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競合させる会社関係について

 
2018/09/19
 

少しでも安く~ と、そう考えた場合、ある程度のディーラー同士でのバッティング(競合)は誰もが考える事。 競合する事によって値引き交渉にも加速が付きやすく、値引き交渉の基本中基本術とも。 ていうかそもそもお客様には競合する権利がありますので。。

ところで! そんな価格競合させる上で、知ってか知らずか? あまり効果的ではないと思われる行動をなさっている方も多く、今回その辺りについてちょっと突っ込んだお話を。

競合相手のチョイスが根本的に間違っている

もし皆様が価格競合させる時、同じ会社同士での競合をわざわざ行ったりはしませんよね。

しかし意外と多くの人が~ 知ってか知らずか同じ会社同士でバッティングさせており、値引き交渉の進みがイマイチと悩まれているように感じます。

例えば、、 トヨタや日産などのメーカー系新車ディーラー。 まあ同じ看板をかかげる販売チャンネル同士ではさすがに少ないですが、

販売チャンネルとは ///
トヨタだとネッツやカローラなど、取扱い車種や分野を区分したりするための販売ブランドのようなもの。 なお近年では、過去かなり昔のように 完全に取扱い車種が分けられておらず、複数のチャンネルで同じ車種を購入することも出来る。(一部車種はまだまだ完全区分されている事も)

異なる販売チャンネルで競合させているとき、実は大元の会社が同じだった、、 なんてオチ。

確かに、販売チャンネルが異なると~ 一般的に経営元の会社が違ってきます。

例えばトヨタカローラとネッツとでは、基本的に大元の経営会社が異なることがほとんど。 名刺を見れば一目瞭然。 トヨタカローラ○○株式会社、ネッツトヨタ△△株式会社など~ 経営している会社名が全く異なっていますので。

ちなみに、こういった会社名で異なる地名でも会社が異なる事も。

例えば山口トヨタと広島トヨタ。 トヨタという販売チャンネルは同じでも~ 微妙に地域名称が異なっています。 この場合も双方の会社は○○トヨタ自動車株式会社 △△トヨタ自動車株式会社と言った具合に、全く異なる会社が経営しております。

※ なお一応補足までに。。 こういったメーカー系ディーラーは、トヨタとか日産とか自動車メーカーの名称は入っておりますが、実際にはその自動車メーカーが直販直営しているわけではありません。 マツダなど一部直営店も御座いますが、ほとんどの場合、地方地域のローカル企業が販売権を得て、いわゆる代理店のような形で販売されている形態が一般的とお考え下さい。(自動車メーカーが直接販売しているものだと勘違いされている人はけっこう多いようです)

しかしやや地方の方へ行くと~ チャンネルや会社名が異なっていても、、 それよりももっと深い ”経営者” が同じであり、実質的に同じ会社であることも多いです。

この辺りにも十分お気をつけて。

販売チャンネルの枠を超えていない?

先述の販売チャンネルでは、一般的に取扱い車種が決まっています。(販売権利によるもの)

しかし買おうと思えば、その販売チャンネルでは取扱いしていない車種をそのディーラーで購入することも可能です。

ただこの場合、取扱い(販売権利)のあるチャンネルから その取扱いのないチャンネルへ対し ”業販” という経路をたどることになりますので、ワンクッション業販利益が噛んでしまい 当然その分最終値引き限度額に影響してきますので、こういった取扱い車種についても十分ご留意などのほどを。

なお、同じ販売チャンネルでも、取扱い車種が異なることも御座います。 例えば有名処では ”スズキアリーナ”。 スズキ直下(資本関係によるもの) のアリーナでは軽自動車の取扱いが御座いますが、しかしそれ以外のアリーナでは軽自動車は正規取扱い車種ではないため、実際販売にあたってはスズキディーラー販売店からの業販仕入れとなり、その分値引き限界枠が少なくなっていると。(直下でないアリーナの店頭でも軽自動車が並んでいる事が多く勘違いしやすいですが)

※ ちなみにこれら見分ける方法は、名刺などで経営元の会社を見れば一目瞭然です。 スズキ直下のディーラーには社名に ”スズキ” という商標?が入るが、(スズキ自販○○等) それ以外のディーラーではローカルなクルマ屋さんや整備工場などの社名になっており、その辺りで見分けは付くでしょう。

サブ代理店も把握しておこう

メーカー系新車ディーラーには、メーカー直下の代理店以外に~ サブ代理店と呼ばれる販売網もあります。

もちろん正規ディーラーです。

が、これらサブ代理店(サブディーラー)は メーカー直下の代理店(メインディーラー)経由で仕入れが行われるゆえ、メーカー直下の代理店(メインディーラー)に比べると 決定的に値引き限界枠が少ないのが玉にキズ。(ただ表向きにはサブもメインも値引き上限が制限されていますので、普通の状態では大きな格差は出てこないでしょう)

但し! そうと言っても、こういったサブ代理店はローカルな中古車屋さんや整備工場などが兼経営している事が多く、もちろんメインディーラーのように細かい制限を受けないことも多く、(制限はあるが、そこまで監視され難いので 事実上無視しているお店も多い) 稀にメインディーラーを凌駕するいい条件を持ち出してくることも多いので、(メインディーラーは値引き制限を守っているが、サブディーラーはそれを無視して無理している状態)

ちなみにメインとサブとでは決定的に ”販売諸費用” の体系が異なる事も多いので、その辺りで価格差が開くことも。

一応ディーラーの競合には~ こういったサブ代理店も候補のひとつとして入れておく事はオススメしておきますね ^^

ちなみにこういったサブディーラは、各メーカーや業界内でも色々と区分され 特に大きなショールームを持つお店とかだとその表向きから判断することが難しいことも多いですが、いずれにしてもメインディーラーとは決定的に経営会社が異なるため、(株式会社など会社名にメーカー名(スズキやダイハツとか)が入らない、ローカルな自動車販売店や整備工場などとなっている場合が基本) その辺り異なる会社間での競合として活動すれば 必然的にこういった競合となっている事も多いでしょう。

中古車市場

中古車市場においても~ いつの間にか同じ会社同士での競合となっていることが多いです。

かなり大手になると各店舗にブランド名称が付与されている事も多く、その辺りで見分けが付く事もありますが、(ビッグモーターさんとかフレックスさんとか。 ちなみにそこまで大手でなくとも、経営戦略的に店舗名を統一している事もあるでしょう)

しかし中堅クラス以下の中古車屋さんは店舗毎に店舗名が異なる事も多く、、(ちなみに店舗名は会社名ではなく屋号ですし、また看板にわざわざ社名を入れる事も少ないでしょう)

例えば、、 ある店舗は ”オートショップ○○” 、ある店舗では ”カーランド○○” みたいな感じ。

こういった場合も店舗名でなく、そもそもの経営元(経営会社)でのご判断を。

 

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