のカメラに向かってキーレスボタンをジャストナウ。（その時、送信部はカメラに向けておくこと。 また別に携帯電話でなくとも、普通のデジカメでもOK）
すると アラ不思議。
キーレスから発信された赤外線が、携帯のカメラを通してキャッチできちゃうんですね～
上記画像に写っている紫の光がいわゆる赤外線の光です。 カメラは撮影する必要ありません。 ただカメラに向かってリモコンのスイッチを押して、カメラのモニターからその送信部を見るだけの作業です。 つまり、携帯のカメラのモニターには ”赤外線” が映る！ というわけ。 つまりこれで電池が有るかどうか （キーレス本体から電波が発信されているかどうか）を判別することが可能に。。
この技を使えば、電池の無駄な交換が避けられます。
是非。
またこれらの方法は、何もキーレスのチェックだけでなく～ その他 赤外線を利用しているリモコンのチェックにも使えますので、（車内モニターのリモコンとか、その他 自宅のテレビリモコンやエアコンのリモコンとかでも・・・） 手持ちのキーレスが赤外線式でなくとも、一応豆知識として覚えておいても損はない技かと。。。
近年は、クルマに関しては赤外線リモコンは少なくなってきましたので～ しかし家屋内では依然として多く見受けられますので、（テレビリモコン、エアコンのリモコン、扇風機のリモコン等々） 昨今では日常生活にまつわる豆知識っぽくなってしまったかもしれませんが。。
電波方式（電子式タイプ）のチェック方法
最近ではこのタイプが大半かと思われます。
上記赤外線タイプではないタイプ。
ちなみにこのタイプは上記のようなデジカメ撮影ではチェックできませんが、代わりにFMラジオを使えば簡単にチェックすることが出来ます。
トヨタ車の場合にはFMラジオの周波数を７８．６～７８．５MHｚに合わせ、ラジオアンテナの出来るだけ近くでキーレスボタンをプッシュ！（もちろん音が確認できるようにある程度音量を上げておいてください）
もしキーレスから正常に電波が出ていれば～ ラジオの音声に雑音が混ざったり、一瞬音量が下がったような いわゆる電波干渉が起きるはずです。
つまり、こちらはこれで電波が出ているかどうかのチェックが可能というわけ ＾＾
機会ございましたら是非お試しを。
但し、自動車メーカーや車種、それから仕様などによって別の周波数が使われていることもございますので、（８３．７MHｚや、FMラジオでは通常使わない周波数帯という場合も） そういった場合には７８．２MHｚ周波数帯では確認できません。 別の周波数などでお試しください。（もちろんFMラジオの周波数域を超えるものはこの手では測定できませんので、その辺りは予めご留意願います）
またFM電波は使わず、他の電波を使用しているケースなどもあり、、 そういった場合にはこの手は使えません。
予めご注意を。
いかがでしょうか？ 以上各ご参考までに m(_ _)m
チェックの注意点
なお、もしこれらの方法で出力電波をキャッチできなくとも、必ずしも電池が原因ではなく、キーレス本体の機器故障の可能性もございますことは予め。
また電池残量の関係で、出力信号が弱いだけかどうかまで見分ける事も難しいです。（赤外線なら光が弱くなりますが、電波式はちょっとなかなか・・）
いずれにしても簡易的なチェックまでに。
※ キーレス本体から出力が出ているかどうかの判断材料としてのご参考までに。