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車検見積もりが高い!? そう思ったら、、

 
2018/09/28
 

気軽に車検へ出してみたものの、、修理箇所が多すぎて、担当者から伝えられた驚愕で高額な車検見積もりに一瞬声が止まった記憶がある方も多いのでは?

しかしちょっと待って下さい!

その見積り、本気で親身になった見積りでしょうか!? 真実の見積りでしょうか!?

実は—

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新しい車へ乗り換えさせようとしている策略・作戦かもしれません

ひょっとしたら、

車を買い替えさせようと、故意に高くなるよう見積りしているものかもしれません。(本音・本当・真実はもっともっと安く出来る(安い)のだが、買い替えさせのためのステージ作りをするため あえてそうしない

車検見積もりが高いと~ どうせそこまで費用を出すなら、新しい車に買い替えた方がお得! というお客様心理があり、また販売営業マンの格好の営業パターンでもあるため。

ちなみに自動車業界の営業部門では、車検獲得が一番力を入れるべき最重要アフターフォロー・イベントとされており、(車販目標につぎ入庫目標も厳格に決められ、徹底的な車検入庫指導・管理が行われている会社は非常に多いです)

何故なら、確実にお客様とコンタクトできるタイミングであるのはもちろんのこと、(車検は誰もが絶対に避けては通れない道。 いつもは電話で軽くあしらわれても、車検となるとじっくり話が出来ることも多いです)

自動車維持にとって一番の出費到来のタイミングでもあるため、買い替え促進にうってつけのネタになりやすいですからね。。(どうせ車検代を出されるのであれば、これを機に乗り換えてはいかが? 今のまま乗り続けても次また車検に修理代がかさむかもしれませんよ! 新しい車だとしばらく故障や修理代もおさえられますし、今より燃費の良い車にすることだって可能ですし、、 みたいな。 実際営業マンにとっては車検売上げや入庫なんて二の次。 買い替えに期待胸をふくらませての対応が顔に出ていないか抑えるのに必死なくらいですから)

走行距離が多い、年式が古くなってきた、(買い替えの時期が近い) タイミングベルトの交換時期だ、(工賃が高額なので、買い替えの口実にされやすいネタ) ついでに修理も頼んでいる、車検の窓口担当は営業マンだ、、 と、これら思い当たる節がある方は、ちょっと要注意かも。

営業マンは車を売ってなんぼ。

こうやって販売促進の条件を強引にも作る営業マンって、意外と多い ですし。。

しかもこのパターン、大手やディーラー等問わず 意外とやる営業マン多いです。

近似する例を出してみるなら、事故修理で入庫してきた車を、とにかく買い替えさせるために ものすごい修理代に見積り仕立てするというのもありますね。。 特に板金塗装なんてそうそう相場が分かるものではありませんから、(内面的な修理も含め) なおさらやりやすい(やられやすい)典型的近似例とも。

え? でもそんな事って出来るの? そんな見積りって簡単にできるものなの?

修理箇所が多い、もしくは多くなりそうな(多くできそうな)クルマになれば~ こういった条件あれば、車検見積もりを高くするなんてそんなに難しい事ではありません。

①いつもは値引きしているものでも、値引きしないで定価で強引に。

修理工賃や部品代なんて非常に分かり難いですから。

②中古品(リビルトやリサイクル品含む)で代用できるものでも~ あえて故意に新品で見積り。

しかも新品でも、いつも使っている低価格な互換品ではなく 故意に非常に割高な純正品で見積りすればなお効果的。

例: 中古品で安く直せば2-3万で直るガラス修理だって、ちょっと手を加えれば20万円の見積りにもなりますし。 (実例より)

③ついでの余剰追加修理も積極的に取り入れる。

修理作業で取り外しをする過程などで、修理ついでにここも交換しといた方がいいんでない?と、普通は高くなるし明らかに悪くないしすすめない消耗部品でも、ここぞとばかりにアオルように見積りに取り入れる。 ちなみに消耗品はいずれも少なくとも経年劣化しておりますので、強引に交換時期と言ってもウソにもならないですし。。 むしろついでの修理で安くなるから~ と、わざとらしく親切を演出することだって可能だったりも。。

④いつもなら交換をすすめないレベルでも、故意に交換候補へ入れてしまう。

目に見えて悪くなくとも早めの交換や危険レベルまで、、 交換レベルに基準はありませんから、ちょっとでもコレは?というものがあれば、ドシドシ見積りに採用。 大きなものだとタイヤやバッテリー、小さいところで分かり難いものはオイル類とかベルト類とか。。 また専門的すぎる部品なんてお客様は分かりませんから、そういうものも積極的に。

⑤入庫時に頼まれている修理箇所があれば、全体的なボリュームをかさまし出来る格好のネタにも。

見積りって、色々とかさばれば意外と高くなっていくもの。 家電製品で色々とオプションを入れてみたら~ 出て来た見積りにビックリ! みたいな。 修理ネタは多いほどこういった心理を狙いやすくなりますので、その依頼修理だって有効活用されてしまうことも。

⑥過剰な提案営業だって。

車検とはまったく関係のない~ エアコンフィルターとかエアコンリフレッシュ、ガソリンタンクの水抜きとか、、 見積りが高くなるならなんでも積極的に取り入れてくるでしょう。

提案営業とは? ○○のついでに▲▲はいかがですか? みたいな。 ガソリンを給油しに行ったらオイル交換やコーティング洗車をすすめられた、、 みたいな、その機会に ”ついでに” 出来る、出来そうなことを積極的に提案してくる営業手法。 基本的には売上げ増大を目的として行われる。

 

考えようによっては、営業マンのほぼ思い通りに青天井に操作できるとも。

ちなみに車検はサービスマンにとっての一番の稼ぎ頭。(整備士が車検入庫の促進電話やフォローをしてくるのはこのため) なのでこう考えてみると、(買い替えになるような高い見積り) 実際に見積りを出す整備士側にとっては旨味がないのでは? あまり乗り気でないのでは? と、そう思われるかもしれませんが、、

しかしサービスマンもけっこう乗り気だったりします。

だってもし買い替えさせ作戦がすべって車検入庫となった場合、その高い見積りが事実上通ったと考えられ~ 一粒で2度・3度おいしい車検が出来ますからね ^^ (なお最近は、売上士気向上を目的に サービスマンも売上高によってお給料が跳ね上がる一部マージン給を取り入れている整備工場も増えてきており、そんな工場ではことさらに協力的でしょう)

なおここに挙げた例は、それでもなお良心的な例です。 悪知恵の働くスタッフの場合には、、 その場限りの高レート工賃で見積りしてみたり、交換時期からとてもかけ離れたものまで強引に見積りに入れてくるような ”詐欺まがい” のような手を使ってくる場合も。(工賃レートに定価はなくある程度柔軟に変動出来るようになっていますし、交換時期も人によって大きく見解差があるなどしますので、、 まああえて詐欺とは言いませんが、しかしそれでも度を超えた悪質な手であるという事には違いはないでしょう)


しかし裏のない可能性もあるので、、 見積りの真意を見定める方法等

とは言えども、もちろん全てが全てこの裏事情まんまとは限りません。

全くの裏なく(下心なく)高額な見積りになってしまう可能性だって否定できません。 またそんな下心なんて毛頭も考えていない営業マンだって沢山いらっしゃいます。 なので–

その高い見積りが本音か? それとも買い替え検討させるためのエサか?(故意に高額に演出している見積り)

ある程度見極めるためのチェックポイントも紹介しておきましょう。

なおもちろんここに紹介するチェックポイントは、あくまで可能性を探る程度のものでしかありません。 ここに当てはまらなくとも演出した見積りであったり、逆に当てはまったとしても全くそんな見積りではない可能性だって十分御座いますので、そこら辺りは重々承知の上で各ご参考を願います。

①やたらと代替・買い替えの話が出てくる。もしくはそれとなしに遠回しに話をしてくる。

エサを撒いたなら、必ず針を垂らしてくるはずです。 わざわざ時間をかけて綿密な裏工作をやっているわけですから、その成果を出すための働きかけは必ず出してくるはず。。

②見積りを安く出来るような提案や努力が見られない。

高い車検見積もりだと~ 必ずお客様は引きます。 なのでもしその見積りが本音であるならば、、 色々な意味で少しでもお客様に怪しまれないようにと中古部品を使ったり まだ許容範囲だと思われる部品交換を見送ってみたりの、、出来るだけ安くなるような提案や努力くらいあってもいいはずです。

③車検の担当窓口が車販営業マンだ。

まずサービスマンが窓口となる場合、こういった裏技?は使ってくることはありえません。 営業マン独特の思考ゆえの戦略ですから。。

④タイミングベルトの交換時期だ。

タイミングベルト交換は一番費用を盛り立てやすい要素。 このタイミングに合わせて(このタイミングも利用し)盛り上げてくる営業マンも少なくないはずです。 ただ近年ではタイミングベルト方式の車はめっきり少なくなってきましたので、まあ一応予備的な要素としてまでに。

⑤最近、もしくは車検入庫時、こちらからそれとなく買い替えの雑話をした覚えがある。

これは営業マンに超高級栄養ドリンクを送っているようなもの。 お客様側から直々に買い替えの話(ネタ)が出たからには~ 正に鉄は熱いうちに打て! 車検なんか受けさせたら営業マンの恥!! 名折れ!!! と言わんばかりに、やる気まんまんに臨戦態勢整え鼻息荒くなるのを必至にこらえているはずです。 営業マンは、少しでも付け入る隙があれば たちまちそこを攻略にかかってくるエキスパートです。 ちょっとした話のはずみだったとしても、営業マンにしてみれば これとないワンチャンスな耳よりマル秘情報。 ご注意を。

⑥買い替え(代替)時期だ。もしくはそんな時期と思われる。

走行距離が10万キロ近い、車齢も10年を超えてきた、、 と、そろそろ買い替えを考えだす時期は、営業マンも買い替えさせたくてウズウズしだす時期。 いわゆる期は熟した! みたいな。

⑦車検ついでに、やや事が大きそうな修理も依頼している。

最近エンジンの調子が、、 とか、ミッションの調子が、、 とか、けっこうな重要部品に関する修理、もしくは点検打診も頼んでいる場合なんかも要注意。 大きな修繕箇所は事を荒立てるのにとても好都合。 ほんの小さな現実でも 震撼ネタに早変わり。

 

—と、おおよそこんな感じかな。

じゃあそんな高い? 怪しい! と、考えられる見積りを目の前にした場合の対策は?

ちなみにそんな ”(それでも)この見積り高すぎー” ”買い替えの話が出た!これは怪しい!!” とか思った時に、やっておきたい対策は?

とにかく他店、しかも上記例のような車検顧客を積極的に対応しているようなお店でも実際に車検見積もりしてもらうことがベストかな。(いわゆる比較見積り。 なお近年では、車検見積もりは無料が基本だと考えられますので、預けた愛車を一旦引上げ、他店で比較見積り・仕切り直しをしても~ まず問題はないでしょう。 むしろその辺りお客様の自由を奪うようなことはお店には出来ませんし。。)

その車検費用の真意が丸裸になるだけでなく、(真実が把握できる)

そもそもその他店が車検に対し積極的であれば、やはりある程度の出費が必要だとしても~ かなり優遇的な提案を得られる可能性もあり、(必要な修繕もいかに安く済ませられるか?色々と提案してくれる可能性も。 だってそういった車検店は車検入庫をかなり積極的に欲しておりますので、入庫に繋がる努力は半端なく惜しまないのが一般的と言えるでしょう。 つまり より割安で車検クリアすることが出来るお店にめぐりあえるかもしれませんし。。)

これぞ一石二鳥とも。 ぜひぜひ。

車検も出費ですけど、やはり買い替えとなればもっと出費。

少しでも車検に悩まれる方の手助けになれば幸いです。

 

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