オークション用語集(会場、セリ用語編)
車屋さんなど事業者、かつ登録会員を対象に運営されているカーオークション。(車屋さんがよくいう仕入れ先とかのオークションの事。ヤフオクとかではありません)
もちろんこういったオークション会場などでは専門用語・業界用語もよく使われており、
ちなみに今回はそんな専門用語をちょっと特集してみました。
業界人以外で、こんな情報欲している人っているのかな。。 まあ話のネタまでに。
※ 但し、システムを熟知されていないと分からないような あまりにも専門過ぎる用語は割愛させて頂いております。 知らない人にとってはワケ分からないので。。
用語一覧
- ⇒ オークション票の記号編
- ⇒ オークション会場等、セリの中での専門用語編
- ⇒ オークション評価点編
オークション会場等、競りの中での専門用語
オークション会場、また関する一連のお取引きでは、かなりの専門用語や業界用語が使われています。
業界人がよく口にする言葉、取引きや競り参加においての用語等々、、 お役に立てる部分あればいいかな。
① レーン
競りは一般的に、数台ずつ、複数に振り分けられ同時進行するのですが、(常時2台とか4台とか複数同時に進行していく) その振り分けられる際の出品される専属コースのようなもの。 Aレーン、Cレーンとか、こんな感じで使われることが多いでしょう。。
② コーナー
特定の条件範囲に限定し、そのグループに属すクルマをひとまとめにしたもの。(どのグループへ入れるかは出品店が決める) ワンオーナーコーナー、ロープライスコーナー等。
③ スタート
競りがリアルタイムで始まるコール。
④ ポス
POS。 競りで使用される専用のボタン。 競り中に押すと自店応札が入り、ワンプッシュ毎にどんどん応札額が上がっていく。(ちょっとニュアンスが違うかな、、 正確には、売り切りが点いた後ワンプッシュ毎に応札額が上がる感じ)
⑤ 応札
POSを押し、参加すること。
⑥ 売り切り
これが宣言されると、その後は最高額まで応札したお店が落札することが出来る。 ちなみにこの売り切りにならないと、いくら競りのボタンを押しても落札することは出来ません。 なおこの売り切りは出品店が予め決めておいた額まで応札が入った場合、調整室で個別に操作した場合に宣言されるようになる。
⑦ 調整室
出品店が、実際の競り状況を見ながら 出品時に予め設定しておいたものを微調整するところ。 参加者の食い付きによって売り切りを早めたり、再競りを設定したりも出来ます。
⑧ 再競り
スタート価格が見直され、もう一度競り(スタート)がやり直されること。 これも出品店が調整出来、一般的に、当初の希望する価格より低めで見切りを付けようとする場合に行われるが、特定の参加者をあぶり出し釣る目的で行われることもある。
⑨ 権利
売り切り宣言後、現在最高額で応札しており、そのまま誰も追ってこなければ落札出来る権利を保有している状態のこと。
⑩ 流れ
誰からも応札が無かったり、希望する売り切り額まで応札が上がらなかった場合に 誰にも落札されずに競りが終了すること。
⑪ ノーコール
出品車両に対し、誰からも応札してもらえないこと。 競り用語というより業界人の使う用語といったところ。
⑫ 下見
オークションでは当日まで保管駐車場に出品予定車(現車)が並んでおり、その出品予定車を、実際に出品され競りが行われる前までにチェックしておくこと。 エンジンをかけたりかなり細部にわたってチェック出来ます。
なお、こういったオークションは原則 ”現車オークション” となっており、(オークネット等TV専用オークションは除く) 現物をチェックしそれに対し応札するというのが基本原則。(なのでクレーム規定も現車チェックを前提に規定されている)
近年ではインターネットを使って遠隔地の事業所から参加できるオークションも増えているが、しかしそれら全てはあくまで臨時・応急的なもの。本来の形ではない ”妥協取引き” であることは予め。(参加したいが、遠いので行くことが難しく、、 現車チェック出来ないリスクを承知の上でネットから参加する みたいな)
とまあこれも主な所だとこんな感じかな。
但し、これらもあくまで一例や一見解にしか過ぎず、(一応平均的なものにはしておりますが) オークション会場や検査員スタッフ、地域などによっては異なる場合があったり、また全く異なる用語が使われることも御座いますので、その辺りは予め十分お含みおきの上でこれらご参考を願います。